フジケンが職住一体型の賃貸住宅シリーズ「ROOOJI」リリース

3月8日、3月10日に完成内覧会を開催

トグルホールディングス株式会社

2025年2月28日 10時00分

不動産開発のデジタルインフラ事業を手掛けるトグルホールディングス株式会社（東京都港区、代表取締役伊藤嘉盛）のグループ会社であるフジケン株式会社（東京都港区、代表取締役山﨑聡史、以下「フジケン」）は、変形敷地を活用した職住一体型の賃貸住宅シリーズ「ROOOJI」を発表します。また、その第一弾としての「ROOOJI大森中」の完成内覧会を3月8日・10日に開催します。

■コンセプト

やってみたいを実現する、路地からはじめる「商い」や「創作」のある暮らし

敷地形状を活かした設計

「ROOOJI」（読み：ろーじ）は変形敷地や路地空間の魅力を活かした賃貸住宅であり、住まいの一部を、小さなショップ、アトリエ、スモールオフィスとして活用可能な空間を持った、多様化するライフスタイルに応えたフジケン株式会社による新たな賃貸住宅シリーズです。

一般的には活用が難しいとされる旗竿地などの変形敷地の「奥行き」や「隙間」などの空間的特徴を活かしながら、路地を含めた周辺の地域と緩やかにつながった住まいを実現していきます。また、住まいの一部をショップ・アトリエ・オフィスなど、まちに対して少しだけひらいた場として活用することに適したプランニング（間取り）が特徴であり、地域の中に小さな生業が垣間見える風景をつくっていくことで、地域の価値や文化を醸成するきっかけとなることを目指していきます。

■ROOOJI大森中について

シリーズ第一弾となる「ROOOJI大森中」は、大田区大森中の路地裏にある旗竿状のＬ字型の敷地の活用プロジェクトです。木造３階建、長屋形式の全５住戸からなる賃貸住宅です。

路地と建物をつなぐシンボリックな屋外階段から直接アクセスする「チューブ」とよばれるショップ・アトリエ・オフィスの利用を想定したスペースと、奥にあるプライベートな空間である住居スペースで構成されています。二つの空間が明快に分かれていることで、ON・OFFの切り替えがしやすく、職住一体の暮らしを無理なく始めることができるプランになっています。

チューブは入居者がカスタマイズ・内装改変が可能な空間となっています。床や壁の仕上げなど、改変可能な範囲を限定することで、貸主としても安心してカスタマイズを推奨することができるようになっています。トイレが、チューブ側から直接使えるようになっているなど、職住一体型の暮らしをしやすくするための工夫が凝らされています。

ROOOJI大森中が位置する東京都大田区の大森・蒲田エリアは町工場と商店街が混在したユニークなエリアです。建物の外観は、そうしたまちの風景をサンプリングしたような、工場や路地裏の住宅が持つ特徴的なエレメントを想起させるデザインが特徴です。また、物件の顔となるサイン（館銘板）のデザインは地域のクリエイターと行っています。

建築設計及びクリエイティブディレクションは「つながりを育む、まちをつくる」をビジョンに掲げ、全国の不動産会社と場所づくり、空き家再生、まちづくりを行ってきたNPO法人CHAr一級建築士事務所（代表理事・連勇太朗）と、多様な建築家やアーティストとコラボレーション実績があるGANEMAR（代表・小金丸信光)の若手チームが担っています。