【50か国の外国人調査】日本の教育の強みは「規律」、課題の5割は「生徒の自信・発信力」

~日本の中高向けグローバル体感プログラムに参加した日本留学経験者161名が見た、中高生のポテンシャル~

株式会社トモノカイ

全国の中学校・高校向けの外国人留学生とのグローバル体感プログラム「Power in Me」を提供する株式会社トモノカイ(本社:東京都新宿区、代表取締役:徳岡臣紀 以下:トモノカイ)は、「Power in Me」に参加した経験のある日本在住の外国人(現役留学生および卒業生)を対象に、同プログラムを通じて感じた日本の学校教育の特徴や、母国の教育との違いについてのアンケート調査を実施しました。

アンケート対象者の多くは、日本の教育や文化に強い関心を持ち来日し、日本の大学・大学院で勉強や研究に励む外国人留学生です。彼らの客観的な視点を通じて、規律や人格形成を重んじる日本の学校独自の強みや、発信力などの伸びしろが明らかになりました。

■調査概要

  • 調査期間: 2026年3月16日~3月22日 

  • 調査対象: 日本の教育機関に留学経験を持ち、「Power in Me(グローバル体感プログラム)」に参加経験のある日本在住の外国人 

  • 有効回答数: 161名 

  • 調査方法: 自由記述回答に対する内容分析法(Content Analysis)

<調査対象者の属性> 

  • 出身国: 全50か国(アジア22か国/アフリカ13か国/ヨーロッパ7か国/北アメリカ3か国/南アメリカ3か国/オセアニア2か国)

  • 日本国内の留学先・出身校: 大学、大学院
    ※詳細は別紙参照

■調査詳細

1) 日本の学校教育の評価:約3割が「協調性や非認知能力」「学習環境」を高く評価

「Power in Me」参加を通じて感じた日本の学校の特徴と課題について聞いたところ、多くが「学校施設・環境の充実や安全性(30.4%)」「規律・道徳教育・マナー(29.8%)」が特徴と回答。日本の学校の学習環境、および集団的規律が高く評価されました。

一方で、「英語・外国語教育における実践力の不足(28.0%)」および「創造性や個性の尊重・柔軟性の不足(11.8%)」が課題として指摘され、実践的なスキルの習得や、固定観念にとらわれないマインドの育成に対する伸びしろがあるとの意見が寄せられました。

  • 【ポジティブ】学校施設・環境の充実・安全性:30.4%

  • 【ポジティブ】規律・道徳教育・マナー:29.8%

  • 【ポジティブ】清掃や給食を通じた自立・チームワーク:21.1%

  • 【課題・伸びしろ】英語・外国語教育(実践力の不足):28.0%

  • 【課題・伸びしろ】創造性・個性の尊重・柔軟性の不足:11.8%

※回答一部抜粋:

  • 日本の教育は規律や協調性を重んじており、強い連帯感と協力の精神を感じる。一方で「正解」を重視しすぎるあまり、生徒が失敗を恐れてしまい、新しいアイデアを探求することが抑制されているとも感じる。自由な議論や創造性を奨励し、失敗を恐れないような環境を作ることで、生徒の自信をさらに育めると思う。(ブラジル国籍)

  • 英語教育に関しては、生徒たちが、教科書からではなく実体験から学ぶ機会が増えるとより良いと感じる。それによって、生徒たちは英語に対して自信を持つことができ、英語は決して恐れるようなものではなく、むしろ世界とつながって多様な視点に触れるためのツールであることを体感できると思う。(ネパール国籍)

  • 生徒たちが、勉学に励むだけでなく、社会における良き人間になるための方法も学んでいるという点がとても素晴らしい。(モザンビーク国籍)

2) 日本の中高生の評価:優れた「礼儀正しさ・真面目な姿勢」と「自信を持って発信する力」の伸びしろ

プログラム参加を通じて感じた日本の中高生の強みと伸びしろについて聞いたところ、「礼儀正しさや規律・マナー(38.5%)」「真面目さ・勤勉さ(19.9%)」など、人間力が高く評価されました。一方で、約半数が「自信の欠如や失敗を恐れる傾向(50.3%)」を課題として挙げており、加えて「スピーキング・コミュニケーション能力(43.5%)」「クリティカルシンキング・自己主張力(21.7%)」など、自信を持って自らの考えを発信する力や思考力には伸びしろが示されています。

  • 【強み】礼儀正しさ・規律・マナー:38.5%

  • 【強み】真面目さ・勤勉さ:19.9%

  • 【課題・伸びしろ】自信の欠如・失敗を恐れる傾向:50.3%

  • 【課題・伸びしろ】スピーキング・コミュニケーション能力:43.5%

  • 【課題・伸びしろ】クリティカルシンキング・自分の意見を持つ:21.7%

※回答一部抜粋:

  • 日本の生徒たちは、アートや一般教養、歴史など幅広い分野で高い能力を持っている。初めはシャイな生徒も多いが、次第に場に打ち解けて自信をつけていき、プログラムの終盤には目覚ましい成長を見せてくれることがよくある。(アフガニスタン国籍)

  • 日本の生徒たちは「好奇心」が長所の一つだと感じる。一方で、クラスの前でプレゼンをする際、原稿をそのまま読み上げてしまうケースも見られる。原稿に頼らず自分の言葉で話せる自信を育むことができれば、さらに良くなると思う。(イタリア国籍)

  • 日本の生徒の強みは、教育で培われたチームワークと、困難な課題にも規律正しく取り組む姿勢。一方で、自分の考えを自由に表現するスキルには成長の余地があると感じる。多くの生徒が高い潜在能力を持っている。それを活かすためにも、自立して考え自分を信じられるよう後押しすることが飛躍の鍵となるかもしれない。(イラン国籍)

3) 母国と日本の教育の違い:日本は「人間力重視」母国は「学力重視」

母国と日本の教育の違いについて聞いたところ、約4割が「母国が学力・試験重視であるのに対し、日本は規律・人格形成を重視している」と回答しました。その他、母国にはない「掃除や給食がある(23.0%)」など、部活動含め、授業以外の生活教育も日本独自の特徴として挙げられました。

  • 「日本は規律・人格形成重視」vs「母国は学力・試験重視」:41.6%

  • 「日本は掃除や給食がある」vs「母国は勉強のみ」:23.0%

  • 「日本は集団主義・受動的」vs「母国は個人の意見・能動的」:18.6%

※回答一部抜粋:

  • ブルガリアの教育は個人の主体性や責任を重んじるが、日本の教育は、将来社会に出てから周囲と協力して働けるよう、より集団行動を重視していると感じる。(ブルガリア国籍)

  • 日本の教室ではテクノロジーがより積極的に活用されている印象を受ける。また、日本の生徒たちはグループワークが得意。日本の生徒たちはSDGsへの関心が高く、社会問題について積極的に議論している点が素晴らしいと思う。(ロシア連邦国籍)

  • ガーナの教育は柔軟で型にはまらないのに対し、日本の学校は掃除や部活動などを通じて、規律やグループワーク、責任感をより重視していると感じる。(ガーナ国籍)

4) 日本に来た理由と将来的な日本滞在意向:日本に魅力を感じる一方、日本在住への壁も

日本に来た理由として、多くが「日本文化(54.0%)」や「教育・研究の質の高さ(42.2%)」を挙げています。

将来的な日本滞在意向については、過半数が「はい(64.6%)」と回答しているものの、「検討中(32.3%)」「いいえ(3.1%)」と回答した層も存在します。「ワークライフバランスの欠如」や「言語(英語)の壁」、「排他的な空気感」などがその理由として挙げられています。日本の治安や文化に魅力を感じている外国人が多い一方、日本社会や組織特有の課題が、長期的な日本滞在への障壁となっているケースも見受けられます。

<来日理由>

  • 日本文化(アニメ・伝統・食)への興味:54.0%

  • 高等教育・研究の質の高さ(奨学金含む):42.2%

  • 日本語学習への意欲:31.1%

  • 治安の良さ・生活環境:18.6%

<日本滞在意向>

  • はい:64.6%

  • 検討中:32.3%

  • いいえ:3.1%

※回答一部抜粋:

  • 日本の規律、礼儀、そして安全性にはかけがえのない価値がある。自分の子供たちをここで育てたいと思う。(エジプト国籍)

  • 日本の大学で教える中で、プロ意識の高さや勤勉さ、そして教育・研究への手厚いサポート体制から多くを学んでいる。常に「成長し続けよう」という前向きな意欲を与えてくれる。 (ベトナム国籍)

  • 日本は美しくて安全だが、外国人が活躍できるチャンスが限られている。(ナイジェリア国籍)

  • 日本の文化は、この国にずっと住みたいと考えている外国人に対して、あまり寛容ではないように感じる。(アメリカ国籍)

■ トモノカイ グローバル教育共創セクション セクション長 伊丹より

本調査から、「世界からも評価される教育の質」と、日本の生徒が誇るべき「高い協調性や勤勉さ・責任感」、一方で「失敗を恐れ、自己表現を躊躇してしまう」という課題が明らかになりました。

正解のない時代にしなやかに生きるためには、自らの可能性を信じて、一歩踏み出す主体性がこれまで以上に重要となります。日本の教育の良さをそのまま生かしながら、生徒たちが自分を理解し、自分で考え、自己表現する力・自信を育む機会を、全国の学校様とともに創出してまいります。

■ 外国人留学生とのグローバル体感プログラム「Power in Me」について

私たちは、世界125か国から集まった留学生とともに、国内にいながら多様な文化に触れ、価値観を広げる「グローバル体感プログラム」を運営しています。

本プログラムは、一部の志の高い生徒様や英語力の高い生徒様のみを対象とするのではなく、英語や海外に関心の強くない生徒様まで広く巻き込める設計が特徴です。その独自の教育アプローチと少人数制の発話機会が評価され、現在は年間約120の学校様に導入いただいています。 

公式サイト: https://global-program.com

公式note: https://note.com/tomonokai_global

■ 株式会社トモノカイ会社概要

会社名: 株式会社トモノカイ

本社所在地: 東京都新宿区四谷三丁目3-1 四谷安田ビル4階

設立: 2000年4月7日(1992年に学生任意団体として設立)

資本金: 1,710万円

代表: 代表取締役 徳岡 臣紀

従業員数: 132名(2025年8月時点)

事業内容:

学校向け教育支援事業(探究学習、放課後学習、グローバル学習支援)

家庭教師事業

塾講師求人広告事業

大学生向け求人メディア事業

会社URL: https://www.tomonokai-corp.com/

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会社概要

株式会社トモノカイ

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URL
https://www.tomonokai-corp.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区四谷3丁目3−1 四谷安田ビル4階
電話番号
03-5766-2006
代表者名
徳岡臣紀
上場
未上場
資本金
1710万円
設立
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