テレフォニカとエリクソン、5Gの力でライブエンターテインメントを刷新

ホログラフィック通信やドローンを活用した著名ピアニストのライブコンサートを世界で初めて開催

本資料は2024年2月27日に発表された報道資料の抄訳です。

バルセロナ(スペイン)のリセウ大劇場では、著名な中国人ピアニストのラン・ラン(Lang Lang)による、テクノロジー、音楽、アートを融合したユニークなホログラムライブコンサートが開催されました。5G SA用に構成されたEricsson Private 5Gネットワークとテレフォニカのミッドバンド100MHzの調和のとれた融合が実現したこのイベントは、この種のものとしては世界初となります。


テレフォニカの100周年記念式典の幕開けとなったこのイベントでは、1,200人以上のゲストがリセウのステージ上空で披露された5分間のドローンライブショーで歓迎されました。しかし話題を呼んだのは、世代最高のピアニストと言われるラン・ランがバッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、メンデルゾーンの人気曲をホログラフのピアノで再解釈する一方、彼自身のホログラフィック・デジタル表現が本物のピアノを完璧に同期させて演奏するという新しい没入型の体験に、聴衆が参入したことです。


またラン・ランはテクノロジーにより、ジャケットに取り付けられたセンサーやLEDライトの照明などを使って自分の心臓の鼓動を音楽のリズムとして視覚化し、音楽だけでなく自分自身の感情や反応をも聴衆と共有することができました。ランは聴衆に直接働きかけ、携帯電話で和音を作り、演奏に没頭するよう協力を求めました。


魔法のような体験を可能にするテクノロジー


この次世代のライブエンターテインメント体験は、5G SA(スタンドアローン)(*1)用に構成されたEricsson Private 5G(*2)ソリューションとテレフォニカのミッドバンドの100MHzを使うことで実現しました。


ラン・ランのホログラフィックツインでは、複数のカメラを使って演奏の細部を撮影しました。画像はその後、5Gが実現した高い持続的なデータアップロード容量を活用して4Kで送られ、高品質のホログラム表現がリアルタイムで生成されました。またジッターのない10ms未満の超低遅延接続が演奏全体を通して維持され、遅延を人間の目に感知できないレベルにまで効果的に最小化したことで、ラン・ランとそのデジタルツインの手は完璧に同期して動くことができました。


5G SAではそれぞれのデータストリームを、それらの性能要件を維持しつつ伝送できます。これにより動画と音声の同期、数千もの同時接続、ショーやアーティストとの完全没入型インタラクションなどの要件に応じて、重要なデータパケットをリアルタイムで保証することができます。


エリクソンの次世代プライベートネットワークソリューションであるEricsson Private 5Gは、単一のサーバー上で動作するエリクソンのデュアルモード5Gコアソリューションを通じ、安全で信頼性の高い5G接続を提供します。産業用途を想定して構築されたこの製品は事前に統合されているため、サービス導入時間を短縮し、あらゆる環境で高度でインテリジェントな運用を提供し、現場で機密データを保護します。Ericsson Private 5Gは企業のさまざまなユースケース、産業、複雑さのレベルに適応し、サポートします。


ライブエンターテイメントを飛躍させる


Mobile World Congress 2024でこの歴史的なイベントを実現したテレフォニカとエリクソンは、両社が共同で開発した5Gネットワーク及び、パートナーであるIgor StudioとMusion 3Dの貴重な創造的・技術的貢献によって、世界中で再現可能な革新的で記憶に残る体験を視聴者に提供することに成功しました。


エリクソンのスペイン・ポルトガル地域社長兼CEO、アンドレス・ビセンテ(Andrés Vicente)は次のように述べています。

「これはライブイベントの未来に向けた重要な一歩であり、5G接続が固定資産と有線接続の限界をいかに打ち破ることができるかを示しています。これまでにない没入型体験を提供するモビリティ、複数のシナリオ、高品質の動画や音楽との物理的かつデジタルなインタラクションが可能になりました。これはエンターテインメント業界に新しい強力な収益化戦略と革新的な芸術表現を模索する道を開くと同時に、効率性と持続可能性を向上させるものです」


テレフォニカのグローバルCTIOエンリケ・ブランコ(Enrique Blanco)氏は、次のように述べています。

「テレフォニカの創立100周年を記念し、エリクソンの協力の元、ホログラムを介して音楽、動画、没入体験を一つのショーに融合させた革新的な体験を提供しました。そのためにテレフォニカの5Gネットワークのユニークな特性である大容量と低遅延性を活用しました。テクノロジーとアートを組み合わせ、現実世界とホログラムなどの新しい通信形式を統合し、物理世界と仮想世界の間の障壁を打ち破ることが可能であることを示したのです。その結果、充実したリアリティショーにおいて現実とデジタルのオブジェクトが相互作用するという、これまでにない体験を実現しました」


(*1) https://www.ericsson.com/en/5g/5g-sa

(*2) https://www.ericsson.com/en/private-networks/ericsson-private-5g


関連リンク

Ericsson Private 5G network

https://www.ericsson.com/en/private-networks/ericsson-private-5g

5G Standalone

https://www.ericsson.com/en/5g/5g-sa


エリクソンについて

エリクソンは、コネクティビティから最大限の価値を創造する通信事業者および企業をお手伝いします。ネットワーク、クラウドソフトウェアとサービス、企業向け無線ソリューション、グローバル通信プラットフォーム、技術・新規ビジネスにわたるポートフォリオを持ち、お客様のデジタル化、効率向上、新たな収益源の発掘を支援します。エリクソンのイノベーションへの投資は、電話とモバイルブロードバンドのメリットを世界中の何十億もの人々にもたらしてきました。エリクソンは、ストックホルムとニューヨークのナスダックに上場しています。

https://www.ericsson.com


エリクソンのプレスリリース・ブログ記事の購読はこちら

プレスリリース:https://www.ericsson.com/en/newsroom/latest-news/press-subscription

ブログ:https://foryou.ericsson.com/blog-subscription-center.html


ソーシャルメディアでフォローをお願いします

X:https://twitter.com/ericsson
Facebook:https://www.facebook.com/ericsson
LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/ericsson


詳細情報
エリクソンニュースルーム

https://www.ericsson.com/en/newsroom

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
https://www.ericsson.com/ja/about-us/company-facts/ericsson-worldwide/japan
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区海岸一丁目2番20号 汐留ビルディング21階
電話番号
03-6721-3300
代表者名
ジャワッド・マンスール/野崎 哲
上場
未上場
資本金
3億2000万円
設立
1992年09月