リスキリング推進担当者300名に調査！「企業のリスキリングの投資意向と課題」について

強化したい分野1位に「デジタルマーケティング」、2位は「AI技術」

株式会社Hagakure

2024年7月25日 11時22分

株式会社Hagakure（本社：東京都渋谷区、代表取締役：奥雄太）が運営するWebマーケティングスクール「デジプロ」は、企業のリスキリング推進担当者20代〜50代の男女300名を対象に、「リスキリングの投資意向と課題」に関する調査を実施しました。本調査は、企業のリスキリングに関する実態を把握することを目的としており、以下にその結果をまとめます。

調査結果サマリー

・リスキリング年間予算「予算は取っていない（15.3％）」とする回答が最多。

・5割以上の企業が「将来的にリスキリングの投資額を増やす予定がある」と回答。

・リスキリング推進における課題に、「費用の高さ」と「従業員の時間確保」が上位に。

・リスキリング推進において注目している分野ランキング：

　1位デジタルマーケティング（43.0%）、　2位AI技術（41.0％）。

＜回答者属性＞

現在企業に勤め、従業員のリスキリングに関する支援やプログラムの導入検討、それにまつわる業務を担当している方

性別：男性161名（53.7%）、女性139名（46.3%）

年代：20代107名（35.7%）、30代86名（28.7%）、40代67名（22.3%）、50代40名（13.3%）

調査結果詳細

1. リスキリングへの投資意向

企業でリスキリングの推進を担当している方に、「現在あなたが勤める企業において、リスキリングにどのくらい予算を年間で割いてるか」と質問をしたところ、「不明（22.7％）」を除く最も多い回答は「予算は取っていない（15.3%）」という結果に。予算を確保している中で最も多い金額は「100万円〜300万円（14.3％）」となり、企業ごとにバラツキのある回答結果となりました。

一方で、「将来的にリスキリングへの投資を増やす予定がありますか」という質問に対しては、5割以上が「ある」と回答し、投資意向が将来的には高いことが伺えます。

2. リスキリング推進における課題

次に、「リスキリングを推進するために最も困難だと感じている点」を質問したところ、下の図のように回答が分かれました。最も多い理由に「従業員の時間確保が難しい（41.7％）」、「費用が高い（41.0％）」が挙げられます。

また、「リスキリングに関する取り組みが成功するために重要だと思う要素は何ですか」という質問には、「従業員の参加と意欲（54.3％）」が最も多く、「上層部のサポートと関与（42.0％）」よりも多い結果となりました。時間、費用、本人の意欲があるのかがどうか、リスキリングを推進するための障壁になっており、この問題に対処していく必要があることがわかります。

3. 注目しているリスキリングの分野

最後に、リスキリングを導入するにあたり、最も注力したい分野を伺い、下図ランキング表にまとめました。1位に「デジタルマーケティング（43.0％）」、2位に「AI（人工知能）技術（41.0％）」、3位に「データ分析（38.3％）」が並ぶ結果となりました。どの業界においてもテクノロジーの活用をより目指しており、4位に「DX推進（31.3％）」もランクインしており、その様子が伺えます。