複雑すぎる!!東京の相互直通運転を徹底解説『東京の地下鉄相互直通ガイド[第2版]』発売。

株式会社創元社

株式会社創元社(所在地:大阪府大阪市、代表取締役社長:矢部敬一)は、『東京の地下鉄相互直通ガイド[第2版]』を2024年2月14日に刊行いたしました。

書影書影


  • ついに相鉄まで参入!さらに複雑かつ精緻になった直通運転事情を読み解く

本書では、東京メトロ・都営地下鉄と、私鉄各社・JR東日本との相互直通運転の実際を徹底的に解説。直通区間や使用車両はもとより、車両運用の実際、乗務員の担当範囲、運行番号のルール、事業者間の取り決めなどなど、相互直通運転にまつわる謎を解き明かします。


第2版では、相模鉄道の副都心線、南北線・三田線への乗り入れをはじめ、路線図・運用範囲図からコラムに至るまで、あらゆる事項を精査のうえアップデート。巻末資料として、相互直通運転に関する各社局の覚書・契約書など12本を収録しました。

複雑すぎる!東京の地下鉄直通運転が分かる ネットワーク図複雑すぎる!東京の地下鉄直通運転が分かる ネットワーク図

  • 本書の特徴

①路線ごとに、運転区間がひと目でわかる「直通運転路線図」を掲載。
②直通運転車両の運用範囲、乗務員の担当範囲もわかりやすく図示。
③直通運転を行う東京メトロ、都営地下鉄と私鉄・三セク・JRの車両を紹介。
④車両運用の実際、運行番号のしくみ、事業者間の取り決め、さらには時刻表から
 車両運用を読み解く方法などなど、直通運転に関わるあれこれを丁寧に解説。
⑤地下鉄の直通運転にいたる歴史的経緯のほか、地下鉄以外の直通運転も解説。
⑥巻末に関係社局による直通運転に関する覚書、協定書、契約書などを収録。

序 東京の地下鉄は相互直通運転の見本市序 東京の地下鉄は相互直通運転の見本市

6社が絡んだ首都圏最大規模の直通運転 有楽町線・副都心線6社が絡んだ首都圏最大規模の直通運転 有楽町線・副都心線

南北線・三田線で運用されている車両南北線・三田線で運用されている車両

都営地下鉄浅草線関係ダイヤ紹介都営地下鉄浅草線関係ダイヤ紹介


  • 並走区間を含め、相互直通の妙がうかがえる写真を多数掲載。懐かしい車両も登場

東急東横線と目黒線の並走区間にて 左から東武9000型 東京都交6300形 東急5050系東急東横線と目黒線の並走区間にて 左から東武9000型 東京都交6300形 東急5050系

目黒線を行く東急5080系と相鉄21000系目黒線を行く東急5080系と相鉄21000系

京急線を行く京急600形と京成3100形京急線を行く京急600形と京成3100形

西武池袋線稲荷山公園駅に停車中の若き日の営団7000系西武池袋線稲荷山公園駅に停車中の若き日の営団7000系



  • 目次

序 東京の地下鉄は相互直通運転の見本市


いいこと尽くめの相互直通/こんなにある! 東京の相互直通/関西の相互直通事情/海外の相互直通事情/不可思議な直通運転⁉/相互直通を読み解く楽しみ/相互直通を読み解くヒント


第1部 東京の地下鉄相互直通運転概況


●東京メトロ日比谷線

  【相直】東武鉄道

●東京メトロ東西線

  【相直】JR東日本/東葉高速鉄道

●東京メトロ千代田線

  【相直】JR東日本/小田急電鉄

  【片直】箱根登山鉄道

●東京メトロ有楽町線・副都心線

  【相直】東武鉄道/西武鉄道/東急電鉄/横浜高速鉄道

  【片直】相模鉄道

●東京メトロ半蔵門線

  【相直】東武鉄道/東急電鉄

●東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線

  【相直】東急電鉄/埼玉高速鉄道

  【片直】相模鉄道

●都営地下鉄浅草線

  【相直】京成電鉄/北総鉄道/京浜急行電鉄

  【片直】芝山鉄道

●都営地下鉄新宿線

  【相直】京王電鉄

東京メトロ・都営地下鉄路線図


第2部 東京の相互直通運転の歴史と実態


第1章 異なる事業者間の列車直通運転の歴史瞥見

 1 片直通運転のいろいろ

 2 相互直通とは違う「線路共用区間」

 3 日本の相互直通運転のあゆみ

 4 通勤・通学と直通運転

第2章 地下鉄と郊外鉄道との相互直通運転が盛んな理由

 1 大手私鉄による都心への乗り入れ

 2 6社局による協議


第3章 異なる鉄道事業者間における相互直通運転の取り決めごと

 1 まずは規格の統一から

 2 乗務に関する決まりごと

 3 機器の統一も大事

 4 “場違いな運用”はなぜ起こる

 5 アンバランスな運用の理由

 6 「連絡運輸」ときっぷの問題


第4章 相互直通運転の謎―運行番号から境界駅まで

 1 東京の地下鉄における「運行番号」のからくり

 2 列車番号から追跡できる車両編成の1日の仕事   

 3 相互直通運転における車両運用机上追跡の実践例

 4 本家の影が薄い地下鉄路線?

 5 相模鉄道以外にもあった東京の地下鉄における片直通運転

 6 他社線内に飛び地的に車庫を設ける地下鉄

 7 新車の搬入にも生かされる相互直通の縁

 8 相互直通運転の境界駅はややこしい

資料編

  ※相互直通運転に関する各社局の覚書・契約書など12本を収録。


第2版あとがき



  •  著者略歴

所澤 秀樹(ショザワ ヒデキ)

交通史・文化研究家。旅行作家。1960年東京都生まれ。神戸市在住。日本工業大学卒業。著書:『鉄道時刻表の暗号を解く』『「快速」と「準急」はどっちが早い? 鉄道のオキテはややこしい』『鉄道フリーきっぷ 達人の旅ワザ』『日本の鉄道 乗り換え・乗り継ぎの達人』(以上、光文社新書)、『鉄道会社はややこしい 「相互直通運転」の知られざるからくりに迫る!』(第38回交通図書賞受賞)『鉄道地図は謎だらけ』『旅がもっと楽しくなる 駅名おもしろ話』『青春18きっぷで愉しむ ぶらり鈍行の旅』(以上、光文社知恵の森文庫)、『時刻表タイムトラベル』(ちくま新書)、『鉄道地図 残念な歴史』(ちくま文庫)、『鉄道手帳』(2009~2021年版)『鉄道の基礎知識』『国鉄の基礎知識』『鉄道史の仁義なき闘い 鉄道会社ガチンコ勝負列伝』(以上、創元社)、など多数。


来住 憲司(キシ ケンジ)

1961年東京生まれ。父が転勤族だったため、生後半年ほどで四国・松山に転居したのを皮切りに、西日本各地を転々とする少年時代を過ごす。現役蒸機時代末期と重なったこともあり、各地で蒸機撮影にいそしむ。サラリーマン時代にはリゾート開発に関わり、技術的な折衝で頻繁に運輸局に出入りした時期もある。その後は鉄道のCD-ROMコンテンツや鉄道誌・旅行誌への寄稿、鉄道をテーマとする単行本を手がける。著書:『鉄道手帳』(2022年版~)『京都鉄道博物館ガイド』『関西の鉄道車両図鑑』『関東の鉄道車両図鑑①②』(ともに創元社)、『全国駅名事典』(編集協力、創元社)などがある。

 

 

  • 書誌情報

書籍名:東京の地下鉄相互直通ガイド[第2版]

著者:所澤 秀樹 来住 憲司

判型:A5判

頁数:192頁

定価:2,420円(税込)

発売日:2024年2月14日(水)

発行所:株式会社創元社

商品ページ:https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=4850

動画:https://youtu.be/7lFA7-T9W7o?si=doKpWggWwqnZJa7Q


  •  創元社

1892年創業。大阪は御堂筋の近く、本町と淀屋橋の間にある出版社。東京支店は神保町。C・G・ユングや河合隼雄などの心理学書、自己啓発書の原点と言われるD・カーネギー『人を動かす』、マニアック図鑑の先駆けである『世界で一番美しい元素図鑑』、世界一ユニークな単語集『翻訳できない世界のことば』など、人文書から自然科学系まで幅広いジャンルで出版活動を行う。https://www.sogensha.co.jp/

 

 

  • 会社概要

商号:株式会社創元社

創立:1925年(大正14年)

代表者:代表取締役社長 矢部敬一

資本金:1,800万円

事業内容:出版事業、セミナー事業、学会事務局運営、書籍販売

所在地:〈本社〉〒541-0047 大阪市中央区淡路町4丁目3-6

〈東京支店〉〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-2 田辺ビル

URL:https://www.sogensha.co.jp/

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業種
情報通信
本社所在地
大阪市 中央区淡路町4-3-6
電話番号
06-6231-9010
代表者名
矢部敬一
上場
未上場
資本金
1800万円
設立
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