Infinidatが見る2026年のストレージトレンド

Infinidat Japan合同会社

著者:Eric Herzog Infinidat CMO

 

この記事では、インフィニダット(Infinidat)が2026年に向けて特定した5つのストレージトレンドをご紹介します。

 

2026年、エンタープライズストレージの分野では、AI対応の強化と、サイバーセキュリティ重視が引き続き最重要トレンドとなるでしょう。以下に示すトレンドは、当社のグローバルの顧客、チャネルパートナー、テクノロジーパートナー、ならびにアナリストの皆様からの広範なご意見を基に導き出されたものです。

 

1.AIへの転換:企業のトランスフォーメーションを加速するAIアプリケーションとワークロードの継続的な拡大

2.サイバーセキュリティの飛躍的進歩:次世代データ保護によるサイバーストレージレジリエンスで、より先見的かつ予防的な保護を

3.CAPEXとOPEXの再考:IT予算縮小への継続的な圧力が、エンタープライズストレージにとってのチャンスに

4.ストレージに電力を:電力効率化への要求の高まりがエンタープライズデータインフラストラクチャを再構築

5.データの増加が促すストレージ統合:データ量の爆発的増加が、サイバーセキュリティ、AI、電力効率、CAPEX/OPEX、バックアップを一体化して捉える必要性を浮き彫りに

 

この記事では、エンタープライズストレージのトレンドの詳細と今後を見据えた青写真をお伝えします。新たな1年へのご参考となれば幸いです。

 

ストレージトレンド1
AIへの転換:企業のトランスフォーメーションを加速するAIアプリケーションとワークロードの継続的な拡大

 

人工知能(AI)の急速な普及は、エンタープライズストレージインフラストラクチャに直接的に莫大な影響を及ぼしています。多くの企業がAIを使った変革を目指しており、AIの導入は2026年においても指数関数的に増加し続けるでしょう。Gartnerは、2026年までに80%を超える企業がAI APIを利用、またはAI対応アプリケーションを導入し、AI技術を試験段階から中核業務での運用に移行させると予測しています。

 

この「AIトランスフォーメーション」というメガトレンドは、AI中心のストレージアーキテクチャへの転換、検索ベースのAIワークロード向け高性能ソリューション、既存のインフラストラクチャを活用してエンタープライズストレージへの投資効果を最大化するAIオーバーレイの必要性を示しています。2026年の「AIアーキテクチャオブザイヤー」に選ばれる可能性が高いAIの青写真は、AIモデルの精度と関連性を劇的に向上させる検索拡張生成(RAG)ワークフローデプロイメントアーキテクチャだと思います。

 

Infinidatでは:InfinidatはRAG AIデプロイメントにおいて重要な役割を果たし、検索ベースのAIワークロードに最適なInfiniBox®プラットフォーム上のデータを活用するのはもちろん、NFSプロトコルでデータセットを管理する他のストレージベンダーもサポートする、実績あるRAG AIアーキテクチャを提供しています。InfinidatのRAGアーキテクチャを用いれば、企業は既存のInfiniBoxおよびInfiniBox™ SSAエンタープライズストレージシステムを基盤としてAIモデルのアウトプットを最適化できるため、専用機器の購入は必要ありません。

 

ストレージトレンド2
サイバーセキュリティの飛躍的進歩:次世代データ保護によるサイバーストレージレジリエンスで、より先見的かつ予防的な保護を

 

エンタープライズの世界のサイバーセキュリティは、従来の検知と対応に依存した対策から、ストレージインフラストラクチャを真にサイバーセキュアにするための積極的なサイバー防御と予防を優先する方向へ移行が進んでいます。この背景には、サイバー攻撃においてAIに基づく脅威が警報レベルの速度で高まっていることがあります。サイバー犯罪者はAIを活用して攻撃をより危険で巧妙かつ検知困難なものにするように手口を高度化させています。

 

PwCの「2026年グローバル・デジタル・トラスト・インサイト調査」(2025年10月)によると、世界のビジネスリーダーと技術リーダーの60%がサイバーリスクへの投資を戦略的優先事項のトップ3に挙げています。しかし、調査対象となったサイバーセキュリティ上の脆弱性について対応できる自信があると回答したのはわずか6%でした。さらに、サイバー人材のスキル不足は、サイバーセキュリティを高める上での最大の障壁の一つであり続けています。

 

これらのことから、2026年には、エンタープライズサイバーストレージレジリエンスと復旧能力が、あらゆる企業の包括的なサイバーセキュリティ戦略に組み込まれるべきではないかと思います。先見的な対策の代表例として、プライマリストレージに組み込まれたサイバー検知機能の活用が挙げられます。また、予防的な対策の例としては、自動化されたサイバー保護機能を活用し、改ざんできないデータのスナップショットを自動取得することで、攻撃からの復旧を迅速化することが考えられます。

 

Infinidatでは:次世代データ保護のパイオニアであるInfinidatは、現在市場で最も包括的なサイバーストレージレジリエンスとサイバー復旧機能を提供しています。InfinidatのInfiniSafe® Automated Cyber Protection(ACP)は、ランサムウェアなどのサイバー攻撃の脅威ウィンドウを縮小するよう設計された、業界初のサイバーセキュリティ統合ソリューションです。InfiniSafe Cyber Detectionは、Infinidatのプライマリストレージプラットフォームに直接組み込まれています。また、Infinidatの改ざんできないスナップショット技術は、スナップショット作成中に本番アプリケーションとワークロードのパフォーマンスに影響を与えない数少ない技術の一つです。さらに、Infinidatの受賞歴のあるサイバーストレージソリューションは、サイバー攻撃発生後1分以内にプライマリストレージ上のデータを確実に復旧することが保証されています。

 

ストレージトレンド3
CAPEXとOPEXの再考:IT予算への継続的な圧力がエンタープライズストレージにとってのチャンスに

 

ITは、世界中のあらゆる企業の根幹をなすものです。テクノロジーの導入は誰か個人の自由裁量で決められるものではありません。言い換えれば、ITのためには予算が必要だということです。Gartnerは2025年の初頭に、年末までの世界のIT支出総額は2024年から7.9%増加し、5.43兆ドルに達すると予測しています。2026年には6.08兆ドルに達し、2025年から9.8%増加するとしています。これは主にAIインフラストラクチャ、ソフトウェア、デバイスへの大規模投資に牽引されるものです。しかしながら、2026年においてもITのコスト効率向上と、従来型インフラストラクチャからAIやその他の新技術への予算再配分を求める圧力は高まり続けるでしょう。

 

エンタープライズストレージは、統合、電力効率の向上、より小さいフォームファクターのハイエンドエンタープライズストレージによる容量確保など、CAPEX(資本支出)とOPEX(運用支出)を削減するうえで極めて重要な要素となります。ストレージ用の予算から資金を解放すれば、今年新たに立ち上げる、例えばエージェント型AI導入のようなイノベーションプロジェクトに資金をまわすことが可能となるでしょう。企業のIT予算はおおむね横ばい、あるいは一桁台の小幅な増加に留まることが多いですが、「少ない資源でより多くの成果を上げる」という理念が、新たなIT支出抑制圧力の基盤となっていくでしょう。

 

Infinidatでは:他のストレージベンダーの複数のストレージアレイを単一の高性能ソリューションに置き換えることを目的としてInfiniBoxハイブリッドソリューションまたはInfiniBox SSAオールフラッシュソリューションを導入される企業が増えています。このアプローチにより初期投資とその後の運用コストが削減され、エンタープライズストレージから他のプロジェクトへの予算の再配分が可能となります。Infinidatの各システムは多様なワークロードをコスト効率良く処理できるため、異なる種類のアプリケーションを単一プラットフォームに統合する際に理想的な選択肢です。Fortune 500の顧客企業では、他社のオールフラッシュアレイでは288フロアタイルだったものを、InfiniBox SSAオールフラッシュに移行してわずか61フロアタイルに統合し、導入後2年間で6,200万ドルのCAPEXとOPEXを削減されたという例があります。

 

ストレージトレンド4
ストレージに電力を:電力効率化への要求の高まりがエンタープライズデータインフラストラクチャを再構築

 

2026年もデータセンターの電力需要は増加を続け、電力要求の高いAIワークロードやAIアプリケーションのために電力源の再配分や確保を行うということが新たな義務となっていくでしょう。電力消費量を増加させる要因はAIだけではありません。データ集約型の非AI技術もより多くの電力を必要とします。451 Researchの調査によると、米国全体でデータセンターは2025年末までに、前年よりも22%多い電力を消費する見込みであり、この傾向は2026年も続くとしています。2026年には、データセンターのIT機器向け電力需要は米国だけで75.8ギガワットに達すると予測されています。さらに長期的には、データセンターの電力需要は2030年までに2024年比で約3倍に増加すると見込まれています。

 

企業は2026年、自社のデータインフラストラクチャと、その他の分野におけるエネルギー使用量の削減を通じて電力消費を抑制することになるでしょう。これには、データインフラストラクチャを構成する、より電力効率の高いストレージシステムおよび関連技術の採用が求められます。テクノロジーがもはや企業内の個人の自由裁量で決められるものではなくなった今、優れた電力管理の必要性はかつてないほど重要になっています。

 

Infinidatでは:2025年9月、Infinidatは新たなInfiniBox SSA G4 F24オールフラッシュファミリーを発表しました。この製品は物理構成を31%小型化して電力効率を向上させることで、より環境に配慮した持続可能なITソリューションを実現しています。また、ペタバイトあたりの電力消費量(PBu)を45%削減し、電力使用量の低減、冷却剤用化学物質の使用量削減、温室効果ガス排出量の削減を実現したことに加え、よりコンパクトな設置面積で28%の容量増加を達成しました。複数のストレージアレイをひとつの効率的なInfiniBoxに統合することで、お客様はデータセンター全体の電力消費量を大幅に削減できます。

 

ストレージのトレンド5
データの増加が促すストレージ統合:データ量の爆発的増加が、サイバーセキュリティ、AI、電力効率、CAPEX/OPEX、バックアップを一体化して捉える必要性を浮き彫りに

 

2026年にはデータの爆発的増加が見込まれます。Statistaによれば、2024年の世界の総データ量は約149ゼタバイトでした。2025年末までに、世界の総データ量は181ゼタバイトを超える見込みです。2026年までに生成されるデータ量は230~240ゼタバイトに達すると予測されています。デジタル情報が飛躍的に増加すれば、ストレージ容量の大規模な拡大が確実に必要となります。この傾向は、2026年の他の4つのストレージトレンド、すなわちAI、サイバーセキュリティ、CAPEX/OPEX、電力使用量と密接に関連しています。しかし同時に、見過ごせない第五の側面をもたらします。今後1年間で予想されるデータ増加によって、バックアップとデータ保護の必要性も高まるのです。留まるところを知らないデータ増加は、留まるところを知らないバックアップを意味するのですから。

 

バックアップは通常、アプリケーションやワークロードの種類を問わず、そのパフォーマンスを阻害します。バックアップシステムが高速であれば、プライマリのワークロードとアプリケーションへの影響は軽減されます。データの復元が必要となった場合、データは明らかにあらゆる企業の生命線ですから、データ復元は可能な限り迅速に行われる必要があります。2026年には、より多くの組織が、バックアップレポジトリを瞬時に稼働させる必要性に対応するための措置を講じるでしょう。

 

Infinidatでは:Infinidatは、同等なシステムと比較してバックアップ時間と復旧/復元時間が大幅に短かいバックアップターゲットプラットフォームを提供しています。業界で高く評価されているInfiniBoxは、100社以上の顧客企業でバックアップターゲットとして採用されており、比類のない実環境アプリケーション性能で認知されています。バックアップリポジトリは瞬時に稼働を開始できます。専用のバックアップアプライアンス(PBBA)であるInfiniGuard®もバックアップターゲットとして利用でき、バックアップに最適化された強力な重複排除機能を提供します。これらのソリューションにより、企業は適切なデプロイメントシナリオに最適なバックアップターゲットを選択する際の究極の柔軟性を得られます。

 

 

エンタープライズストレージは、電力消費が激しく、急速に進化するサイバーワールドにおいて、AIによって加速されたビジネスのスピードに対応するものであるべきだと思います。

 

この記事が、2026年のストレージトレンドをご検討いただく際の参考となれば幸いです。

Infinidatについて

Infinidatは、InfiniVerse®に基づく包括的なデータサービスを実現するプラットフォームネイティブなプライマリおよびセカンダリストレージアーキテクチャを企業とサービスプロバイダに提供します。Infinidatのユニークなプラットフォームは、卓越したIT運用のメリットを提供し、オンプレミス、ハイブリッドマルチクラウド環境にわたって最新のワークロードをサポートします。Infinidatのサイバーレジリエントバイデザインインフラストラクチャ、消費ベースのパフォーマンス、100%のデータ可用性、サイバーセキュリティ保証SLAは、企業のITおよびビジネスにおける優先事項に合致しています。Infinidatの受賞歴のあるプラットフォームネイティブデータサービスと、高い評価を得ているホワイトグローブサービスはお客様から継続的に推奨されています。

詳細は、 https://www.infinidat.com/ja をご参照ください。

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Infinidat Japan合同会社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ3階
電話番号
03-4243-6343
代表者名
山田秀樹
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年03月