Spark+とソミック石川、「設計現場の負担」を軽減させるDRBFMワークシート自動生成AIの共同開発に着手
「ボールジョイント」国内トップシェアのソミック石川の長年の設計知見とSpark+の設計領域特化AIアルゴリズムを掛け合わせ、知見参照・資料作成・技術継承の課題解決を目指す
株式会社SparkPlus(スパークプラス、本社:東京都文京区、代表取締役社長:本田純平、以下「Spark+」)と、株式会社ソミック石川(事業所:静岡県浜松市、代表取締役社長 CEO:斉藤 要、以下「ソミック石川」)は、製造業の設計レビュー効率化に向け、DRBFMワークシート自動生成AIエージェントの共同開発に着手したことをお知らせします。
Spark+は創業以来、“AIで産業課題解決に挑む”ソリューション・カンパニーとして、製造業をはじめとする幅広い領域において、AIソリューションの開発から業務実装までを一気通貫で支援してまいりました。特に製造業の設計開発領域においては、設立当初から、設計領域に特化したAIアルゴリズムの研究開発に取り組んでおり、設計情報・技術文書・過去知見の活用高度化を推進してきた実績があります。
今回の共同開発では、自動車の足回り部品「ボールジョイント」で国内トップシェアを持つソミック石川が蓄積してきた設計知識・技術知見と、Spark+が培ってきた設計領域における独自のAIアルゴリズムと活用知見を掛け合わせ、DRBFMワークシート作成を支援するAIエージェントの開発を進めます。

■ 取り組みの背景
製造業の設計開発現場では、製品の高度化や開発期間の短縮に伴い、設計者が扱う情報量が増加しています。設計変更に伴う影響やリスクを適切に洗い出し、品質を確保するためには、過去の不具合情報、設計検討履歴、評価結果、技術文書などを横断的に参照しながら、設計レビューを高度化していくことが重要です。
DRBFM(Design Review Based on Failure Mode)は、設計変更点に着目し、想定される故障モードや影響、要因、対応策を整理することで、設計品質の向上を図るための重要な手法です。一方で、その作成プロセスでは、設計者が膨大な資料を確認しながらワークシートを作成する必要があり、多くの工数を要します。
特に、以下のような点は、多くの設計者が効率化の課題を感じている領域です。
・DRBFMワークシート作成に伴う膨大な資料作成工数
・過去の設計情報、不具合情報、技術知見を参照するための探索・確認工数
・熟練設計者が持つ暗黙知や判断観点の若手設計者への技術伝承
・設計レビュー品質の標準化と属人性の低減
Spark+はこれまでも自動車部品メーカーとの共同開発を通じてDRBFM作成業務へのAI活用に取り組んでおり、一部の業務フローにおいて大幅な工数削減効果を実証した実績があります。本共同開発では、Spark+が培ってきた独自の知見をソミック石川の設計領域に展開します。
こうした背景を踏まえ、Spark+とソミック石川は、設計者の知見を活かしながら、AIによってDRBFM作成業務を支援する仕組みの構築に取り組みます。
■ 本共同開発の概要
本共同開発では、ソミック石川が自動車部品の開発・設計・製造で培ってきた設計知識と、Spark+が保有する生成AI・マルチモーダルAI技術などを用いた、設計領域特化AIアルゴリズムを組み合わせます。これにより、DRBFMワークシートの自動生成を支援するAIエージェントの開発を進めます。
開発するAIエージェントでは、設計変更情報や関連資料をもとに、DRBFMで検討すべき観点を整理し、想定される故障モード、発生要因、影響、確認項目、対策案などをワークシート形式で提示することを目指します。
また、単に文章を生成するだけでなく、過去の技術知見や類似事例を参照しながら、設計者がレビュー時に確認すべき観点を提示することで、設計レビューの効率化と品質向上の両立を図ります。
■ 今後の方向性
今後は、対象業務や参照データの整理、生成項目の評価設計、設計者によるレビュー、出力精度の改善を段階的に進め、実務で活用可能なAIエージェントの構築を目指します。Spark+は、製造業の設計開発領域におけるAI活用をさらに推進し、ソミック石川の設計レビュー効率化および技術知見の高度活用を継続的に支援してまいります。
■ 株式会社ソミック石川 設計部 設計統括室室長 高橋 和正様 コメント
「DRBFMは設計品質の要ですが、膨大な関連資料から情報を引き出し、ワークシートへ入力する作業は設計者の大きな負担となっていました。今回の共同開発により、AIが過去の知見や不具合事例を自動で整理・入力支援することで、作成工数の大幅な低減を期待しています。単純な入力作業を効率化し、設計者が本来の目的である『リスクの深い考察』に十分な時間を割ける体制を構築し、製品品質の更なる向上を目指します」
■ 株式会社SparkPlus 代表取締役社長 本田 純平 コメント
「DRBFMは、設計変更に伴うリスクを構造的に検討する重要なプロセスであり、AI活用による支援余地が大きい領域です。今回、長年にわたり自動車部品の設計・製造で技術を磨いてこられたソミック石川様と共同で、DRBFMワークシート作成を支援するAIエージェントの開発に着手できることを大変うれしく思います。本共同開発を通じて、設計レビュー業務の効率化と品質向上、さらには製造業における技術伝承の高度化に貢献してまいります」
■ 株式会社ソミック石川 会社概要
法人名:株式会社ソミック石川
代表者:代表取締役社長 CEO 斉藤 要
所在地:静岡県浜松市中央区古川町500
創業:1916年5月
事業内容:自動車部品(ボールジョイント)の開発・設計・製造・販売
URL:https://www.somic.co.jp/
■ 株式会社Spark+ 会社概要
Spark+は東大 松尾研発スタートアップとして、最先端AI技術を活用したソリューションを提供しています。創業約2年で、三菱重工業、豊田自動織機、ライフネット生命保険などをはじめとした数多くの大手企業との協働プロジェクトを実施するなど、AIを活用したDXサービスを提供しています。
法人名:株式会社SparkPlus(通称:Spark+)
代表者:代表取締役社長 本田 純平
所在地:東京都文京区本郷6丁目17-9 本郷綱ビル6F
事業内容:産業向けAIソリューション・コンサルティング
設立:2024年2月
【お問い合わせ先】
株式会社Spark+ 広報係
Email:pr@sparkplus.co.jp
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