横浜DeNAベイスターズ×バイオ企業ちとせが共同成果を発表
― 腸内環境データを活かしてプロ野球選手の活躍を支える ―

横浜DeNAベイスターズ(代表取締役社長:木村洋太)とちとせグループ(代表取締役CEO:藤田朋宏)は、微生物の力でアスリートのカラダづくりを支える手法として、腸内環境データに基づく選手サポート「ちとせメソッド」を2023年より進めてまいりました。本取り組みでは、選手たちの体内に棲む微生物、腸内細菌叢のデータ[1] をもとに食事や生活習慣を個別最適化することで、体組成、コンディション、食習慣の各面でパフォーマンス向上の成果を確認しました。今回の成果は、すでに高いレベルで競技を行うトップアスリートにとっても、腸内環境へのアプローチが身体能力とパフォーマンスのさらなる向上に寄与することを示しています。
YouTube動画:
青星寮訪問!ベイスターズ選手の活躍を腸から支える「ちとせメソッド」とは?
腸内環境データに基づく選手サポート手法「ちとせメソッド」について
ゴリラは草食動物なのに、なぜあれほどムキムキなのかご存知ですか?その秘密の一つが「腸内細菌叢」の働きにあります。ゴリラの腸内では、食物繊維などの栄養を分解し、筋肉の材料となるアミノ酸を合成する微生物たちが活躍しています。つまり、腸内細菌叢の働きこそが、ゴリラの強靭な筋肉をつくる力の源ともいえます。人間のカラダでも同じように、腸内細菌叢は栄養の消化吸収にとどまらず、免疫機能・疲労回復・睡眠の質など、カラダづくりを支える重要な基盤として働いています。とくにアスリートにとっては、摂取した栄養素を効率よくエネルギーに変換し、体調を安定させる上で欠かせない存在であり、カラダづくりとパフォーマンス発揮の根幹を支えています。
「ちとせメソッド」は、選手一人ひとりの腸内細菌叢に着目し、検査、解析、食事提案、実践フォローまでをデータ駆動で一連化した支援手法です。個人差の大きい腸内環境の個性を可視化し、個々の選手の実情に合わせて最適化していく点に特徴があります。「ちとせメソッド」では、支援を以下の3段階で進めています。
①生活把握フェーズ
腸内細菌叢の状況を複数回の検査で把握し、結果の解析とあわせて食事・生活習慣・体調を徹底的に確認。腸内細菌叢の知識深化を図りながら、選手ごとの課題と目標を設定。
②提案・実践フェーズ
腸内細菌叢視点で「食材・量・タイミング」を個別設計し、提案→実践→見直しのサイクルを4週間ごとに実施。
③自立・選択フェーズ
これまでのサポートを経て、選手自身がコンディションに合わせた食の選択を実践。
球団管理栄養士の全体設計に、ちとせグループの腸内細菌叢視点での個別最適提案を重ね、食材・補食・摂取タイミングを選手ごとに調整して現場へ反映させました。そのほか、球団メニューの監修を行い、横浜スタジアムおよびファーム施設「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」内の選手食堂で提供しています。

「ちとせメソッド」によりサポートを行った選手たち(敬称略)
2024年シーズン
11 東 克樹、13 伊勢 大夢、16 大貫 晋一、18 小園 健太
19 山﨑 康晃、15 入江 大生、36 森下 瑠大、43 深沢 鳳介、59 平良 拳太郎
2025年シーズン
5 松尾 汐恩、6 森 敬斗、33 武田 陸玖、54 石田 裕太郎、59 平良 拳太郎
61 蝦名 達夫、91 庄司 陽斗、92 堀岡 隼人、95 九鬼 隆平、127 上甲 凌大

選手・球団管理栄養士からの声
選手たちからは、パフォーマンスや体調面で次のような声が挙がっています。
・腸内コンディションの最適化
・体脂肪率減少によりカラダのキレが向上
・リカバリーの質向上
・睡眠の質の向上
・シーズンを通じベストコンディションを維持
・腸内細菌叢の知識深化によるコンディショニングの自律化
※本結果は、選手本人の主観的な実感やアンケート結果をもとにまとめたものです。
<松尾 汐恩 選手 コメント>
今までは自分の食べたいものを中心に食べていましたが、キノコ類や海藻類食材などを意識して食べる習慣をつけるようになりました。その結果、腸内の調子や翌日の体調が変わったと感じているので、これからもこの食生活を続けていきたいと思います。本当にこの1年間は体調がとても良く過ごせました。食生活を変えた影響もあると思いますし、良いコンディションで試合に臨めたと感じています。
<平良 拳太郎 選手 コメント>
今回の取り組みで腸内のことを学び、日々の食事の選び方が変わりました。朝は炭水化物を摂るようにし、キムチや漬物などの発酵食品も意識して取り入れています。牛より鶏の方が自分には合う、ビフィズス菌を摂った日の方が調子が良いといった体感も掴めてきて、おなかの状態や睡眠の質が安定しました。今は自分のコンディションに合わせて食材や量、タイミングを調整できるようになり、この形を継続していきたいと思っています。
<球団管理栄養士 大村香織さん コメント>
長いペナントレースを戦い抜き日々勝ち続けるには、自分の体調を把握し、何を変えればどう変化するかに目を向け、それを継続する自己管理能力が重要です。「ちとせメソッド」を通じて、選手たちの間でも腸内環境を意識した食材を選ぶ行動が定着し、食行動の変化が目に見える形で表れたと感じています。選手同士、お互いの検査結果や食事内容について話題になる場面も多く、腸内環境を整える重要性がチーム内でも広がったと感じています。

昨季、横浜DeNAベイスターズは26年ぶりに日本シリーズ優勝を果たしました。球団を日本一へと導いた選手たちの胴上げの輪の中にも、ちとせグループがサポートした選手が数多く含まれています。ちとせグループは、これからも球団の戦力強化と選手たちの健康維持に向け、横浜DeNAベイスターズと協業を進めてまいります。
11月30日開催セミナー
パパ・ママ必見☆ ベイスターズ選手も実践中「ちとせメソッド」の食事サポートを大公開!

体力、集中力、メンタルまで!?ベイスターズの選手たちを支えてきた博士陣が登壇し、ここでしか聞けない腸内細菌とカラダづくりの話をお届けします!選手の活躍を支えた腸内細菌の底力と、それを引き出す食事法について実例を交えて解説。キッズアスリートにも応用可能です。博士と一緒に楽しく「腸から整えるカラダづくり」を学びましょう!
日時:2025年11月30日(日)13:00-14:30 (開場 12:30/開演 13:00)
会場:横浜DeNAベイスターズ本社 新井ビル6階 ラウンジ(横浜市中区尾上町1丁目8番地)
対象:高校生以上
費用:無料
内容:博士による「ちとせメソッド」解説セミナー/質疑応答セッション
形式:ハイブリッド(実会場/ZOOM)
※本セミナーに選手の登壇はありません。
<ちとせアカデミーについて>
ちとせアカデミーは、微生物などの小さな生き物の力を社会に活かすちとせグループが運営するプラットフォームです。ちとせの博士陣が、エビデンスに基づく最新の科学をわかりやすく発信し、科学的思考や健康・環境への理解を深める場を提供しています。
<ちとせグループについて>
ちとせグループは、世界のバイオエコノミーをリードするバイオ企業群です。千年先まで人類が豊かに暮らせる環境を残すべく、国や多くの企業と協力し、経済合理性を成立させながら技術を社会に展開しています。
◯ちとせグループ全体を統括する「CHITOSE BIO EVOLUTION PTE. LTD.」の概要
・設立:2011年10月
・本社:シンガポール
・代表者:CEO 藤田朋宏 Ph.D.
◯ちとせグループの中核法人として、技術開発・事業開発を行う「株式会社ちとせ研究所」の概要
・設立:2002年11月
・本社:神奈川県川崎市
・代表者:代表取締役 CEO 藤田朋宏 Ph.D./代表取締役 COO 釘宮理恵
<横浜DeNAベイスターズについて>
1949年、「大洋ホエールズ」として山口県下関市にて球団設立。その後、1978年に現在の本拠地である横浜スタジアムの完成とともに横浜市に移転。2011年12月にはDeNAが親会社となり、現在の「横浜DeNAベイスターズ」へ。2025年シーズンには、26年ぶりと3度目となる日本シリーズ優勝を達成。2026年シーズンからは、相川亮二監督へ就任し、セントラル・リーグ制覇、日本シリーズ優勝に向けて指揮を取る。
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