治験・臨床研究の文書管理クラウドサービス『Agatha』国内累計ユーザー数6万人を突破

～ドラッグラグ、ドラッグロスなどの社会課題を背景に国内で研究開発医療機関の約60%が利用～

アガサ株式会社

2025年6月19日 10時00分

アガサ株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：鎌倉千恵美、以下「当社」）は、当社が提供する治験文書管理クラウドシステム「Agatha（アガサ）」において、2025年5月にユーザー数が6万人を突破したことをお知らせいたします。

2024年以降、特に海外で既に承認されている薬が日本で承認を得て使用可能となるまでに長い時間を要する「ドラッグラグ」、それにより海外では使える薬が日本では使用できない「ドラッグロス」が社会課題として注目されています。

5月14日には新薬の開発力強化のため、国が新たな基金を創設するといった内容を盛り込んだ改正医薬品医療機器法などが参議院本会議で可決・成立しました。

このような背景の中、国内で治験を実施する医療機関の約60%（※1）、製薬企業においては約80%のお客様に「Agatha」をご利用いただいております。

（※1） 2025年5月31日時点当社調べ

　　2025年5月31日時点での間接的な利用を含むAgatha利用医療機関数（1200社）に基づき算出しています。

◆ユーザー数6万人を突破！治験文書管理クラウドシステム「Agatha」について

「Agatha」は、医療機関と製薬企業の利用者が、治験・臨床研究の文書を、クラウド上で共有・保存・管理することができるサービスです。日本並びに海外でサービスを提供しています。

国内における研究開発医療機関様の約60%の利用実績があり、使いやすさと業務に精通したサポートで多くのお客様にご愛顧いただき、2025年5月にユーザー数6万人を突破しました。過去1年間でおよそ1万人の増加となります。

今後、生成AIを活用した新機能の提供を開始する予定です。さらなる治験・臨床研究の効率化・省力化を実現することで、治験・臨床研究に携わるすべての方々を支援していきたいと考えております。

◆今後の展望

今年4月、ヘルスケア分野に特化したグローバル・プライベート・エクイティ（PE）のARCHIMED社と当社は今後のグローバル展開を加速するための資金調達に関して合意し、戦略的パートナーシップを締結しました。（※2）。

今後、当社は引き続き、世界中の医療機関と製薬企業をつなぐプラットフォームとなることを実現するため、以下の重点分野に注力していきます。

・グローバル展開の加速

・R&Dおよび製品開発の強化

・組織・オペレーションの拡充

（※2）プレスリリース：治験/品質文書管理SaaSを提供する「アガサ」が、ヘルスケア分野特化型グローバル投資会社のARCHIMED社から戦略的投資を獲得

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000052277.html

◆アガサ代表・鎌倉千恵美より

臨床試験に携わる多くの皆様にAgathaをご利用いただき、心より感謝申し上げます。このたびユーザー数が6万人を突破し、日頃よりご支援くださる皆様に厚く御礼申し上げます。当社は「一日でも早く、患者さんにより良い治療法が届く未来」の実現に向けて、より安全で効率的な臨床試験の推進を支えるプラットフォームの提供に努めてまいります。引き続き、皆様のご期待に応えられるよう精進してまいりますので、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

【アガサ株式会社代表取締役社長・鎌倉千恵美】

1974年、愛知県生まれ、東京都在住。

名古屋工業大学大学院修了後、総務省総合通信基盤局に入省。その後、2001年に日立製作所へ転職し、製薬・医療機関向けの新ビジネス開発と新ソリューションの基本設計、プロジェクトマネジメントを担う。2011年には、製薬企業向け文書管理システムを手掛ける米国ベンチャーNextDocs Corporationの日本支社代表に。2015年10月、アガサ株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。米国ライス大学 MBA 取得。母校の名古屋工業大学では非常勤講師も勤める。2024年11月には日経WOMANが主催する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2025」、東京都が主催する「東京女性経営者アワード（TOKYO Woman CEO Award）」の【継続成長部門】を受賞。