試行導入での成果を経て、運用規模4倍の拡大へ——千葉県柏市・KSCAが選んだ、指導者と子どもを共に育てる仕組み

〜 子どもたちを守り、指導者の成長を後押しする。"アップデート"の仕組みとして、試行導入から対象範囲を拡大 〜

RUN.EDGE株式会社

RUN.EDGE株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:小口 淳、以下「RUN.EDGE」)は、株式会社CarryAge、RTF教育ラボと共同で提供する、部活動の地域展開・地域移行における指導者の育成と、子どもたちの安心・安全な活動環境づくりを一元管理で支援するサービス「SPO-LOG(スポログ)」について、全国に先駆けて地域展開を進める一般社団法人柏スポーツ文化推進協会(KSCA、千葉県柏市)における導入拡大の取り組みをご紹介します。

■ 柏市でSPO-LOGが行ったこと:試行導入から、対象範囲を拡大した「限定導入」へ

柏市・KSCAは、2025年度、複数チームを対象に半年間のSPO-LOG「試行導入」を実施しました。指導風景の映像分析(定性評価)と、生徒・保護者・指導者の3者を対象としたアンケート(定量評価)を組み合わせた報告書によるフィードバックを行い、「ここまで細かく、客観的にデータを出してもらえるとは思わなかった」との評価を得ています。


その手応えを受けて2026年度は対象範囲を拡大し、実施期間・チーム数ともに従来比4倍規模となる「限定導入」フェーズへとステップアップしています。

■ 導入の背景:部活動の地域展開が抱える社会課題への"先手"

部活動が地域に活動の場を移していく中、全国的に指摘されているのが、学校部活動が持っていた「顧問と子どもだけの外部の目が届きにくい環境」が、地域展開後も「指導員と子どもたちだけ」という形式でそのまま引き継がれてしまう懸念です。

また、国が地域クラブ活動の認定基準として掲げる「不適切な指導防止の徹底」に対し、書面での誓約や年数回の研修といった従来の身内管理だけでは、指導者一人ひとりの意識の内面にまで踏み込むことが難しいという構造的な限界も指摘されています。

全国に先駆けて令和5年(2023年)9月から市内全域の土日部活動を地域クラブ化してきた柏市・KSCAは、こうした部活動全体が直面し得る課題に対して強い課題感を持ち、先んじて対策を講じてきました。

■ KSCAの目的:問題を防ぐだけでなく、部活動全体を「底上げ」する

KSCAがSPO-LOGに求めたのは、単なる不適切指導の防止にとどまりません。目指したのは、生徒のために、指導者のために、保護者が安心できる環境をつくり、指導そのものをアップデートしていくこと。「監視」ではなく「成長の後押し」として、部活動全体の質を底上げすることを目的に導入を進めています。

■ 指導者の成長に寄り添い、指導力向上を後押しする環境づくり

SPO-LOGの報告書は、指導者を断定的に評価するものではなく、「部活動の健康診断」とも呼べる仕組みです。たとえば、注意が必要な指導が確認された場合も、一方的な指摘ではなく、研修の受講や、指導者自身の想いを聞く機会を設けることを促す形でフィードバックされます。指導者個人を追い詰めるのではなく、気づきと成長を支援することを重視した設計です。

強風の中で用具を移動させていた際に生じた、指導者の死角でのヒヤリハットを映像分析によって可視化し、指導者自身が振り返ることで安全管理の改善につなげられたケースもありました。

今後は、分析内容をもとにした地域への報告会の実施も構想されており、取り組みの輪を現場の外にも広げていく考えです。


■KSCA代表理事・藤﨑紀仁氏のコメント

(インタビューより一部抜粋)

「専門分野において外部から気づかせてもらえる仕組み、その『育成年代に関わるプロ視点の専門性』こそが、SPO-LOG導入の最大の良さだと思っています。自分たちの身内だけでは、指導の質を客観的に評価することはどうしても難しい。だからこそ、外部の専門家によるフィードバックを通じて、現場が自分たちでは気づけなかった課題に気づかせてもらえる、そのプロセス自体が指導者にとって大きな価値になっていると感じています。」

「真摯に子どもたちと向き合っている指導員からすれば、これは指導を振り返り、自らを高めるための『成長の後押し』として受け入れやすいものになります。」

■ もっと詳しく知る:藤﨑氏インタビュー全文を公開中

地域展開の先にある「真のガバナンス」や、第三者データ活用の意義について語っていただいたインタビュー全文は、RUN.EDGEが運営する教育オウンドメディア「MichibiQ(ミチビク)」にて公開しています。

- 記事タイトル:「地域展開」の先にあるガバナンスとは。柏市・KSCA代表が語る、指導者育成と第三者データ活用の真意

- 記事URL:https://michibiq.com/posts/AguyJfoi


■ 部活動・地域スポーツ支援ソリューション「SPO-LOG」とは

SPO-LOG(スポログ)は、地域スポーツや学校部活動の現場において、子どもたちの安心・安全な指導環境と、指導者自身の成長・アップデートを一元管理(ワンストップ)で支援する、部活動向けのサービスです。

- 映像分析(定性評価):部活動の指導風景を定期的に映像記録し、プロスポーツチームのジュニア育成を担う専門家が客観的に分析。

- アンケート調査(定量評価):生徒・保護者・指導員を対象とした秘匿性の高いWebアンケートを定期実施し、リスクを数値化。

- 匿名相談窓口(セーフティネット):24時間いつでも匿名で相談できる第三者窓口を設置。

- 報告書によるフィードバック:映像・アンケートを統合した報告書を管轄団体にフィードバックし、指導のアップデートを後押し。

■ オウンドメディア「MichibiQ(ミチビク)」について

RUN.EDGE株式会社が運営する教育専門オウンドメディアです。「現場の先生や地域指導員が孤独に悩まない環境を作る」をミッションに、明日から使える「具体的な実務のヒント」や、国内外の最新データに基づく考察を届けています。

- メディア名:MichibiQ(ミチビク)

- WebサイトURL:https://michibiq.com/


■RUN.EDGEについて(https://www.run-edge.com/

RUN.EDGEは、富士通株式会社の映像技術事業から独立・カーブアウトして誕生したスタートアップです。「『シーン』で社会活動をアップデートする」をミッションに、映像分析技術を核としたプロダクトを通じて、新しい体験や文化の創造に取り組んでいます。

野球チーム向け映像分析アプリ「PITCHBASE」は、選手自身やコーチが見たい映像を即時に検索・再生できる機能を備え、高いアクティブユーザー率を実現。NPBで90%以上、MLBで45%のシェアを獲得し、マーケットリーダーとしての地位を確立しています。

フィールドスポーツ分析アプリ「FL-UX」は、サッカー・バスケットボール・ラグビーなど幅広い競技で活用され、国内外400チーム以上に導入。Jリーグでは30%のシェアを持ち、ヨーロッパを中心に20カ国へ展開しています。

さらに、スポーツ領域で培ったシーン再生技術をビジネスや製造現場へも応用し、ビジネス向けの映像DXを推進する映像クラウドサービス「RECOROKU」、技術・作業ノウハウの動画をAIで自動ナレッジ化するAI動画マニュアルサービス「TAGURU」など、「見たい」「伝えたい」を支えるソリューションを幅広く提供しています。

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会社概要

RUN.EDGE株式会社

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URL
https://www.run-edge.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区赤坂三丁目17番3号 H¹O赤坂 915
電話番号
-
代表者名
小口淳
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年06月