九州大学総合研究博物館「標本整備・保存・活用プロジェクト」を開始
発見を生むコレクションを、次の100年へ
九州大学総合研究博物館は、収蔵する膨大な学術標本・資料を未来へ継承するため、「標本整備・保存・活用プロジェクト」を開始し、広く寄附の募集を行います。当館には約170万点を超える学術標本・資料が収蔵されていますが、その多くは昆虫、魚類、貝類、植物、動物骨格などを中心とした生物標本です。これらは、生物多様性や地域環境の変遷を記録するかけがえのない「証拠」であり、新種発見や環境変動の解明など、最先端の研究を支える基盤でもあります。
しかし、その一方で、多くの標本が収集から100年以上を経ており、保存資材の老朽化や収蔵環境の不足、未整理標本の存在など、深刻な課題を抱えています。このままでは、二度と取り戻すことのできない資料が失われる可能性があります。本プロジェクトでは、これら生物標本の保存環境の整備や標本箱・収納ケースの更新を進めるとともに、保存の現場そのものを公開する「収蔵展示室」の整備を行います。これにより、標本を守るだけでなく、その価値や研究の現場を広く社会へ発信していきます。
当館は、この貴重な学術コレクションを「次の100年」へ引き継ぎたいと考えています。未来の研究者による新たな発見のために、そして福岡から世界へ知の財産を残すために、多くの皆さまのご支援をお願いいたします。
【事業概要】
目標額:3,000万円(第1期)
主な事業内容:生物標本の保存整備
昆虫・貝類・魚類・動物骨格・植物標本を対象に、標本箱や収納ケースの更新、保存処理、収蔵環境・収蔵展示環境の改善などを実施します。
※寄附方法については、下記リンクよりご確認いただけます。
九州大学基金HP:
https://kikin.kyushu-u.ac.jp/info/news/view.php?page=1&r_search=&r_division=0&cId=2432


【標本が未来にもたらす価値】
新種発見の基盤であり、生物多様性を記録する最も重要な証拠となる 絶滅した生物や失われた環境を知る手がかりとなる 将来の研究や教育を支える知のインフラとなる
九州大学総合研究博物館では、現在も毎年多数の新種がコレクションから発見されています。標本は過去を記録するだけでなく、未来の発見を生み出す資源でもあります。
【寄附者への謝意】
ご寄附いただいた皆さまには、ニュースレターやオリジナルグッズの進呈のほか、バックヤードツアーへのご招待、標本収納ケースや展示室でのお名前の顕彰などを予定しています。
【丸山宗利(九州大学総合研究博物館 准教授)コメント】
「標本は単なる古いコレクションではありません。そこには、生物が『いつ、どこに、どのように生きていたか』という情報が記録されています。私たちはこの標本から毎年多くの新種を発見しています。標本はまさに未来の発見を生み出す宝の山です。この貴重な知の財産を次の100年へ残すため、ぜひご支援をお願いいたします。」
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