Startup Island TAIWAN、SusHi Tech Tokyo 2025 に台湾スタートアップ19社と出展──3日間で750件超の商談を創出
アジア最大級のイノベーション展示会「SusHi Tech Tokyo 2025」が、去る5月8日から10日にかけて東京で開催され、台湾国家スタートアップブランド「Startup Island TAIWAN」は、19社のスタートアップとともに「台湾パビリオン」を出展しました。展示のほか、フォーラムやネットワーキングなど多彩な交流イベントも開催し、AI、バイオテック、サステナビリティ、デジタルトランスフォーメーション分野における台湾の国際競争力を包括的にアピールしました。
3日間の展示期間中に750件を超えるビジネスマッチングの機会が創出され、190の投資機関とも接点を持ちました。本取り組みは、日本市場への進出を深化させると同時に、アジア全域のスタートアップエコシステムとの連携を強化する、年間を通じた国際化戦略の重要な節目となりました。

台湾の技術力に注目集まる——東京都知事も台湾パビリオンを訪問
台湾パビリオンは、会期中連日300人以上の来場者を迎えるなど、場内でも有数の盛況ぶりを見せました。展示企業は、バイオ、フィンテック、エンタメ、グリーンテックなど多様な業種から選出され、AI技術を活用した革新的なソリューションを披露しました。
会場では、三菱UFJ信託銀行、阪急阪神不動産、日本工営、三菱UFJキャピタルなど、日本を代表する企業や投資機関が台湾パビリオンを訪問し、多くの商談のきっかけが生まれました。
初日には、小池百合子東京都知事が台湾パビリオンを視察。開会式の挨拶では「東京を世界をリードするスタートアップ都市にすべく、今後も尽力してまいります」と発言。2025年度には東京都が5,250億円のスタートアップ支援予算を計上しており、その本気度が注目されます。

台湾AIの可能性を世界へ——セミコンダクター以降の新しい飛躍へ
展示期間中には、台湾パビリオン主催のステージイベント「Beyond Semiconductors: Taiwan’s Next AI Leap」も開催されました。MoBagel、CancerFree Biotech、Mighty Net など、注目の台湾AIスタートアップが登壇し、半導体技術を基盤としたAI応用の展望や国際連携の実例についてディスカッションが展開されました
また、台湾証券取引所による台湾資本市場と台湾イノベーション・ボード(創新板)についての紹介や、就業金カードオフィス、台湾経済研究院による台湾の人材政策・研究支援体制の紹介を通じて海外スタートアップや投資家に向けて台湾のスタートアップ・エコシステムの魅力を総合的に発信しました。
展示会に先立ち、事前には多国間フォーラムやマッチングイベントを精力的を実施。5月7日には、韓国のKorea Startup Forumや朝鮮日報と共催で「Unicorn Summit」を開催し、台湾、日本、韓国、ベトナム、シンガポール、インドネシアから100社超のスタートアップ関係者が集結。AI、クラウド、バイオテック分野などをテーマに、各国のユニコーンや有望スタートアップが、資金調達や市場戦略のノウハウを共有しました。
さらに「Asia MirAI Day」では、東南アジア6カ国のスタートアップエコシステムとの連携を強化。「Taiwan Innovation Night」では、Salesforce CVC、Fujitsu Ventures、AWS など日本の大手企業に対して台湾スタートアップが提案を行う「リバースピッチ」も行われ、実務レベルでの協業機会の創出につながりました。

アジア全体を視野に、台湾スタートアップの国際展開を加速
「台湾イノベーション・ボード」は、アジアの中でも柔軟な上場条件を備えており、さまざまな成長段階のスタートアップがアクセス可能です。透明性の高い制度設計と投資家基盤の厚さもあり、日本をはじめとする海外スタートアップからは、上場市場としての関心が高まっています。
Startup Island TAIWANは、こうした活動を通じて台湾のスタートアップブランドを国際的に強化。マーケティング戦略や政策支援、マッチング機会の提供を通じて、スタートアップ企業の海外展開のハードルを下げ、日系企業・投資機関との長期的な関係構築を目指しています。
今月(6月)には、韓国・ソウルで開催されるエコシステム交流イベントへの参加も予定されており、アジア全体を見据えた取り組みを加速していきます。台湾証券取引所も引き続き連携し、日本・韓国などアジア諸国との資本市場・スタートアップ連携を推進し、「アジアのイノベーション・ボード」としての台湾市場の国際化をさらに強化してまいります。
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