積水ハウスの「シャーウッド純国産材プレミアムモデル」が第1回「ウッドデザイン賞」優秀賞 林野庁長官賞を受賞

   12月10日（木）、ウッドデザイン賞運営事務局（後援：林野庁）主催の第1回「ウッドデザイン賞」において、全受賞作品397点の中から上位賞が発表されました。 積水ハウス株式会社は、「シャーウッド純国産材プレミアムモデル」で、ソーシャルデザイン部門「優秀賞  林野庁長官賞」を受賞いたしました。

　ウッドデザイン賞は、木の良さや価値を再発見させる製品や取り組みについて、特に優れたものを消費者目線で表彰し、木材利用を促進する顕彰制度です。これによって、“木のある豊かな暮らし”が普及・発展し日々の生活や社会が彩られ、木材利用が進むことを目的としています。なお、受賞内容は、同日10日（木）から12日（土）に東京ビッグサイトで開催される、エコプロダクツ2015「森林（もり）から始まるエコライフ展」にてパネル等で紹介されます。

 

【優秀賞 林野庁長官賞】
ソーシャルデザイン部門「シャーウッド純国産材プレミアムモデル」

■審査評
ハウスメーカーの取り組みとして国産材の使用が本格化しているが、これは柱と梁を100％国産材化した商品であり、消費者に対して、地域ブランド材の価値を可視化するコミュニケーションプログラムも併せ持っている点が秀逸である。地域材のブランド価値向上とユーザーの地域への思いの醸成の両立を満たしている。

　当社では、2007年に独自の「木材調達ガイドライン」を策定し、その中で違法伐採や生態系破壊の可能性
が低い地域や、国内からの木材調達に積極的に取り組んでいます。2010年より、住宅の主要構造部に国産材を活用するべく、地域の集成材製造メーカーと連携し、お客様の好みに合わせて選んで頂けるよう、木造住宅シャーウッドの構造材に秋田杉、吉野杉、美作檜などの国産材仕様の整備に取り組んでまいりました。
　その後、林野庁が2013年4月1日より開始した「木材利用ポイント制度」に対応するモデルとして家の骨組みとなる柱・梁に厳選された国産ブランド材を使用した「シャーウッド純国産材プレミアムモデル」を同時期に発売しました。

■ 全国の林産地と地域の集成材製造メーカーとの連携による高品質材と供給安定の実現
当社を通じて市場の要求する商品性や品質管理のマインドが地域の集成材製造メーカーや生産者へと浸透することにより、ニーズに合った高品質な材料を安定して供給することが可能となりました。国産材、特に梁材においては、全国規模での安定供給可能な事業者が少ない傾向の中、全国の10 ※1の産地と連携し、新たなサプライチェーンの構築により、品質・強度の優れた国産カラマツ・檜の供給を安定化するとともに供給スピートが向上しました。

■ お客様へ国産材の魅力を伝える仕組み
お客様の住まいにより近い産地で育った国産ブランド材を提供することで、住まいへの愛着や国産材への関心が増します。また、建築現場で国産材活用が実感できるよう、国産ブランド材の構造柱に樹種と産地を表示することにより、お客様や近隣の方、工事関係者にも国産材を身近に感じてもらえます。

  (※1)
秋田杉（秋田）、東北産カラマツ（岩手）、秩父檜（埼玉）、信州産カラマツ（長野）、木曽檜（岐阜）、吉野檜・杉（奈良）、　美作檜（岡山）、石鎚檜（愛媛）、土佐檜（高知）、飫肥杉（宮崎）