コロナ禍で観光客が激減！ でも祭りの歴史は止めない！　神戸・南京町春節祭 35年目で初のオンライン開催　

南京町シェフ監修 ローソンとのコラボ弁当やパンも2月9日(火)から登場　実施期間：2月11日(木・祝)〜14日(日)の4日間

　神戸市の中華街・南京町で毎年行われる「南京町春節祭」 (主催:2021南京町春節祭実行委員会)が、2月11日(木・祝)〜14日(日)に開催されます。今年35年目を迎える春節祭は、前回と同様に北野異人館街の「神戸北野春節祭」と連携して行われますが、今回は現地での集客イベントは実施せず、初のオンライン配信で開催されます。
　また今年は春節祭の実施に合わせ、株式会社ローソン(本社：東京都品川区、代表取締役 社長：竹増 貞信)から、2月9日(火)より近畿2府4県のローソン店舗にて、南京町シェフ監修の「ネギ香る豚ミンチの焼ジャージャー麺」や「焼豚ロール」など５品が販売されます。

 

 

【2021 南京町春節祭】（オンライン配信のみで開催）

日時：2月11日(木・祝)〜14日(日) 
配信：神戸・南京町YouTubeで録画映像を順次配信（視聴無料）
主催：南京町商店街振興組合・2021南京町春節祭実行委員会 
コンテンツ：
　2月11日(木・祝)公開 …「春節祭誕生秘話」(懐かしい映像や写真を交えた座談会)
　2月12日(金・旧暦元日) 公開…「南京町春節祭実行委員長 岩田弘三（(株)ロック・フィールド会長）および、
　　　　　　　　　　　　　　　　久元喜造 神戸市長からのメッセージ」
　2月13日(土) 公開…「震災を乗り越えて」(1995年阪神・淡路大震災発生からの1年を振り返る)
　2月14日(日)公開…「100倍楽しむ・中国獅子舞、龍舞解説」
HP：南京町ホームページ https://www.nankinmachi.or.jp/

【神戸北野春節祭】（オンライン配信のみで開催）
日時：2月13日(土)・14日(日)  ※11日(木・祝)プレイベント実施
配信：北野神戸異人館街YouTubeとSHOWROOMで、
         北野町広場ステージ(無観客)から生ライブ配信(視聴無料)
主催：北野商業響働コミュニティー・
KITANO ACTIVE COMMUNITY (北野の住民、商業者、異人館関係者らからなる実行委員会）
コンテンツ：
　2月11日(木・祝) プレイベント 12:00スタート…獅子舞、北野異人館街紹介
　2月13日(土) 11:30〜16:30…変臉、中国音楽、獅子舞、マジック 
　2月14日(日) 12:00〜16:30…中国舞踊、中国音楽、獅子舞、歌、バレエ 
HP：神戸北野春節祭ホームページ https://www.shunsetsusai.com/

■2月9日(火)から、近畿2府4県のローソンで発売！南京町有名店シェフ監修 ローソンとのコラボ商品
　神戸市と株式会社ローソンは、平成26年から包括連携協定を結んでいます。その連携事業として、南京町春節祭のオンライン開催に合わせ、2月9日(火)から近畿2府4県のローソンにて、南京町のシェフ監修の弁当やパンなど5品を販売します。
　新型コロナウイルスの影響で外出自粛の中でも、自宅で南京町の春節祭の雰囲気を楽しんでいただき、また、今回の商品発売を通じて南京町および神戸市の魅力発信につなげます。

「ネギ香る豚ミンチの 焼ジャージャー麺(税込430円)」
酒粕で漬け込み、甜麺醤仕立ての特製ブレンド調味料で炒めた豚ミンチを、
ラードでこんがり炒めた麺にのせた焼ジャージャー麺。 

「ごま油香る！  豚玉あんかけごはん(税込430円)」
本場中国のたまり醤油で炒めた豚バラ肉と、オイスターソースと上白糖で香りと旨みとコクを出したあんかけを
ご飯にトッピング。 

「焼豚入り中華風 春雨スープ(税込330円)」
鶏がらとオイスターソースを加えた塩ベースの中華スープに、春雨を入れ焼豚をトッピング。 

「豚肉おこわおにぎり(税込150円)」
もち米と豚バラ、しいたけ、干しエビを使用した、具材感ともちもちとした食感を楽しめるおこわおにぎり。 

「焼豚ロール(税込258円)」
照り焼きソースとはちみつソースを和えた焼豚と玉葱・キャベツを挟んだロールパン。

■旧暦の正月を祝う、南京町最大のイベント「春節祭」 

  春節祭は、旧暦の正月を祝う中国最大の年中行事「春節」をアレンジした祭りで、昭和62年(1987年)から毎年開催され、今年35年目を迎えます(昭和天皇崩御の年と阪神淡路大震災の年の2回中止)。 平成9年(1997年)には神戸市の地域無形「民俗」文化財に指定されました。

  町中が提灯に照らされ、中国獅子舞や龍舞が行われるなど、町全体がお祝いムードに包まれる南京町最大のイベント。昨年から、北野異人館街の「神戸北野春節祭」と連携して行われています。毎年多くの観光客が訪れる催しですが、今年は新型コロナウイルスの影響で集客イベントは行わず、初のオンライン開催となりました。


■オンライン開催に至った、主催者の想い

 

「祭りの歴史は止めない！ オンラインだからできる楽しみ方を」
南京町春節祭実行委員会 劉 繕雲 企画部会長
  新型コロナウイルスの影響で南京町は観光客が激減。2回目の緊急事態宣言で光を失いかけた時もありましたが、震災後の復興を思い出し、「祭りの歴史を止めるわけにはいかない」とオンライン開催を決めました。「中国獅子舞や龍舞の解説」など、動画だからこそ実現でき、しかもこの動画を見ることで次回のリアル開催を何倍も楽しめるようなコンテンツを提供します。

「オンラインは、北野の魅力を全国に発信できるチャンス」
北野商業響働コミュニティー 若山 理蘭 事務局長

  開催方法について直前まで悩みましたが、これを機に新しい時代に沿ったやり方に挑戦することにしました。南京町ほど広く知られてはいませんが、実は北野エリアには多くの華僑が住んでおり、独自の文化が根付いています。こうした北野の魅力を全国に発信できる好機と捉え、コロナが落ち着いた時にすぐに走り出せるよう、今後につながるイベントにしたいと思います。