大玉すいかの販売が大幅減少するなかでピノ・ガール®の人気が急上昇中
人気の理由は小さいので冷蔵庫に無理なく入り、単身世帯でも食べられること
「持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする」をビジョンに掲げ、全国の都市部を中心としたスーパーマーケットで「農家の直売所」を運営する株式会社農業総合研究所(本社:和歌山県和歌山市、代表取締役会長CEO:及川 智正、以下「農業総合研究所」)は本格的な旬を迎える、すいかの6月〜8月の販売動向をまとめました。
具体的には農業総合研究所が全国のスーパーマーケットで展開している2,000店舗以上の「農家の直売所」での販売データを集計し、生産者などへのヒアリング調査を実施しました。
2023年のすいかの販売数ですが、一般的に最も馴染みのある「大玉すいか」は2022年と比較して、72.4%と大きく減少しています。
農林水産省の調べによると、すいかの作付面積は30年前のピーク時と比べ、4分の1程度にまで落ち込んでいます。今回の農業総合研究所のデータでも、すいか人気の長期低落傾向が裏付けられた格好です。
対照的に販売数を大幅に増やしているのが、ピノ・ガール®という品種です。2023年はその前の年と比べ、146.8%と増加を見せています。農業総合研究所では今年の夏もピノ・ガール®の人気は、続くものと見ています。
人気の理由:小さなサイズ、そしてタネまで食べられること
16年の歳月を掛け、すいかのタネを小さくする開発を成功させ、タネまで食べられる小玉すいか「ピノ・ガール®」を発表した、ナント種苗株式会社(本社:奈良県橿原市、代表取締役社⻑ 森井哲也)によると、大玉すいかの重さが8キロから10キロに比べてピノ・ガール®は重さが2キロ程度の小玉すいかです。このため、冷蔵庫にも無理なく入れることができます。またサイズが小さいので、単身世帯など家族の数が少ない世帯でも無理なく食べることができます。
大玉すいかが「冷蔵庫に入らない」「家族で食べきれない」といった理由で敬遠されるようになったのとは対照的です。
またピノ・ガール®のタネは普通の小玉すいかの約4分の1で固くないため、タネを気にせずに食べることができるのが特徴です。ということです。
取材協力
ナント種苗株式会社
〒634-0077奈良県橿原市南⼋⽊町⼆丁⽬6番4号
ナント種苗は現在SNSやメディアでも紹介されているタネごと食べられる小玉すいか「ピノ・ガール®」を始めとする個性的でユニークな野菜を品種開発している種苗開発メーカーです。
調査方法
調査期間:2022年6月1日〜2024年7月18日
調査方法:当社が全国2,000店舗以上のスーパーマーケットで展開する「農家の直売所」、及び産直卸での販売データ、及び、スーパーマーケット担当者や生産者への当社の担当者が直接のヒアリングを基に導出
会社概要
株式会社 農業総合研究所 (JPX 証券コード3541)
〒640-8341 和歌山県和歌山市黒田99番地12 寺本ビルⅡ4階
「持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする」をビジョンに掲げ、日本及び世界から農業が無くならない仕組みを構築することを目的とした産直流通のリーディングカンパニーです。全国約10,000名の生産者と都市部を中心とした約2,000店舗の小売店をITでダイレクトに繋ぎ、情報・物流・決済のプラットフォームを構築することにより、農産物の産地直送販売を都市部のスーパーで実現した「農家の直売所事業」と、生産者から農産物を買い取り、ブランディングしてスーパーに卸す「産直卸事業」を展開しています。
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