フリーランスの『確定申告迷子』問題:66.5%が困りごと抱えるも8割超に「専門的な相談相手がいない」
62.7%が「制度が複雑」と回答。変わり続ける制度と相談環境の整備が課題に
国内最大級のITフリーランス向けエージェント「TECHBIZ」をはじめとした、フリーランスと企業のマッチングサービスを運営する株式会社テックビズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中島一樹、以下「テックビズ」)はフリーランス・副業層600名を対象に「確定申告に関する実態調査」を実施しました。確定申告期間を前に、フリーランスと副業層の双方を対象に、確定申告の準備状況、抱えている課題や意識について実態調査を実施しました。本調査を通じて、個人で働くすべての方々がより安心して確定申告に取り組める環境づくりに貢献してまいります。

調査結果サマリ
①半数以上(53.7%)が確定申告に対してネガティブな感情を持ち、
その要因1位は「制度や手続きが複雑で分かりにくい」(62.7%)
②「確定申告あるある」第一位は「『今年こそ早めに準備する』と毎年思うが結局ギリギリ」
半数以上(55.5%)は確定申告の準備を12月以降に開始
③66.5%が確定申告や税務について「知りたい・困っていること」がある一方、
8割超(81.8%)に専門的な相談相手がいない『確定申告迷子』の状況
④確定申告費用「0円(全て無料ツールで対応)」が43.2%で最多。
求めるサポート1位は「書類作成を丸投げできるサービス」(33.0%)
調査の実施背景
近年、フリーランス法の施行や副業・兼業の推進など、働き方改革が進む中、フリーランスとして独立する人や、会社員をしながら副業・兼業で個人の仕事を持つ人が増加しています。それに伴い、確定申告に関する情報ニーズも高まっており、経費計上の判断や控除の活用、各種制度への対応など、疑問や課題を抱える方も少なくありません。株式会社テックビズでは、確定申告期間を前に、本業フリーランスと副業層の双方を対象に、確定申告の準備状況、抱えている課題や意識について実態を把握し、個人で働くすべての方々により良い支援を提供するため、本調査を実施いたしました。
調査結果
①半数以上(53.7%)が確定申告に対してネガティブな感情を持ち、
その要因1位は「制度や手続きが複雑で分かりにくい」(62.7%)
確定申告に対する感情を聞いたところ、全体の半数以上の53.7%が「ネガティブな感情」または「どちらかというとネガティブな感情」と回答しました。また、「確定申告を自分でやりたいと思いますか?」という質問に対して、「自分でやりたくない」「どちらかといえば自分でやりたくない」を合わせると59.3%に上り、約6割が確定申告を負担に感じていることが分かりました。

経験年数別で見ると、10年未満では約6割(1年未満:62.1%、1〜3年:60.2%、4〜6年:59.1%、7〜9年:59.0%)が高い水準でネガティブな感情を抱いているのに対し、10年以上では46.9%へと改善します。しかし、改善幅は10ポイント強にとどまり、経験を重ねても依然として半数近くが負担を感じている実態が明らかになりました。この限定的な改善の背景には、税制改正やインボイス制度の導入など、制度や書式が変わり続けることが挙げられます。過去のやり方が通用しなくなり、常に新しい知識のアップデートが求められるため、経験を積んでも完全には負担が解消されない状況にあります。確定申告の負担は「慣れで解決する一過性の問題」ではなく、変化し続ける制度に対応し続けなければならない構造的な課題であることが浮き彫りになりました。

また、ネガティブな感情を抱く理由として「制度や手続きが複雑で分かりにくい」(62.7%)が多数を占め、「計算や入力作業に時間がかかる」(61.5%)「必要書類の準備が大変」(56.2%)が続きました。これらは単なる「苦手意識」や「面倒くささ」ではなく、本来の業務に集中すべき時間を奪われることへの負担感と、専門知識が必要な判断への不安が複合的に重なっている状態と言えます。

②「確定申告あるある」第一位は「『今年こそ早めに準備する』と毎年思うが結局ギリギリ」
半数以上(55.5%)は確定申告の準備を12月以降に開始
確定申告に関する「あるある」で経験したことを聞いたところ、「『今年こそ早めに準備する』と毎年思うが結局ギリギリ」が29.7%で第1位となりました。また、「確定申告が終わった後の達成感・解放感がすごい」(23.0%)、「来年の確定申告がすでに憂鬱」(23.0%)という相反する感情が同程度で上位に入っています。確定申告が終わった瞬間の達成感は「問題が解決した」のではなく「とりあえず義務を果たした」という感情が強く、根本的な不安や負担は翌年へと持ち越されます。

「確定申告の主な準備タイミングについて、どのタイプに一番近いですか?」という質問に対して、年末以降に準備を開始する層(「年末追い込み型」(10.2%)「年明けスタート型」(14.8%)「直前型」(15.5)「ギリギリ型」(15.0%)の合計)が55.5%と、半数以上が12月以降に準備を開始していることが分かりました。この結果は、先述の「あるある」1位の「『今年こそ早めに準備する』と毎年思うが結局ギリギリ」(29.7%)と結びついています。多くのフリーランスは早めの準備の重要性を認識しながらも、本業との両立や日々の業務に追われる中で、確定申告を後回しにせざるを得ないのが実態です。

③66.5%が確定申告や税務について「知りたい・困っていること」がある一方、
8割超(81.8%)に専門的な相談相手がいない
確定申告や税務について、「確定申告や税務について、最も知りたい・困っていることは何ですか?」と聞いたところ、66.5%が何かしらの困りごとや知りたいことを抱えていることが明らかになりました。

一方で、「確定申告や税務について、気軽に相談できる相手はいますか?」という質問では、税務署の無料相談や税理士といった専門家に相談できる環境にある人は18.2%にとどまり、8割超が専門的な知識を持つ相談先を持たない実態が明らかになった。さらに、家族や友人を含めた「気軽に相談できる相手」についても60.6%が「いない」と回答しており、フリーランスの多くが孤立した『確定申告迷子』の状況に置かれています。

困っていること・知りたいことの1位は「どこまで経費として計上できるか」(32.3%)でした。接待費、通信費、家賃按分といったグレーゾーンの多い経費判断を、相談先のないまま積み重ねていく「正解のわからない判断」が負担となっています。2位の「節税対策の方法」(21.0%)、3位の「インボイス制度への対応」(19.8%)も含めると、フリーランスは税務面での判断を日々迫られながらも、それを相談できる環境にないという課題が浮き彫りになりました。

④確定申告費用「0円(全て無料ツールで対応)」が43.2%で最多。
求めるサポート1位は「書類作成を丸投げできるサービス」(33.0%)
確定申告にかける費用は「0円(全て無料ツールで対応)」が43.2%で最多となり、多くのフリーランスが費用をかけずに自力で対応している実態が明らかになりました。一方で、求める無料サポートの1位は「書類作成を丸投げできるサービス」(33.0%)となっており、現状の「自力対応」と本来のニーズである「完全委託」の間に大きなギャップが存在することが分かりました。

このギャップが生まれる背景には、費用面だけでなく、アクセスの難しさという構造的な問題があります。税理士への依頼を検討したが依頼しなかった層に理由を聞いたところ、「費用が高い」(58.5%)が最多である一方で、「どの税理士に依頼すればいいか分からない」(30.6%)、「依頼の仕方が分からない」(17.0%)といった回答も上位に入りました。

本調査により、フリーランスの確定申告における構造的な課題が明らかになりました。半数以上がネガティブな感情を抱き、経験を積んでも負担感が解消されない背景には、インボイス制度をはじめとする税制改正など、変化し続ける制度への対応が求められることがあります。さらに、66.5%が困りごとを抱える一方で、81.8%に専門的な相談相手がいない『確定申告迷子』の状況が浮き彫りになりました。費用面の課題に加え、「どの税理士に依頼すればいいか分からない」といったアクセスの難しさも明らかになっています。フリーランスが安心して本業に専念できる環境づくりには、相談環境の整備と、変化に対応し続けられる継続的なサポート体制の構築が不可欠です。
調査概要
調査名:「確定申告に関する実態調査」
調査対象:フリーランス・副業従事者・男女 600名
調査期間:2025年12月9日-12月11日
調査方法:インターネット調査
今後の活動
株式会社テックビズでは、「人生を豊かにする新たな働き方の創造」というパーパスのもと、フリーランスや副業で働く方々が安心して本業に専念できる環境づくりに取り組んでいます。その一環として、テックビズで稼働中の人材向けに無料の確定申告代行サポートを提供しており、確定申告に関する専門的なサポートを通じて、フリーランスの方々の負担軽減を実現しています。
確定申告代行サポート:https://freelance.techbiz.com/tax-support/
本調査で明らかになった「困りごとを抱えながらも相談先がない」「費用面で専門家に依頼できない」という実態を受け、今後はサービスのさらなる拡充と、フリーランスの税務面での孤立を解消する施策を強化してまいります。テックビズが提唱する「人的資本の社会的共有」——個人が持つ知識や経験といった人的資本を個社で閉ざすのではなく、社会全体で共有・活用することで企業と個人双方の成長を促進する——という理念のもと、フリーランスや副業で働く一人ひとりが持つ専門性を最大限に発揮できるよう、税務サポートをはじめとした包括的な支援体制を構築し、個人の豊かな人生と企業の持続的成長を同時に実現する働き方の創造を目指してまいります。
株式会社テックビズについて
テックビズは、「働き方を変え、世界を変えていく」をスローガンに掲げ、国内最大級のITフリーランス向けエージェント「TECHBIZ」をはじめとした、個人と企業のマッチングサービスを提供しています。専任コンサルタントによる、テクニカルスキルとヒューマンスキルの双方からの高品質なマッチングによって、継続稼働率約97%を実現しています。2021年より3年連続「アジア太平洋地域における急成長企業ランキング」にランクインしています。創業以来、「人生を豊かにする新たな働き方の創造」というパーパスのもと、フリーランスにはより主体的に働ける場と環境の提供を、企業には、人材不足やDX化といった変化の激しい社会における、持続的な成長の支援をすることで、人生を豊かにする新たな働き方の創造を目指しています。

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会社名 |
株式会社テックビズ |
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所在地 |
東京都渋谷区恵比寿1-19-19 恵比寿ビジネスタワー3F |
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代表取締役 |
中島一樹 |
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設立 |
2019年9月2日 |
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事業内容 |
ITフリーランス向けのマッチングサービス「TECHBIZ」の運営など |
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コーポレートサイト |
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サービス |
「TECHBIZ」https://freelance.techbiz.com/client/ |
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オウンドメディア |
「TECHBIZメディア」https://techbiz.com/media 「HUMAN CAPITAL + 」https://humancapital-plus.com/ |
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