パティーナ大阪初開催「パティーナ・アート・ レジデンシー 2026」レジデント・アーティストが決定
選出されたアーティストのディナ・アリを迎え「Rooted Realms(土地に根ざす世界)」をテーマに、 文化と土地、アイデンティティのつながりを探求

本リリースは、10月21日にカペラホテルグループから配信されたリリースの日本語訳です。
パティーナ ホテルズ&リゾーツは、第2回「パティーナ・アート・レジデンシー」の受賞者として、ロサンゼルスを拠点に活動するビジュアルアーティスト、ディナ・アリを選出したことを発表しました。
アーティストの創作活動を支援する年次アートプログラムであるパティーナ・アート・レジデンシーは、現役で活動するアーティストに、パティーナブランドが展開するホテルや地域に滞在しながら、新たな作品を生み出すための環境、機会、そして支援を提供するプログラムです。単にその土地を作品の背景として捉えるのではなく、その土地を取り巻く環境や歴史、素材、地域コミュニティと深く向き合いながらアーティストの創造性と各デスティネーションが持つ価値との結びつきを育んでいます。
2026年のパティーナ・レジデント・アーティストとして選出されたアリは、今後、パティーナ大阪でレジデンシープログラムに参加し、ホテルを取り巻く環境や大阪の文化的景観、そして自身と日本との個人的なつながりを手がかりに、新たな作品の制作に取り組みます。

前列(左から):レイチェル・ヴァーギス、イラリア・フェラガモ、ディナ・アリ、レクシー・ロドリゲス(カペラホテルグループ ライフスタイル部門副社長)、キャサリン・ロウ)
■アーティストの創造性と土地との対話を育む「パティーナ・アート・レジデンシー」
パティーナブランドは、ホスピタリティがアートの世界にもたらす価値を、作品の展示や収集にとどまらず、アーティストが創作活動を発展させるための空間や時間、その土地ならではの文化や人々との出会い、そして作品をより多くの人々に届ける機会を提供することにあると考えています。
本レジデンシーの特徴のひとつは、アートコレクターやアーティストなど、各界で活躍する13名の著名人によって構成される選考委員会です。審査員は、候補者の推薦から受賞者の選考まで、プログラムの重要な役割を担います。選考委員会は、LUX Media Groupオーナーのダリウス・サナイが招集し、テート美術館の中東・北アフリカ地域取得委員会共同委員長を務めるマリア・スッカルが委員長を務めています。
アリは、2026年10月19日(日) 夜にロンドンで開催されたプライベートイベントにおいて、審査員や著名なアートコレクターらが出席するなか、受賞を称えられました。
審査員は、マリー=ロール・ド・クレルモン=トネール、イラリア・フェラガモ、アルトゥーロ・ガランシーノ、アーチ・ヘイデス、クリスチャン・ルヴェ、アラン・ロー、キャサリン・ロエベ、フランチェスコ・マッカパーニ・ミッソーニ、サイモン・ド・ピューリー、サナ・レズワン、レイチェル・ヴァーギスで構成されています。
審査員長のマリア・スッカルは、次のようにコメントしています。
「パティーナ・アート・レジデンシーが、アーティストに新たな可能性を探求するための時間、空間、そして創作活動を後押しする機会を提供していることを、大変うれしく思います。キャリアの重要な転機にいるアーティストを支援することは、長期的な影響をもたらします。その歩みの一部となれることを光栄に思います。」
■「Rooted Realms(土地に根ざす世界)」場所、アイデンティティ、自然との関係を探る
第2回となる今回のレジデンシーでは、「Rooted Realms(土地に根ざす世界)」をテーマに、土地とアイデンティティ、そして環境が互いにどのように影響し合い、形づくられていくのかを探求します。
各レジデンシーは、その開催地と深く根ざしたプログラムとして展開されます。初回受賞者であるシェザド・ダウードは、パティーナモルディブ・ファーリアイランドにおいて、リゾートの常駐海洋生物学者とともに海洋保全活動との関係をさらに深めています。
一方、今後、パティーナ大阪を拠点とするアリは、日本の季節の移ろいに対する繊細な感性を表す「季節感」を手がかりに、自然と人との関係性を探求します。ストリックランドが設計を手がけたパティーナ大阪は、日本の歴史的建造物である大阪城に隣接し、歴史と現代の都市文化が交差するロケーションに位置しています。また、最近発表された「Travel + Leisure World's Best Awards 2026」において、世界第1位のホテルに選出されました。アリは、最大30日間にわたって同ホテルに滞在し、宿泊・食事の提供と専用の創作スペースを活用しながら、新たな作品の制作に取り組みます。


■アラブと日本、二つの文化的背景から生まれる表現
建築と都市デザインを学んだ後、カリフォルニア芸術大学(California Institute of the Arts)で美術学修士号(MFA)を取得したアリは、空間と社会の構造が交差し、変化していく過程を絵画で表現しています。その作品は、場所との結びつきや、そこに存在するもの、あるいは失われたものが、歴史や記憶、郷愁にどのような影響を与えるのかをテーマとしています。 アラブ系と日本の文化が交わるコミュニティで育ったアリにとって、日本文化は幼少期の日常に自然に溶け込んだものでした。彼女の作品には、日本の伝統的な文様や和紙、織物と、アラブの文化的背景に由来するモチーフが融合しています。
アリは、自身のルーツと日本とのつながりについて、次のように語っています。
「私にとって『故郷』との関係はとても複雑です。これまで15の都市で暮らし、20回の引っ越しを経験しました。そして、先月、生まれて初めて自分自身のルーツと向き合う機会を得ました。だからこそ、私はずっと、自分が本当に帰属できる場所を求めて生きてきたのです。数年前、桜の季節に日本を訪れた際、不思議なほど故郷に帰ってきた感覚を覚えました。京都の美術館で作品を鑑賞していたとき、幼い頃から親しんできた紙の文化に触れ、『この場所は私を知っている。私のことを理解してくれている』と感じたことを今でも覚えています。そのとき、日本文化との関係はまだ終わっていないと感じ、この先どのような新しい章が待っているのか、そして、それをどのように形にしていけるのかを考えました。素材には、文化や記憶、郷愁といった、さまざまな意味が宿っています。日本の紙や布地には、シリアの錦織と通じるものを感じます。大阪で時間を過ごし、日本の紙や布地を通して文様表現の可能性を探求し、自身の作品へとつなげていくことを楽しみにしています。」
■大阪の風景に息づく歴史、工芸、そして人々の営みを作品へ
レジデンシー期間中、アリは大阪を、歴史と現代、自然と都市生活が相互につながる風景として捉えます。何世紀にもわたって受け継がれてきた工芸の伝統、現代の都市生活、水辺の風景、そして季節の移ろいが共存し、影響し合う様子を、散策や観察、素材の収集、地域の人々との交流を通じて探求します。こうした創作活動を通じて、一つの場所が複数の歴史や時間、帰属意識をどのように内包し得るのかを考察します。レジデンシー期間中に制作された作品、またはその経験から生まれた作品のうち1点は、パティーナ・コレクションに収蔵される予定です。このコレクションは、各土地の文化的・環境的背景と、そこから生まれる芸術表現を記録し、発展させていくことを目的としています。アーティストの創作活動を支援するとともに、各地の文化や風土に根ざした作品を収集することで、ホスピタリティにおける新たな芸術支援のあり方を提示しています。パティーナホテルズ&リゾーツは、今後もアートと土地、人々とのつながりを育みながら、アーティストの創造性を支え、新たな文化的価値を生み出す機会を提供していきます。
ABOUT PATINA OSAKA
難波宮跡と歴史ある大阪城の間に位置するパティーナ大阪は、意識的な生活スタイルとクリエイティブな表現というレンズを通して再定義されたトランスフォーマティブ・ラグジュアリーを体験する、マインドフルな探検家たちを誘います。「水の都」である大阪にそびえ立つ20階建てのサンクチュアリは、サステナブル・ビューティーの象徴的存在です。ここでは、長い年月を経た銅、選び抜かれた木材、そして豊かに流れる水が、地球と芸術の両方に敬意を払いながら、ゲストに時の物語を語りかけます。 221室の丹精を込めてデザインされた客室は、日本の季節を慈しむ美学である季節感を自然のリズムと調和した空間と共に反映しています。 地元の職人や土地の恵みにまつわるストーリーを伝えるために旬の食材を使用したマイクロシーズナル・キュイジーヌを提供するレストラン「P72」をはじめ、サウンド・パイオニアのデヴォン・ターンブル(OJAS)が入念に作りこんだスピーカーを通して音楽を瞑想へと変えるリスニングルームなどをご体験いただけます。 パティーナ大阪は、心のこもったラグジュアリー、芸術に重きを置きながら、サステナブルで洗練されており、ただ滞在を求めるゲストだけでなく、成長することを求める人々のためのホテルです。 『Travel + Leisure World's Best Awards 2026』において「World's Best Hotel(世界ベストホテル第1位)」および「No.1 City Hotel in Asia(アジアのベストシティホテル第1位)」に選出されました。 The 50 Best Hotels 2026で世界第33位に選出され、特別賞「Nikka Best New Hotel Award 2026」を受賞いたしました。
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