陸に通せぬなら海の上に。発想の転換が生んだ「高輪築堤」とそこに息づくイノベーション精神を感じる展覧会「THE FIRST RAILWAY はじまりの鉄道ー高輪築堤の物語ー」を開催

2026年10月8日(木)より11月16日(月)まで

一般財団法人JR東日本文化創造財団

■展示会の趣旨

約 150 年前、新橋・横浜間の約 29km に、日本初の鉄道が開業しました。その鉄道開業時の遺構である高輪築堤の一部が、TAKANAWA GATEWAY CITY のまちづくりの中で出土したことは、わたしたちにとって大変意義深いことと受け止めています。

まちづくりと高輪築堤の保存との両立を実現するため、国史跡に指定された第 7 橋梁部を含む約 80m および公園部約 40m を現地に保存し、2028 年春の公開を予定しており、その後、信号機土台部を含む約30m の移築保存も予定しています。これら様々な取組みを通じて、日本の近代化の象徴である鉄道の歴史と記憶を未来へ受け継ぎ、鉄道開業を成し遂げたイノベーションの精神を継承していきます。

本展ではこの取組みの一環として、発掘時に採取した空間スキャンデータ(点群データ)を活用してその姿を描いた映像作品、および発掘調査時に出土した史料を展示し高輪築堤を紹介します。

「MoN Takanawa: The Museum of Narratives(モン タカナワ: ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)(運営:一般財団法人JR東日本文化創造財団)」は、「THE FIRST RAILWAY はじまりの鉄道ー高輪築堤の物語ー」を開催します。

■ 最新テクノロジーによる大型映像や出土品のインスタレーション

日本初の鉄道が走る情景を大画面で体感

本展のメインとなるのは、高輪築堤の発掘調査時に採取した点群データを活用した映像作品「海上を走る機関車」。かつてこの地を走った鉄道​​が未来へと走り続ける姿を、情感豊かな音楽とともに美しく表現します。歴史と記憶を会場の壁一面に投影する映像が、臨場感たっぷりに鉄道の歴史と明治日本のイノベーション精神を伝えます。

発掘された史料も展示
展示空間は、高輪築堤の一部を模した造形や、実際に高輪築堤に使用されていた石や松杭によって構成されます。約150年前に日本で初めての鉄道が走った地で、当時の情景がデジタル、アナログの両方から甦ります。

国指定史跡「旧新橋停車場跡及び高輪築堤跡」の空間スキャンデータ(点群データ)
「海上を走る機関車」より
発掘時の記録写真と出土品の記録(提供:JR東日本)

◼︎映像作品のナレーションに松重 豊

映像作品「海上を走る機関車」映像のナレーションを務めるのは、俳優の松重 豊。海の上に鉄道を敷くという明治の先人たちの思いを伝えます。

松重 豊(敬称略)


高輪築堤とは

◼︎日本初の鉄道がその上を走った、高輪築堤

明治2 (1869年)、文明開化のただなかで、政府は新橋から横浜をつなぐ鉄道の建設を決定。しかし、高輪海岸周辺は反対派が多く工事が進まず「海の上に線路をつくる」という発想が生まれ、当時の東京湾上に高輪築堤が完成します。(諸説あり)イノベーションで近代化を押し進めた先人たちのスピリットを感じることができるエピソードです。


◼︎西洋と日本の技術の融合
江戸時代以来の城の石垣技術を活かしてつくった堤の上に、イギリス製のレールが敷かれました。建設はイギリス人技術者エドモンド・モレルの指導のもと行われ、工事用車両や機械等もなかった時代に、明治政府による正式決定後2年半で鉄道開業が実現しました。


◼︎鉄道の歴史を伝える遺構

高輪築堤の周辺は明治の終わりから大正時代に埋め立てられ姿を消していましたが、2019 年の品川駅改良工事中に高輪築堤の一部である可能性がある遺構が見つかり、調査の結果、高輪築堤の遺構が残っていることが判明しました。2021 年には、日本の交通の近代化や当時の土木技術等の歴史を知る上で重要な遺跡として、「旧新橋停車場跡及び高輪築堤跡」が国の史跡に指定されています。


◼︎ THE FIRST RAILWAY PROJECTと高輪築堤の保存活用について

約150年前、新橋・横浜間の約29kmに、日本の近代化を象徴する鉄道が開業しました。その歴史と記憶を未来へ受け継ぐプロジェクトとして、この取り組みは始まりました。鉄道開業を成し遂げたイノベーションの精神を、展示などの様々な取り組みを通して紹介していきます。


「THE FIRST RAILWAY PROJECT」の拠点のひとつである高輪では、2026年3月より国指定史跡である高輪築堤跡の第7橋梁部(約80メートル)および公園部(約40メートル)の現地保存・公開工事に着手し、2028年春の公開を目指しています。

◼︎「高輪築堤」を深く知る、もう一つの場所

TAKANAWA GATEWAY CITYのTHE LINKPILLAR 2  1F GALLERYでは、「THE FIRST RAILWAY展 ーはじまりの鉄道ー」が開催されています。鉄道開業の歴史や高輪築堤の発掘調査の紹介、本プロジェクトに関わる専門家達へのインタビュー動画などが常設展示されています。

〈会場〉THE LINKPILLAR 2 | 1F GALLERY

〈開廊時間〉10:00~19:00(最終入場 18:45)

(休館日:ビル休館日に準じる)

〈入場料〉無料

高輪ゲートウェイ駅から徒歩6分。

詳細:https://www.takanawagateway-city.com/thefirstrailway/

◼︎スペシャルトークイベント開催決定

「高輪築堤と街のデザイン」スペシャルトークイベントを、11月1日(日)にMoN Takanawaで開催決定。登壇者は隈研吾(建築家)、小野田滋(公益財団法人鉄道総合技術研究所アドバイザー)他を予定しております。

詳細は決まり次第ホームページ等で発表します。


THE FIRST RAILWAY はじまりの鉄道ー高輪築堤の物語ー

開催期間 : 2026年10月8日(木)〜11月16日(月)

休館日:10月13日(火)

開催時間:10:00〜19:00 (金土は21:00まで)

     *最終入場は終了の30分前まで

会場:MoN Takanawa: The Museum of Narratives Box300 

入場料:無料

主催・企画制作:MoN Takanawa: The Museum of Narratives

協力:東日本旅客鉄道株式会社、文化庁、東京都教育委員会

※映像作品「海上を走る機関車」は、文化庁「歴史活き活き!史跡等総合活用整備事業」を活用して制作されました。


■伝統からマンガ、音楽、宇宙まで。文化の実験的ミュージアム
 MoN Takanawa: The Museum of Narrativesについて

The Museum of Narratives の頭文字「MoN」には、新たな自分と出会う新しい世界への「門」、そして、未来を考え創造するための「問(問い)」の2つの意味が込められています。

Photo: Yasuyuki TAKAKI
Photo: Yasuyuki TAKAKI

公式ウェブサイト:https://montakanawa.jp/
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/montakanawa/ (@montakanawa)
今後の詳細情報は、公式ウェブサイトおよびSNSを通じて順次発信します。

名称

MoN Takanawa: The Museum of Narratives

事業者

一般財団法人JR東日本文化創造財団

敷地面積

8,103.21㎡

延床面積

24,314.31㎡

高さ

44.19m

階数

地上6階・地下3階

主用途

展示場、ホール、飲食施設 等

設計者・デザイナー

品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体

外装デザインアーキテクト/隈研吾建築都市設計事務所

■一般財団法人JR東日本文化創造財団について

 当財団は「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」の企画運営を通して、日本の文化創造に貢献するための組織として2022年4月1日に設立されました。「100年先へ文化をつなぐ」をミッションに、これまで育まれてきた伝統や文化に現代の価値観やテクノロジーを融合させ、より広い時間軸と国内外のパートナーとともに国際的な共創、交流、発信を行っていきます。

※「MoN」、「MoN Takanawa」並びに「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」は、一般財団法人JR東日本文化創造財団の登録商標です。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://www.jreast-ci.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都港区高輪二丁目21-42
電話番号
-
代表者名
喜㔟陽一
上場
-
資本金
-
設立
2022年04月