【子どもに第三の居場所「サードプレイス」はある?】小中学生の親500人アンケート調査

子どものサードプレイスに関する意識調査

株式会社アタム

オンラインイラスト教室を運営する株式会社アタム(本社:東京都港区、代表取締役:宮澤惇、以下 アタムアカデミー)は、小中学生のお子様がいる500人を対象に「子どものサードプレイスに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。

「第三の居場所(サードプレイス)」とは、家庭や学校とは別に、人とのつながりや居心地のよさを感じられる場所のことを指します。

子どもがサードプレイスをもつことで、精神的な発達にいい影響があると、注目されています。

今回、オンラインイラスト教室を運営するアタムアカデミー( https://atam-academy.com/ )は、小中学生のお子様がいる親500人に「子どものサードプレイス」に関するアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。

調査結果に対して、日本小児科学会専門医の江原和美氏よりご考察いただいております。

【データの引用・転載についてお願い】

本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、必ず「アタムアカデミー」のURL( https://atam-academy.com/ )へのリンク設置をお願い致します。

【調査概要】

調査対象:小中学生のお子様がいる人

調査期間:2026年5月8日~11日

調査機関:自社調査

調査方法:インターネットによる任意回答

有効回答数:500人(女性411人/男性89人)

回答者の年代:20代 4.2%/30代 42.2%/40代 46.4%/50代以上 7.2%

【調査結果サマリー】

・子どもに第三の居場所(サードプレイス)が必要だと思う親は95.8%

・子どもの第三の居場所(サードプレイス)1位は「習い事」

・子どもに第三の居場所(サードプレイス)があることのメリットは「自分らしくいられる」

・学校と家庭だけのコミュニティでは育ちにくいと感じる能力は「コミュニケーション能力」

子どもに第三の居場所(サードプレイス)が必要だと思う親は95.8%

小中学生のお子様がいる親500人のうち、「子どもに第三の居場所(サードプレイス)が必要だと思う」と回答した人は、「とても思う(50.2%)」「まあ思う(45.6%)」を合わせて95.8%にのぼりました。

大多数の親が、子どもには家庭や学校以外の居場所が必要であると考えています。

子どもの第三の居場所(サードプレイス)1位は「習い事」

お子さんの第三の居場所(サードプレイス)の圧倒的1位は「習い事(50.2%)」で、全体の半数を占めました。以下、2位「祖父母の家(15.2%)」、3位「オンラインゲーム(7.4%)」が続きます。

「物理的に家や学校とは違う場所」が多いものの、「オンラインゲーム」という回答もありますし、1位の習い事にも「オンラインの習い事」が含まれています。

物理的には家にいても、意識はサードプレイスにあるというケースもあることがわかりました。サードプレイスのあり方が多様化していることも伺えます。

<1位 習い事>

・プログラミング教室とサッカークラブです(30代 男性)

・放課後に通っているスポーツ教室が、子どもにとってのサードプレイスになっています。学校とは違う友達や大人と関われるため、気持ちの切り替えができるようです(40代 女性)

・けん玉が好きで、けん玉も教えてもらえる英会話の先生を見つけてオンラインでの習い事をしています。けん玉のつながりでサークルなどにも参加し、異年齢の中での経験も学べている様子です(40代 女性)

習い事には、様々な学校や学年の子どもが集まり、講師も親や学校の教員とは違った接し方をします。学校とも家庭とも違うメンバーと、習い事独自のルールのもとで関われる場所です。

好きなことや得意なことを習い事にしている場合は、好きなことが共通している人とのつながりができるため、人間関係も築きやすいと期待できます。

<2位 祖父母の家>

・祖父母宅。私から見ると夫の実家で、子どもにとっては優しいおじいちゃんおばあちゃんのお家です(40代 女性)

・祖父母宅の離れにあるプレハブ。近所に住んでいます(50代以上 男性)

祖父母と過ごす時間の特徴としては、「自宅に近い安心感がありながらも、親子関係とは異なる距離感や価値観がある」という点が挙げられます。

アンケート回答からは、優しい祖父母に甘えたり、自宅とは違う環境でゆったりと過ごしたりする中で、子どもが気持ちを解放できる場所になっていることが読み取れました。

血縁者であることから、「親にとっても安心して任せられるし、助かるサードプレイス」という声もありました。

<3位 オンラインゲーム>

・週末に友人と遊ぶオンラインゲーム上のコミュニティです。学校のクラスのような「固定された枠組み」とは異なり、共通の趣味や目的で緩やかにつながれる場所が、本人にとっての息抜きと主体的な居場所になっています(20代 女性)

・オンラインゲームの友達とは気軽に話せるみたいで、家にいながらも安心して交流できているのが、親としても助かっています(40代 女性)

現代の子どもたちにとっては、オンラインのつながりが身近なものになっているとわかる順位です。

なお、リアルの友達とオンラインゲームを楽しむケースもあれば、ゲームでしかつながっていない友達がいるケースもありました。

ゲームのみのつながりである場合には、「顔を出さずに匿名性の高い付き合いになっているからこそ、親や学校の友達には言えない本音が出せる」という貴重さがあります。ただし親としては、長時間利用や、ゲームを介したトラブルへの配慮は欠かせません。

<4位 図書館>

・図書館は静かで落ち着けるようで、学校帰りに寄って読書を楽しんでいます(40代 女性)

・塾と図書館です。学校以外で落ち着いて過ごせる場所として利用しています。家とは違う環境で集中できる時間があり、いいようです(50代以上 女性)

図書館は、静かで落ち着いた空間の中で、自分のペースを保って集中して過ごせる場所です。基本的におしゃべりはできないため、学校のように常に人間関係を意識する必要がなく、家庭とも異なる環境でひとりの時間をもてます。

穏やかに過ごせる居場所を求めるタイプの子どもにとっては、図書館はいいサードプレイスです。

<5位 学童保育>

・スタッフの面倒見がよく、仲間もいて友達の輪も広がっているので、本人も大変気に入っている(40代 女性)

・自分たちで工夫して遊びを作り出せる環境があり、友達と対等に交流できる大切な場所になっています(40代 女性)

学童保育(放課後児童クラブ)は、共働きなどで親が日中不在となる小学生を預かる場所のことです。

学年の違う子ども同士が関わりながら過ごせる場で、指導員とのコミュニケーションもあるため、サードプレイスとして機能している例も多いとわかりました。

<同率5位 放課後等デイサービス>

・学校や家庭とは違う環境で過ごせるので、安心して過ごせる居場所のひとつになっています(40代 男性)

・2歳の頃から「放課後等デイサービス」にお世話になっています。何年も通っているので、先生方とも気心が知れ、深い信頼関係が築けています。家庭や学校とはまた違う、もうひとつの「安心できる居場所」として定着しています(40代 女性)

放課後等デイサービスは、障がいや発達に特性のある子どもが放課後や長期休暇中に通うサービスです。特性や個々のペースに合わせて過ごせる点が、「安心して過ごせるサードプレイス」として評価されています。

学校では緊張しやすい子どもあっても、自身の特性を理解してくれるスタッフや、小さい頃から慣れた環境の中では安心して過ごしやすくなるからです。

子どもに第三の居場所(サードプレイス)があるメリットは「自分らしくいられる」

「子どもに第三の居場所(サードプレイス)があるメリット」を聞いたところ、1位は「自分らしくいられる(27.2%)」でした。2位「コミュニケーション能力が身につく(16.0%)」、3位「人間関係が広がる(15.8%)」、4位「気分転換できる(15.2%)」が僅差で続きます。

子どものサードプレイスにつしては、心の安定や成長というメリットが多く挙げられました。

<1位 自分らしくいられる>

・親や先生の顔色を気にせず、素の自分でいられるようです(30代 女性)

・解放感が得られること。家庭や学校では子どもにも役割・立場があって、頑張っていることもあると感じています。立場から解放される場所があると、また普段の自分に戻りやすいのではないかと思います(40代 女性)

多くの子どもたちは、家庭では親から勉強やスポーツ面で、あるいは「お兄ちゃん・お姉ちゃん」などとして期待されます。また学校では、先生や友達の前で「かっこいい自分でいたい」といった気持ちになることも。

しかしサードプレイスがあることで、自分らしくいられる時間を取り戻せます。サードプレイスが、家庭や学校で期待される役割や人格から少し離れられる場所になるからです。

そのため「ガス抜きできる場所になるのでは」と期待している人もいました。

<2位 コミュニケーション能力が身につく>

・近くに住んでいる子どもたちがよく来る場所なので、友達と交流できる。多学年との付き合いもできるから、人付き合いが学べると思う(30代 女性)

・塾の先生とマンツーマン指導ができるおかげで、学力的な勉強とは別に礼儀作法なども学べるのがいい(50代以上 男性)

習い事などのサードプレイスでは、「異年齢での交流」「親以外の大人との交流」が生まれやすくなります。そのため「どう関われば相手と楽しく過ごせるか」「年上や年下の人にはどう接すればいいのか」を自然に学ぶ機会となります。

<3位 人間関係が広がる>

・友達が増え、家族以外と会話する場所ができたこと(30代 女性)

・学校へ登校できないので、家族以外の人とつながる場所としていいと思います(40代 男性)

サードプレイスがあることで、子どもの人間関係は「学校と家庭だけ」に限定されにくくなります。

例えばオンラインゲームでは、地域も年齢も関係なくつながりをもてますね。対面の習い事だとある程度地域は限定されますが、違う学校に通う、違う学年の友達ができることも多いと考えられます。

また不登校などで学校の友人との接点が少ない場合でも、家庭以外の誰かと関われる場となりえます。

<4位 気分転換できる>

・学校にとらわれない人間関係があることで、学校で嫌なことがあっても気分を変えるきっかけにもなる。「学校だけがすべてじゃない」と思える心強さは、想像以上にある(30代 女性)

・スポーツ教室では、学校や家では出し切れないストレスを出し切れる(50代以上 女性)

サードプレイスでは、学校や家庭とは異なる空気の中で過ごせます。

環境が変わることで、「学校での人間関係や勉強」「家庭でのルールや親との喧嘩」などがあっても、気持ちを切り替えるきっかけとなります。スポーツ系の習い事の場合、身体を動かすことでストレス発散になるという声もありました。

複数の居場所をもって、状況に合わせて環境を変えることで、悩みを抱え込みにくくなると考えられます。

<5位 自己肯定感が高まる>

・学校の成績やキャラに関係なく、好きなことで認められるので、自信がつくようです(30代 男性)

・今通っているピアノ教室の先生は褒めて伸ばすタイプのため、自己肯定感が低めの娘にとっては、自己肯定感が育っていいなと感じています(30代 女性)

サードプレイスでは、学校の成績やいわゆる「スクールカースト」とは異なる評価軸が存在します。そのため子どもが、自分の価値を感じやすい環境となる可能性があるのですね。

例えば得意なことを褒められたり、努力そのものを認めてもらえたりする経験は、自己肯定感につながると考えられます。

<6位 刺激を受けられる>

・居場所が多いことで、さまざまな価値観に触れられる(30代 女性)

・サードプレイスのコミュニティの中で、身近な関係者以外からも意見をもらうことで、視野が広がる(50代以上 男性)

サードプレイスには、「違う学校に通う子」「講師やスタッフ」「普段触れ合わない年齢の人」など、家庭や学校とは異なる人や価値観が集まります。

そのため家庭や学校での価値観にしか触れる機会がなかった子どもにとっては、新しい刺激を得られる場となります。刺激とは「こんな考え方もある」「こんな世界もある」といった発見です。

刺激を受けることで自分の可能性を広げるだけでなく、多様な考えを受け入れる柔軟性につなげてほしいと考えている人も多くなりました。

<7位 安心できる>

・学校はクラス替えなどで友達関係が流動的になる一方で、習い事はずっと同じ友達と通っているので、安心できる場所になっていると思います(20代 女性)

・家庭や学校以外に安心して過ごせる場所があること自体に、メリットがあると思います(40代 男性)

「安心できる居場所が増えること自体が価値」と感じている人もいます。学校や家庭以外にも頼れる場所があることが、子どもにとって大きな支えになっているという考え方です。

例えば学校ではクラス替えや友人関係の変化があり、家庭では親子ゆえの喧嘩や摩擦が起こることもあります。このような場合に、学校や家庭の事情を持ち込まなくていい居場所があることは、大きな安心感につながると考えられます。

学校と家庭だけのコミュニティでは育ちにくいと感じる能力は「コミュニケーション能力」

「学校と家庭だけのコミュニティでは育ちにくいと感じる能力」を聞いたところ、ダントツは「コミュニケーション能力(51.6%)」でした。2位「適応力(14.8%)」、3位「視野の広さ(9.8%)」、4位「自主性(9.4%)」が続きます。

・学校と家庭だけでは、初対面の人と関わる力や、年齢の違う人と協力する経験が少なくなると感じます。自分から話しかけたり、新しい環境に適応したりする力は、家庭と学校以外の場でこそ育ちやすいと思います(40代 男性)

・自分から人間関係を築く力や、初めて会う人と関わる柔軟さは、学校と家庭だけでは身につきにくいと感じます。また、年齢の違う人との関わり方や、自分の意見を落ち着いて伝える力も、サードプレイスがあることで育ちやすいと思います(40代 女性)

・自分で決める能力、決定力です。家庭や学校は自分で決めることよりも、決められたことをこなしていくことが多いと思います。誰かに常に管理されている、自分を把握されている環境では何もしなくても物事が進んでしまうことも多いです(40代 女性)

・学校や家庭という固定された評価基準や役割がある環境の中だけでは、「自分自身でやりたいことを見つけ、主体的に行動を選択する力」が育ちにくいと感じます。(30代 男性)

「多様な価値観や立場の人と接する経験が不足すること」から引き起こされる心配が多数。とくにコミュニケーション、適応力、マナーなど、人間関係における心配が多くなっています。

一方で自主性、自己肯定感、問題解決能力など、生きていくうえでのたくましさといった点を心配する意見も挙げられました。

まとめ

子どもにとってのサードプレイスはさまざまで、物理的に場所を変えないオンラインでのつながりもサードプレイスと認識されています。

メリットとしては「自分らしく安心して過ごせる」「コミュニケーション能力や自主性などの成長につながる」などが挙げられています。実際に家庭や学校だけでは得にくい安心感や、多様な価値観との出会いが、子どもの自己肯定感や視野の広がりにつながっているという体験談もありました。

一方で「習い事に通わせてはいるが、サードプレイスと呼べるほどではない」という声も。サードプレイスになることを期待して習い事や学童などを選ぶ場合には、「子どもがのびのびと過ごせそうな雰囲気か」「異年齢や学校の違う子どもが集まるか」などが考慮ポイントとなるでしょう。

アタムアカデミーは、オンラインイラスト教室として、家庭でも学校でもない子どもの「サードプレイス」を提供しています。

日本全国はもちろん、香港・シンガポール・アメリカなど世界各地から「絵が好き」という共通の軸で生徒が集まり、小学生から中高生まで年齢も住まいも文化も異なる4名の少人数授業で交流。同地域・同学年だけの閉じたコミュニティを越え、多様なバックボーンを持つ仲間と絵について語り合うことで、自分らしさを安心して表現できる居場所となっています。

アタムアカデミー 私たちの想い

https://atam-academy.com/concept/

▽江原和美氏の考察

子供にもサードプレイスが必要と考えている人は大勢いることがわかりました。その中で半数が「習い事」をその場として挙げていますが、実際に習い事をはじめるときにサードプレイスを意識するのは少数派なのかもしれません。スキル習得のためにはじめた習い事が結果としてサードプレイスとなっている事例の方が多いのではないでしょうか。

また今回の調査では、ひと昔前まではあがりそうな「公園」「友達の家」はサードプレイスには含まれておらず、かわりに「オンラインゲーム」があがっています。公園や友達の家で自由に遊ぶという選択肢がなくなっているのは、コミュニティで子育てをするという感覚が薄れている背景もあるかもしれません。しかし、対人恐怖症などで外出ができない子供にとって「オンライン」という場所があるのは救いであると言えるでしょう。

本来、社会学的にサードプレイスとは、リラクゼーションや余暇を過ごすための空間と考えられていますが、特に子供においてはそれ以上の価値が期待できそうです。

オンラインのサードプレイスの活用には物理的なそれとはまた違う注意が必要な部分もありますが、自宅という安全な場所から自分の都合の良い時間を見つけて参加しやすいという大きなメリットがありそうです。習い事を選択する時、サードプレイスという視点からも考えてみてはいかがでしょうか。

■監修者紹介

江原 和美 (えはら かずみ)

保有資格:日本小児科学会専門医・イギリス医師免許

イギリスの医学部を卒業後、日本の医師免許を取得。神奈川県内の市中病院にて初期研修および後期研修を終え、埼玉県内の複数の病院に勤務。プライベートでは、3児の母として出産・子育てを経験。2025年に大空こどもクリニックを開業。外来の他、地域の発達支援にも携わっている。

大空こどもクリニック:https://www.iricli1155.com/

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■アタムアカデミーについて

アタムアカデミーは、子供の創造性を育てるオンラインイラスト教室です。2020年5月よりオンラインのイラスト教室としてサービス提供開始し、2023年7月現在、小中学生を中心に日本全国から生徒が通う日本最大級のイラスト教室にまで成長しています。

サービスサイト:https://atam-academy.com/online/

■株式会社アタムについて

株式会社アタムは、「イラスト教育により子供の可能性を最大化する」をビジョンにオンラインイラスト教室を運営するスタートアップです。

所在地:東京都港区

代表者:代表取締役 宮澤惇

コーポレートサイト:https://atam-academy.com/

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会社概要

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URL
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業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都港区南青山2-2-15ウィン青山1214号
電話番号
03-4570-6962
代表者名
宮澤惇
上場
未上場
資本金
990万円
設立
2018年09月