株式会社CICS(リゾートトラスト株式会社の連結子会社)、血管肉腫を対象としたホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の国内第Ⅱ相臨床試験を開始
リゾートトラスト株式会社の連結子会社である株式会社CICS(代表取締役社長:古川哲也、本社:東京都江東区、以下「CICS」)及びステラファーマ株式会社(代表取締役社長:上原幸樹、本社:大阪市中央区、以下「ステラファーマ」)が実施するBNCT(Boron Neutron Capture Therapy: ホウ素中性子捕捉療法)について、血管肉腫※1を対象とした国内第Ⅱ相臨床試験を開始することをお知らせします。
本試験の主目的は、切除不能な血管肉腫を対象に、CICSの中性子照射装置(CICS-1)とステラファーマのホウ素薬剤(SPM-011)を用いたBNCTの奏効率を評価することです。また本試験は、国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院で症例数10例を目標に単群試験※2で行われます。対象は、化学放射線療法や放射線治療が困難な局所進行又は局所再発の患者様です。現在のところ、血管肉腫においては化学放射線療法や放射線による治療が困難な場合、局所制御に有効な治療法は確立されていません。
詳細につきましては、別紙( https://www.cics.jp/information/detail_42.html )をご覧ください。なお、本件に関する今期当社連結業績への影響は、軽微です。
リゾートトラスト株式会社は、1994年にメディカル事業に参入し、会員制医療倶楽部の運営支援を開始。山中湖クリニックにて当時研究用装置であった陽電子放出断層撮影(Positron Emission Tomography、以下「PET」)をがん検診に導入しました。国内のPET普及に大きく貢献したほか、大学病院と画像診断や先制医療等の研究活動も推進してきました。現在は検診はもちろん、治療におけるソリューションを拡大し、当社グループでがん先端免疫治療の施設も運営支援しています。
当社グループが、BNCTをがんの治療法として確立することを目指し取り組む背景には、「がんで大切な人を亡くさない社会を作りたい」という、がん検診・治療に関わってきた思いがあります。
リゾートトラストグループは新たな技術の開発で、がん治療に新たな光をもたらしていきたいと考えています。
※1 血管肉腫について
血管肉腫とは、血管の内皮細胞から発生するがんのことです。体のいたるところにできる可能性があり、皮膚に生じることが多いがんです。
※2 単群試験について
すべての参加者が同一の治療を受ける試験です。
以 上
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- その他
- ダウンロード