Solafune、セネガル共和国/衛星データを活用した洪水リスク分析高度化及び予測技術実証事業が経産省の令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)に採択

株式会社Solafune(本社:東京都千代田区丸の内、取締役社長:上地 練)は、2025年11月29日、セネガル共和国/衛星データを活用した洪水リスク分析高度化及び予測技術実証事業が、経済産業省の令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)に採択されたことをお知らせします。
この度、採択された事業は、セネガル共和国における、昨今の気候変動により深刻化する洪水被害に対し、衛星データを活用した新しい危機管理手法の有効性確認および導入支援を行うことを目的としています。
*令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)特設HP
https://gs-hojo-web-fspoc.jp/index.html
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■ 採択事業の背景
気候変動の影響により、世界的に洪水被害の発生地域と頻度が拡大しており、特にグローバルサウス諸国ではインフラの脆弱性が経済発展の阻害要因となっています。本実証を行うセネガル共和国においても、洪水への対応が喫緊の課題となっていますが、人的リソースが限られており、新たな対応策が求められています。一方で、同国では宇宙研究庁(ASES)が新設され、衛星データの利活用や先進技術の導入によるデジタルトランスフォーメーション(DX)に強い関心を示しています。株式会社Solafuneは、これまでもASESと協業覚書(MOU)を締結し、同国の課題解決に向けた包括的な協議を進めてまいりました。
■ 事業の内容・実施方法
本事業では、株式会社Solafuneが開発中の途上国向け危機管理ソフト及び衛星データ解析技術を活用し、セネガル共和国にて以下の実証を行います。
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洪水リスクマップの作成:現地の関係各署と協議の上、過去の浸水範囲等のシミュレーションを行い、ハザードマップへ反映します。
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脆弱性・リスク分析:衛星データを活用し、従来のアナログ管理では困難であった広範な地域の被害把握の迅速化や、脆弱な地域の特定を行います。
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準リアルタイム監視:衛星データによる監視体制の構築を検証します。
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キャパシティビルディング:現地ワークショップの開催等を通じ、技術知見の移転を行います。
実施にあたっては、セネガル宇宙研究庁(ASES)を現地の窓口機関とし、セネガル政府関係各庁(公共安全庁、環境省など)と連携して、既存の政府モデルを衛星データやAI等の新技術で高度化することを目指します。
■ 本事業の意義
本事業を通じて、セネガルの重要課題である洪水対策に資するツールを提供し、同国のレジリエンス(強靭性)向上に貢献します。また、衛星や高度な観測インフラを持たない国々へ、日本企業の技術を展開することで、国際的なデファクトスタンダードの確立を目指します。将来的にはセネガルを起点とし、同様の課題を抱える周辺国への広域展開も見込んでいます。
■ Solafuneについて

Solafuneは「Hack The Planet.」をミッションに、地球上で起こるあらゆる事象を解析することを目的として衛星データ解析技術の開発および提供を行うスタートアップ企業です。当社が運営する衛星データプラットフォーム「Solafune」は世界の120の超える国・地域で利用され、アジア・アフリカ・中東をはじめ世界各国への技術提供を積極的に行なっています。
会社名:株式会社Solafune
代表取締役CEO:上地練
所在地(東京):東京都千代田区丸の内二丁目4番1号 丸の内ビルディング 28F
URL:https://company.solafune.com
事業内容:衛星データ解析事業、ソフトウェアライセンス事業、関連サービスの提供
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■ 本件に関する問い合わせ先
株式会社Solafune 広報
E-mail: pr@solafune.com
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