ABBの新しい産業用協働ロボット「SWIFTI™」は、クラス最高レベルのスピード、精度、安全性を実現します
2022年12月12日発表
- 最大11kgの高可搬質量と速度の組み合わせにより、生産効率を最大44%向上
- 作業者に寄り添った安全な配置と、ロボットの専門家でなくても使える使い勝手の良さが特徴
ABBは、産業用ロボットと協働ロボットの間のギャップを埋めるSWIFTI™ CRB 1300産業用協働ロボットを発売しました。SWIFTI CRB 1300は、クラス最高のスピードと精度に加え、最大11kgの可搬重量を備えており、マシンテンディングやパレタイジング、ピックアンドプレース、ネジ締めなど、さまざまな生産、製造用途に使用することができます。
ABBのグローバル一般産業用ロボティクス担当マネージングディレクターであるアンドレア・カッソーニは、「当社のお客さまは、プロセスの柔軟性、効率性、耐障害性を高めるためにロボットによる自動化に注目しており、従業員がより付加価値の高い作業を行うことで労働力不足に対処することを支援しています」と述べています。「SWIFTIファミリーの最新作は、高精度・高可搬の協働ロボットで、同クラスの他のロボットに比べて最大6倍の速度で動作します。これは、新しいレベルの柔軟性と生産性を達成するための協調的な自動化ソリューションを求めている中小企業と大規模メーカの両方が使用できることを意味します」
SWIFTI CRB 1300は、エキスパートのサポートに支えられた高品質なデザインを特徴とし、同クラスの他の協働ロボットと比較して生産効率を最大44%向上させることができるいくつかの機能を搭載しています。SWIFTIのスピードと性能により、同クラスの他の協働ロボットでは1分間に9箱の処理が可能なのに対し、最大で13箱の処理が可能です。
ABBのOmniCore™ C30とC90XTコントローラを搭載したSWIFTI CRB 1300は、同クラスの協働ロボットと比較して最大5倍の精度を誇り、一貫した精度と再現性が求められるタスクに理想的なロボットです。最高速度6.2m/s、可搬重量7kg~11kg、リーチ0.9~1.4のSWIFTI CRB 1300 は、ねじ締め、組み立て、ピックアンドプレース、パレタイジングなどの高可搬作業を行うことができます。埃や湿気に対する保護機能(IP67まで)を備えているため、厳しい環境下でも使用でき、マシンテンディングのアプリケーションに最適です。
SWIFTI CRB 1300は、オペレータの安全を最優先し、安全レーザスキャナとABBの協働安全ソフトウェアSafeMoveを統合しています。この技術により、安全柵などの物理的なバリアを設置するスペースやコストをかけずに、安全な協働環境を実現することができます。
レーザスキャナがSWIFTIの動作領域内の作業者を検出すると、ABBのSafeMoveソフトウェアはロボットを自動的に減速させるか、または完全に停止させます。作業者が離れると動きが回復し、作業領域が完全に確保された後、生産性を高めるためにフルスピードに戻ります。さらに保護対策として、作業者が作業スペース内にいる場合、内蔵されたインタラクションステータスライトが協働ロボットの状態を視覚的に表示します。スキャナとソフトウェアの統合は簡単で、SafeMove のソフトウェアアドインにより、作業員は携帯型の FlexPendant 操作ユニットを使用して安全作業領域やその他の安全機能をすばやく設定できます。
SWIFT CRB 1300 のプログラミングも同じように簡単です。ユーザは、ロボットを物理的に誘導する方法(リードスループログラミング)と、ABBの新しいソフトウェア「ウィザードイージープログラミング」を使ってセットアップを行うことができます。シンプルなグラフィカルブロックをベースにした「ウィザードイージープログラミング」は、ロボティクスの専門家でなくてもプログラミングができるようになります。
SWIFTI CRB 1300は、0.5~11kgの可搬重量をカバーする幅広い協働ロボットポートフォリオの一部であり、単腕型、双腕型のYuMi®、GoFa™ CRB 15000、最大4kgまでの可搬重量のSWIFTI CRB 1100産業用協働ロボットをラインアップしています。
詳細については、https://new.abb.com/products/robotics/collaborative-robots をご覧ください。
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