ブレンボ、2024年上期決算

株式会社ブレンボ・ジャパン

2024年上期 売上高 前年比2.8%増の2,004.8百万ユーロ(前年同時期の為替レート基準で3.3%増)、EBITDA 351.4百万ユーロ(17.5%)、EBIT 218.8百万ユーロ(10.9%)


2024年上期:

· 売上高 2,004.8 百万ユーロ、2023年上期比2.8%増(前年同時期の為替レート基準で3.3%増)

· EBITDA 351.4百万ユーロ(EBITDA マージン:17.5%);EBIT 218.8百万ユーロ(EBITマージン:10.9%)

· 純投資額及びリース資産増加額 186.5百万ユーロ

· 純金融負債額 613.6百万ユーロ(IFRS16適用前 435.0百万ユーロ)、 2023年6月30日より51.3百万ユーロ増







取締役会長マッテオ・ティラボスキからの報告です。「当社は初めての売上高20億ユーロ突破という結果とともに上期を終えました。EBITDAも増加が続き、厳しい地政学的状況や市況の圧力を受けながらも、グループ全体の収益力が証明されています。複雑な環境が続く中でも、当社はグローバルでの生産能力やプロジェクト関連能力の増強を支えるためにアジアとアフターマーケット市場を中心に実行している戦略に従い、自信を持って投資計画を推し進めています。また、デジタル展開も着実に前進し、その一例として過日、コネクテッドモビリティソリューションを専門に手掛ける米国のスタートアップ企業、Spoke Safety社の株式取得を発表しました。」



2024年上期決算

マッテオ・ティラボスキ氏が議長を務めるブレンボ社の取締役会が開催され、グループの2024年6月30日締め決算が承認されました。


報告対象期間の連結純売上高は、前年上期比で2.8%増(前年同時期の為替レート基準で3.3%増)の2,004.8百万ユーロでした。

2024年上期は前年上期との比較において自動車用が4.3%増、バイク用が1.0%増、レース用が3.8%増を記録し、商用車用は6.1%減となりました。


売上高を地域別に見ると、イタリアが1.7%減、ドイツが1.7%増、フランスが7.3%増、イギリスが20.5%増(前年同時期の為替レート基準で19.0%増)となりました。

北米市場(アメリカ、メキシコ、カナダ)は0.4%増(前年同時期の為替レート基準で0.5%増)、南米市場(ブラジル、アルゼンチン)は4.6%減(前年同時期の為替レート基準で4.5%減)となりました。

インドは21.1%増(前年同時期の為替レート基準で22.6%増)、中国は7.2%増(前年同時期の為替レート基準で11.1%増)でした。


2024年上期の売上原価及び営業経費の総額は、1,290.1百万ユーロで売上比64.4%となり、パーセンテージ比較では2023年上期(1,279.0百万ユーロ、売上比65.6%)を下回っています。


人件費は、総額371.4百万ユーロで売上高比18.5%となり、前年同時期(売上高比17.2%)を上回りました。

従業員数は、2024年6月30日現在16,191人で、2023年12月31日時点では15,653人、2024年3月31日時点では16,149人でした。


EBITDAは、2023年上期の344.0百万ユーロ(EBITDAマージン17.6%)に対して、351.4百万ユーロ(EBITDAマージン17.5%)となりました。

EBITは、2023年上期の217.9百万ユーロ(EBITマージン11.2%)に対して、218.8百万ユーロ(EBITマージン10.9%)です。


2024年上期の金融収支は、18.0百万ユーロ(2023年上期は6.6百万ユーロ)です。内訳は支払利息が13.2百万ユーロ(2023年上期は9.9百万ユーロ)、為替差損が4.8百万ユーロ(2023年上期は為替差益が3.3百万ユーロ)となっています。投資収益は、2023年上期の12.2百万ユーロに対して、11.1百万ユーロです。


税引前利益は、2023年上期の223.4百万ユーロに対し、211.9百万ユーロとなりました。

各国の現行税法で適用される税率(前年上期の24.6%に対して25.3%)に基づく見積税額は、総額で53.7百万ユーロとなります(前年上期は55.0百万ユーロ)。


2024年上期の純利益は、156.3百万ユーロで、前年同時期の167.8百万ユーロと比較して6.8%減となりました。


2024年6月30日時点の純金融負債額は、2023年6月30日時点より51.3百万ユーロ増加し、613.6百万ユーロとなっています。IFRS第16号の影響を除く純金融負債額は、435.0百万ユーロで、2023年6月30日時点の負債額より46.5百万ユーロ増加しています。



2024年6月30日後の重要な後発事象

当社は7月10日に、自動車と交通エコシステム間のデジタル通信技術開発に特化した米国のスタートアップ企業、Spoke Safety社の株式取得を発表しました。


この出資によって、当社ソリューションのデジタルイノベーションに欠かせないソフトウェア・クラウドコネクティビティ分野の技術力を引き続き強化します。ブレーキシステムとその周辺環境にあるインターネットにつながったさまざまなモノとの通信や相互連携を円滑化することが主な狙いです。

この取引の結果、Spoke Safety社がブレンボベンチャーズのポートフォリオに加わりました。ブレンボベンチャーズは、世界の優れた技術系スタートアップ企業への出資を通じて、ブレンボのイノベーションを支え、未来の新しいモビリティソリューション開発を加速させるブレンボのベンチャーキャピタル部門です。


発展の見込

この数カ月間に自動車市場の見通しが大幅に悪化し、世界的な地政学的緊張状態も続いていますが、ブレンボは前年と同水準の利益率を保ちながら、一定程度の増収で当年度を終えることを見込んでいます。


現行の適用法令に従い、本日、取締役会で承認されたブレンボグループの2024年6月30日付け半期報告書は当社公式ウェブサイト(www.brembo.com)および認可中央保管システム(www.1info.it)に掲載予定です。


詳細は英語のフルバージョンでご覧いただけます。

https://www.brembo.com/en/company/news/brembo-h1-2024-results


■ブレンボについて

ブレンボは、高性能ブレーキシステムおよびコンポーネントの設計・開発・生産の世界的なリーディングカンパニーです。1961年にイタリアで創業して以来、乗用車やバイク、商用車の一流メーカーへ革新的なソリューションを提供し続け、過酷なモータースポーツの世界選手権においては600以上のタイトルを獲得しています。15カ国に32の生産・事業拠点と9つの研究開発センターを構え、約15,600名の従業員と共に、最高のドライブ体験を追求する全ての人々が信頼できるソリューションを開発し続け、2023年の売上高は38億4,900万ユーロに達しました。「Turning Energy into Inspiration(エネルギーをインスピレーションに)」をビジョンに、最先端のデジタル技術と持続可能なソリューションを通じて、モビリティ分野の発展と未来の形成に貢献します。

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会社概要

株式会社ブレンボ・ジャパン

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URL
https://www.brembo.com/jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都港区三田1-4-28三田国際ビルアネックスA101
電話番号
-
代表者名
Aleksandar Gramatikov
上場
未上場
資本金
1100万円
設立
1990年12月