【川西市】里山にダリアが咲き誇る。「黒川ダリヤ園」が開園
11月3日(祝)まで、約330種900株のダリアが咲き競う
9月22日、川西市北部の黒川地区にある「黒川ダリヤ園」(黒川字落合389)がオープンした。開園期間は11月3日までで、休園日は無い。開園時間は、午前9時から午後4時まで。高校生以上は入園時に300円の協力金をお願いしている。見頃は10月いっぱい。
約0.6ヘクタールの園内では、大切に育てられた約330種900株のダリアが植えられている。朝晩が冷え込むと花色も冴え、ひときわ美しさに深みが増す。秋になり涼しくなることで花の数も増え、11月3日(祝)まで楽しむことができる。黒川地区の皆さんが「黒川ダリヤ園」として運営、育成している。今年も新たに、「NAMAHAGEREIWA」などの品種が加わった。園内には花径30cmの超巨大輪から5cm前後の極小輪までのダリアが揃う。
このダリアは、平成13年に山形県東置賜郡川西町(ひがしおきたまぐんかわにしまち)から「友好の証」として贈られたもの。贈られたダリアは279株で、平成14年から市内で大切に育て、少しずつ殖やしていった。
平成17年に、64種約1,500株の花が咲く「黒川ダリヤ園」をオープン。その後、黒川地区の皆さん(地元の管理団体「黒成会」約20人)の協力を得て、1年を通して手間暇をかけ大切に育ててきた。
<ダリアについて(表記も含む)>
「ダリア」はキク科の多年草でメキシコ高地が原産。世界に3万種を超える品種があると言われる。花は、直径5センチ以下のポンポン咲きから直径30センチに近い巨大輪のものまである。形も丸いボール状の形をした物など様々。色も白、黄色、紫のほか、オレンジなども。通常「ダリア」と表記するが、山形県川西町では明治時代に呼ばれた「ダリヤ」を尊重し、表現していることから川西市も園の名称を「ダリヤ園」と表記している。
<川西町との交流>
山形県川西町との交流は、平成9年、市と山形、新潟、奈良各県の川西町の計4市町で設立された全国川西会議(ネットかわにし)が発端。同会議は、阪神・淡路大震災の時に、新潟県川西町(平成17年4月1日、周辺市町と合併し十日町市になったが交流は継続)が川西市に見舞金を届けたのがきっかけで交流が始まり、同じ「川西」の山形、奈良各県の川西町に声をかけ設立された。災害時の応援態勢の確立など交流を行っている。山形県川西町には日本一と言われるダリヤ園がある。
※アクセス:黒川ダリヤ園(黒川字落合389)へは、車で川西市中心部から北へ約40分、新名神高速道路川西インターチェンジから約20分(無料駐車場。台数に限りあり)。電車の場合は、能勢電鉄妙見口駅から徒歩45分。阪急バス利用の場合は黒川バス停下車徒歩20分(知明湖キャンプ場東隣り)。日曜・祝日のみ直通バスが運行される。
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