スパークル、「スパークル1号ファンド」を総額約10億円でファイナルクローズ

スパークル株式会社（本社：宮城県仙台市、代表取締役：福留秀基）は、10億円規模で「スパークル1号投資事業有限責任組合」（以下、本ファンド）をファイナルクローズしたことをお知らせいたします。

スパークル株式会社

2024年11月8日 10時00分

本ファンドは、地域とスタートアップの共創による新しい産業の創出と、地域の振興を目指し、シード〜アーリー段階を中心とした地域発・地域着の13社程度への投資を決定・実行いたしました。これにより、地方から新しい経済循環を生み出し、その流れを他の地域、そして全国へ波及されることを期待いたします。スタートアップの成長に伴う地域の中核企業の業務推進や新規事業の創出に繋げ、世界へと飛び立つための支援をおこなうことを目的としています。

また、今回のファイナルクローズに際し、東邦銀行が新たに本ファンドに加入しました。最終的に、地域企業や地域に対して志のある25者の方々も本ファンドに参加し、地域全体での協力体制を強化しています。

本ファンドの特徴

東北で約10億円のファンドを組成

本ファンドは、東北地域のスタートアップエコシステム発展に貢献することを目的に、10億円規模で組成されました。

既に13社程度に投資（地域発・地域着）

ファイナルクローズまでに、既に東北その他地域および海外の有望なスタートアップ企業13社程度への投資を実行しています。これらの投資先は、地域に根ざした事業展開を行っており、地域経済の活性化に貢献することが期待されています。

本ファンドに東邦銀行が加入

本ファンドの組成にあたり、地域金融機関である東邦銀行様（本店：福島県福島市、頭取：佐藤稔）にもご参画いただきました。地域に根差した金融機関との連携により、より効果的な投資活動と地域経済への貢献を行ってまいります。

地域企業25者が加入

東北地域を代表する企業の皆様にも出資いただきました。地域を代表する企業の参画により、投資先企業への経営支援や事業連携の可能性が広がることが期待されます。

海外を拠点とするスタートアップへの投資

第一号案件でありますオランダ本社のWeb3スタートアップとLP企業の方がタイアップグッズを作成・展開されました。

https://soyu-am.jp/prize/2024/07/12/196.php

上記のような、海外を拠点とするスタートアップと地域企業・地域行政機関・地域教育機関等との具体的な連携を推進してまいります。

本ファンドの概要

名称：スパークル1号投資事業有限責任組合（経済産業省エンジェル税制認定投資事業有限責任組合）

設立日：2023年9月22日

存続期間：10年間（2年延長可）

ファンド運営会社（GP）：スパークル1号有限責任事業組合（福留秀基、スパークル株式会社を含んだ組合）

有限責任組合員（LP）：

株式会社東邦銀行、株式会社ソユー、株式会社山一地所、能代電設工業株式会社、株式会社仙台協立、リージョンズ株式会社、福留大士様、岩佐大輝様、千葉知裕様、高野秀敏様、麻生要一様等、日本各地の地域企業、地域振興に志を持つ個人投資家（順不同）

投資対象：

①地域企業との取引や新規事業創出を明確に目指すポストシード～アーリー期のスタートアップ

②web3.0や研究開発型スタートアップ（ディープテック）などの地域独自の資源を活用したプレシード期～シード期のスタートアップ

スパークル代表福留からのコメント

弊社のMBO後、初めてのスタートアップファンドをファイナルクローズいたしましたこと、関係する皆様に厚く御礼申し上げます。

既存LP出資者の皆様には迷惑をおかけしているにも関わらず、相変わらずの応援を賜りまして、誠にありがとうございます。

ファンドを組成して約1年間が経過しました。「地域発・地域着」のコンセプトに共感をいただき、多数の投資のご相談や投資検討先のご紹介をいただいております。本当に皆様ありがとうございます。

しかし、東北や地域に持つ志は一切変わりません。地域中核企業の皆様が自社業の持続性・効率化や新規事業推進を切望され、地域行政機関の皆様が地域を作り・変える新しい取り組みを切望され、地域教育機関の皆様が地元での良質な雇用や起業環境を切望されています。

約1年間動き回らせていただきましたが、この状況を変え、地域に経済循環を作るのは、至難の業だと言わざるを得ません。

だからといって我々は諦めません。

明治維新以来の中央集権の流れを変えることで、国家百年の大計を新たに立てる一本槍となっていきます。

スタートアップの皆様、また今回のファンドで関わってくださっているLP出資者の皆様とともに、地域に新しい風を吹き込みます。

地域に可能性を感じる方々、地域を愛する方々とともに、新しい世界の経済循環をつくることを楽しみにしております。皆々様におかれましては、私たちの挑戦への継続的なご指導とご支援を、心よりお願い申し上げます。

LPの皆様からのコメント(順不同)

株式会社チェンジホールディングス代表取締役福留大士様（個人によるご出資）

この度はファイナルクローズ、おめでとうございます。地域にインパクトを与えるファンドとして、東北のスタートアップシーンをさらに盛り上げて欲しいと思います。グローバルな視点で東北には大きなポテンシャルがあると私は確信しています。今後、東北の起業家のやる気に火をつけたり、大学が持つ技術・研究成果を眠らせることなく大いに活かしたりといった様々な活動を通じて、あらゆるスタートアップが成長軌道に乗るまで粘り強く伴走してください。

スペースシードホールディングス株式会社　代表取締役　鈴木健吾様

東北から日本そして世界へ展開するテクノロジーの社会実装をサポートするということにとても大きな可能性を感じています。2040年に人類の生活圏を宇宙に拡大することを目指す我々の活動とも相乗効果があり、各ステークホルダーと共に未来の市場開拓ができるのではということを期待しています。まずはファンドの発展を祈念するとともに、我々の立場からできる可能な限りのサポートをさせていただきたいと存じます。