三菱HCキャピタルとモルゲンロットが資本業務提携契約を締結

AIやデータ活用を支える新たなデジタルインフラの創出に向けて

三菱HCキャピタル株式会社

 三菱HCキャピタル株式会社(代表取締役 社長執行役員:久井 大樹/以下、三菱HCキャピタル)とAIデータセンターおよび高度な計算処理を支える計算基盤向けのソリューションを提供するモルゲンロット株式会社(代表取締役CEO:中村 昌道/以下、モルゲンロット)は、このたび、資本業務提携契約(以下、本提携)を締結しました。

 今後、両社は本提携に基づき、企業がGPU(Graphics Processing Unit)*1を導入しやすくなる仕組みづくりや、当社の再生可能エネルギー事業と組み合わせた環境負荷の少ない計算資源*2の提供に取り組みます。これにより、企業がAI活用の際に直面する計算資源の調達や運用の負担を軽減し、AIや高度なデータ活用をより円滑に進められるよう支援していきます。

 

1.     本提携の背景について

 近年、製造業や金融、医療、エンターテインメント、小売など幅広い分野でAI活用が加速するなか、生成AIや機械学習などの高度な計算処理には高性能 GPUが不可欠となっています。AIモデルの大規模化に伴い、GPUの需要急増による価格高騰や供給不足に加え、電力消費の増大や発熱対策など、運用負荷が課題となっています。さらに、送電網の容量不足などの電力供給上の制約により、導入したGPUを十分に稼働させられないリスクも指摘されています。こうした背景から、大量のGPUを導入するAIサーバーでは設備投資・冷却強化・電力インフラの増強などが不可欠であり、環境負荷やサステナビリティへの配慮も求められています。そのため、GPUの単純な増設にとどまらず、既存計算リソースを可視化・最適化し、シェアリングによって効率的に活用することが今後の課題となっています。

 

 モルゲンロットは「必要な時に必要な分だけの計算力にアクセスできる世界を実現する。」をミッションに掲げ、企業の既存計算リソースの可視化・管理・最適化の実現、計算力のシェアリングにより、最適な計算環境の提供をめざすスタートアップ企業です。企業などが保有する計算力を適切に管理するとともに、計算力のシェアリングエコノミーモデルの確立を通じて、計算力不足という課題の解決に取り組んでいます。

 

 三菱HCキャピタルは、2026~2028年度中期経営計画において、事業戦略として従来の手法・領域にとらわれない新たな価値創出をめざすとともに、デジタル戦略としてパートナー企業との協働強化等を通じた新規ビジネス創出を推進しており、本提携もその一環です。

    

2.     本提携の内容について

 本提携にもとづき、三菱HCキャピタルとモルゲンロットは、モルゲンロットが有するAIデータセンター構築やGPUの仮想化・可視化に関する技術・ノウハウと、三菱HCキャピタルが有する広範な顧客基盤、安定した資金調達力、再生可能エネルギー発電事業の知見を掛け合わせ、企業の多様なニーズに対応する計算力インフラの構築・提供に向けて協業を進めていきます。

 具体的には、企業や研究機関等が保有するGPUの稼働状況を可視化・最適化するとともに、余剰計算資源を仮想化したGPUサーバーのシェアリングやレンタルなど、柔軟な提供モデルの構築を通じて、GPU導入時の初期投資負担や運用負荷の低減を図ります。また、三菱HCキャピタルの再生可能エネルギー事業と組み合わせることで、環境負荷の低減にも配慮した持続可能な計算資源の提供をめざします。

 さらに、両社は、GPUを活用したAIデータセンターの内製化支援や専有環境の構築、クラウドGPU事業の検討、ならびにGPUの中古市場や二次利用に関する事業性の検証などを進めることで、三菱HCキャピタルの顧客における計算資源の導入・運用に関する課題を軽減し、AIやデータ活用を進めやすい環境づくりを中長期的に支援していきます。

 これらの取り組みを通じて、三菱HCキャピタルは、デジタルインフラ領域における新たな価値創出やビジネスの高度化を図り、社会的課題の解決と持続可能な社会の実現に貢献していきます。

 

 なお、本提携は、三菱HCキャピタルが、スタートアップ企業とのオープンイノベーションを通じた新サービスの創出、新事業の開発促進を目的に運用する、「イノベーション投資ファンド*3」を活用したものです。

*1  画像処理装置として開発されたコンピューターデバイスで、動画編集やAI開発など大量のデータを並行して処理する能力に優れている。

*2  AIやデータ分析を行うために必要なコンピューターの処理能力やシステム全体を指し、これらを効率的に動かすための「計算の土台」となる仕組みで、ハードウェア・ソフトウェアの総合環境。

*3  2023年6月8日付ニュースリリース「総額100億円のイノベーション投資ファンドを創設」

      https://www.mitsubishi-hc-capital.com/news/assets/pdf/2023060801.pdf 

■モルゲンロットの概要

社名

モルゲンロット株式会社

代表者

代表取締役CEO 中村昌道

所在地

東京都千代田区麹町四丁目4番3号 ピネックス麹町6階

設立年月日

2019年4月9日

事業概要

電気通信事業法に基づく電気通信事業

AIデータセンターの構築・運用コンサルティング

GPU活用の技術支援(ベンチマーク取得代行、共同研究等)

コンピューティングパワーマッチングサービスの開発、運用、保守

コンピューティングパワー分散ソリューションの開発

サーバー、コンテナの開発、販売、運用、保守

■三菱HCキャピタルグループについて

三菱HCキャピタルグループは、国内外で8,000名以上の従業員を擁し、主に法人向けに

さまざまな機器・設備・車両や航空機・海上コンテナ・鉄道貨車などを対象として、世界20カ国以  でリース・ファイナンス事業を展開、さらに、不動産再生事業や再生可能エネルギー事業などに事業領域を拡大しています。これらのビジネスを通じてお客さま・パートナーとともに新たな社会価値を創出することで、社会的課題の解決、ひいては持続可能で豊かな未来の実現に貢献していきます。

詳しくは、三菱HCキャピタルのウェブサイトをご覧ください。

https://www.mitsubishi-hc-capital.com/ 

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会社概要

三菱HCキャピタル株式会社

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URL
https://www.mitsubishi-hc-capital.com/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング
電話番号
03-6865-3000
代表者名
久井 大樹
上場
東証プライム
資本金
331億9604万円
設立
1971年04月