ArmとVodafone、IoTの導入環境をシンプル化する提携合意を発表

iSIM、IoTソフトウェア、ネットワーク・サービスの統合管理により、複雑性を大幅に軽減しつつ、IoTデバイスの完全オープンなリモート・プロビジョニングを実現

2019年2月25日、スペイン・バルセロナ発 – 英Arm(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:神奈川県横浜市、以下Arm)とVodafoneは本日、モノのインターネット(IoT)ソリューションの導入時に企業が直面する複雑性やコストを大幅に軽減するための、戦略的な提携合意を発表しました。このたびのパートナーシップは、統合型SIM(iSIM)テクノロジー(*1)に関する両社のこれまでのコラボレーション(*2)を拡大したもので、VodafoneのIoTグローバルプラットフォームおよびコネクティビティと、ArmのIoTソフトウェアとネットワーク・サービスとを組み合わせることで、プログラム可能なネットワーク接続型のシステム・オンチップ(SoC)設計を実現し、従来型のSIMカードを不要にします。これにより顧客企業は、膨大な数のIoTデバイスを世界中の市場にセキュアに導入し、プロビジョニングと管理をリモートで行いつつ、コストと複雑性を大幅に軽減できます。
*1) https://www.arm.com/company/news/2018/02/arm-delivers-integrated-sim-identity-to-secure-next-wave-of-cellular-iot-devices
*2) https://www.vodafone.com/content/index/what/technology-blog/vodafone-to-co-operate-on-integrated-sim-with-arm.html

ArmのIoTサービス・グループのプレジデントであるDipesh Patelは、次のように述べています。「断片化、セキュリティ、コストの3つの要因はIoTの足かせとなっており、こうした課題を解決するには、強力なパートナー・エコシステムが不可欠であると考えます。今回のパートナーシップにより、グローバル企業は今後、大量のIoTデバイスをセキュアにネットワークに接続する際のコストと複雑性を大幅に軽減でき、ArmのPelion IoTプラットフォームを通じて、IoTデータから真の価値や実用的な知見をいち早く引き出すことができます」

VodafoneのIoTディレクターであるStefano Gastautは、次のように述べています。「Vodafoneはこれまで、IoTサービスの迅速な展開を可能にする、グローバルなIoTプラットフォームとコネクティビティの構築に取り組んできました。Armと力を合わせ、両社の強みを組み合わせることで、顧客にメリットを提供しつつ、コストや複雑性など、多くの企業にとってIoT採用の阻害要因となる障壁を打破していきます」

今回のArmとVodafoneの戦略的パートナーシップでは、ナローバンドIoT(NB-IoT)とLong Term Evolution for Machines(LTE-M)のテクノロジーを活用したデバイスのリモート・プロビジョニングが実現し、世界中のあらゆるアプリケーション・プロバイダーやサービス・プロバイダーに対して、標準規格をベースとしたセキュアでオープンな導入環境を提供できます。Arm® Kigen™ iSIM(*3)によって、IoTデバイスをグローバルに導入する企業は、単一のIoT製品を開発し、それを世界のあらゆる地域に出荷して現地のネットワークに接続・実地配備する手段が得られます。一方、VodafoneのグローバルなIoTネットワーク(*4)によって、企業はVodafone IoTプラットフォーム(*5)もしくはArm Pelion™ IoTプラットフォーム(*6)を通じて、業界で最も広範かつグローバルな事業基盤を対象に、IoTデバイスを接続できます。
*3) https://www.arm.com/products/iot/kigen-sim
*4) https://www.vodafone.com/business/iot#iot-solutions
*5) https://www.vodafone.com/business/iot#iot-platform
*6) https://www.arm.com/products/iot/pelion-iot-platform

ArmとVodafoneのNB-IoTテクノロジーとLTE-Mテクノロジーに関するリーダーシップは、ネットワークに接続可能なデバイスの種類を大幅に拡大し、ビジネス的・社会的な価値を解放することで、IoTの潜在能力を解き放ちます。例えば、センサーやネットワーク機器から得られるデータを活用することで、農業や畜産の生産高向上、化学薬品や水の使用量の削減が可能となり、地球の人口増大に伴う食料問題の解決に寄与できます。これにより、公益事業会社も水、天然ガス、電気などの希少資源をより効率的に活用し、二酸化炭素の排出量を削減できます。

今回の発表は、デバイスメーカーの広範なエコシステムの実現に向けた大きな一歩を意味します。企業は今後、2035年に向けた「1兆個のデバイスがネットワークでつながる」(*7)世界の潜在能力を引き出し、こうしたデバイスのもたらす膨大なデータを利用することで、ビジネス上の成果を向上できます。ArmとVodafoneの共同ソリューションは、2020年(暦年)第1四半期の提供開始を予定しています。
*7) https://pages.arm.com/route-to-trillion-devices.html

Vodafoneについて
Vodafoneグループは、世界最大規模の通信会社で、音声、メッセージング、データ、固定電話を含む幅広い通信サービスを提供しています。世界約25ヶ国でモバイル通信事業を、19の市場で有線ブロードバンド事業展開し、世界中のおよそ44以上のモバイルネットワークと連携しています。Vodafoneグループは、2018年12月31日現在、約7億人の携帯電話の加入者を有し、有線ブロードバンドサービスを、Vodafoneのジョイントベンチャーや関連会社のカスタマーを含め、2,100万社に提供しています。Vodafoneに関する詳細については、 www.vodafone.com をご覧ください。

Armについて
Armのテクノロジーは、コンピューティングとコネクティビティの革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れた高度なプロセッサ設計は、1,300億個以上のチップを通してインテリジェントなコンピューティングを実現してきました。Armのテクノロジーは各種センサーからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、さまざまな製品をセキュアにサポートしており、世界人口の70%以上に使用されています。さらに、このテクノロジーにIoTソフトウェアやデバイス管理プラットフォームを組み合わせ、顧客がコネクテッドデバイスからビジネス価値を生み出すことを可能にしています。Armは現在1,000社以上のテクノロジーパートナーとともに、チップからクラウドまで、演算が行われるあらゆる分野における設計、セキュリティ、管理を支える技術の最先端を担っています。

 全ての情報は現状のまま提供されており、内容について表明および保証を行うものではありません。本資料は、内容を改変せず、出典を明記した上で自由に共有いただけます。ArmはArm Limited(またはその子会社)の登録商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。© 1995-2019 Arm Group.
※以下、メディア関係者限定の特記情報です。個人のSNS等での情報公開はご遠慮ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります。

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。
※内容はプレスリリースにより異なります。

  1. プレスリリース >
  2. アーム株式会社 >
  3. ArmとVodafone、IoTの導入環境をシンプル化する提携合意を発表