オトナル、朝日新聞社と共同で「ポッドキャスト国内利用実態調査」の結果を公開。国内ユーザーは1,680万人に

〜Z世代の3割近くが毎月ポッドキャストを利用。若年層の利用率が高い結果に〜

オトナル

株式会社オトナル(本社:東京都中央区/代表取締役 八木太亮、以下オトナル)および株式会社朝日新聞社(本社:東京都中央区/代表取締役社長:中村史郎、以下朝日新聞社)は2023年2月28日、昨年12月に共同で実施したポッドキャストの利用実態調査の概要を「PODCAST REPORT IN JAPAN ポッドキャスト国内利用実態調査2022」として公開しました。

 

インターネットラジオの一つである「ポッドキャスト」は、音声配信およびインターネットで音声コンテンツを聴く方法として、世界的にも代表的な手法の一つです。


米国におけるポッドキャストの広告市場は、2021年に前年比+72%の14.4億ドル(約1,930億円)となり、2024年には42.2億ドル(約5,600億円)以上の市場規模となる見込みであるなど*、新たなメディアとしてその成長に注目があつまっています。

オトナルと朝日新聞社では共同で、国内のポッドキャストの使用状況を把握しポッドキャストユーザーへの理解を深めることを目的に、2020年から「PODCAST REPORT IN JAPAN ポッドキャスト国内利用実態調査」を行っています。
今回はその第3回として、15歳から69歳の男女10,000人を対象に2022年12月16日〜12月17日に調査を実施しました。この度その調査結果を、利用率、利用シーン、利用方法、他メディア比較などでまとめた「PODCAST REPORT IN JAPAN ポッドキャスト国内利用実態調査2022」として公開します。

*IAB「U.S. Podcast Advertising Revenue Study」より

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▼「PODCAST REPORT IN JAPANポッドキャスト国内利用実態調査2022」
https://otonal.co.jp/podcast-report-in-japan2022
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▼調査結果のサマリー
  • ポッドキャストユーザーは前年から増加、日本国内の利用率は15.7%に。特に15-29歳は28.1%が利用。国内ユーザー総数は推計1,680万人*。
  • ポッドキャストユーザーの14.9%は、企業の意思決定層。
  • ポッドキャストの聴取プラットフォームの利用率ではSpotifyが続伸。
  • 聴取シチュエーションは、コロナ禍以前の生活スタイルへの回帰を反映。
  • ポッドキャスト配信経験者はユーザーの13.5%。うち8割が30代以下。
  • 番組に対しての行動は年代によって異なる。20代以下は「番組のグッズを買う」「おたよりを送る」、30代・40代は「イベントに参加」。
  • ポッドキャストユーザーとYouTubeユーザーとの比較では、ポッドキャストのほうが若年層(15~29歳)の比率が高く、情報感度、年収ともに高い。

*15~69歳の各年齢層の人口とインターネット利用率から推定

 

※本リリースの調査結果・グラフをご利用いただく際は、必ず【オトナル・朝日新聞社調べ】とご明記ください。

▼調査結果の詳細(抜粋)

■ポッドキャストの国内利用率は15.7%。15-29歳は4人に1人がポッドキャストユーザー

一般ユーザーを含めた10,000人を対象にした調査では、月間のアクティブユーザーに該当する、ポッドキャストを1ヶ月に1回以上使用する人の割合は15.7%でした。このことから国内ユーザー数は1680万⼈と推計されます。
特に15~29歳は調査対象の28%以上となり、この年代においては4人に1人がポッドキャストユーザーであることがわかりました。


■ポッドキャストユーザーの約40%が20代以下。性別では男性が過半数を上回る

年代の比率では、ポッドキャストユーザーの過半数を39歳以下が占め、15~39歳が56.8%でした。性別では女性よりも男性(57.8%)が多い結果となりました。


■企業の意思決定層が14.9%。ポッドキャストユーザーは非ユーザーに比べ、ビジネスパーソンと学生が多い
ポッドキャストユーザーの職業に関する調査では、非ユーザーと比較してビジネスパーソン(フルタイムの就労者)が多い傾向がみられます。特に経営層、管理職などの企業における意思決定層は非ユーザーが9.6%に対し、ポッドキャストユーザーでは、14.9%でした。
学生の比率も、非ユーザーが3.2%に対し、ポッドキャストユーザーは7.9%で、多い傾向がみられました。

 

 

■ポッドキャストユーザーは非ユーザーよりも情報感度が高い
情報感度に関する質問では、前回までの調査同様に、非ユーザーに比べてポッドキャストユーザーのほうが、感度が高い結果となりました。
特に、「製品や新しいサービスを取り入れるのが人よりも早い」「新しい流行について人に聞かれることが多い」という項目は、それぞれ非ユーザーより2倍以上高い結果となり、ポッドキャストユーザーは新しい情報に対し高いアンテナを持っていることがうかがえます。

 

 

■ポッドキャストを聴く方法はSpotifyが41.8%でトップに。サービスごとの年代傾向も明らかに
ポッドキャストを聴く方法(聴く際に使うプラットフォーム)は、Spotifyが41.8%で、前回(34.9%)に続き最も高い利用率となりました。続いて高い順にApple Podcast(22.2%)、Amazon Music(19.8%)、Webサイト(15.4%)、Google Podcasts(9.9%)となりました。
またプラットフォームごとの年代傾向では、Spotify、Apple Podcast、Amazon Musicが15〜39歳で半数を超えるのに対し、Webサイトでの利用は50代以上で過半数を占めるなど、プラットフォームによって利用する年代に違いがみられます。

 

 

■ポッドキャストを聴くシチュエーションはコロナ禍以前の生活スタイルへの回帰を反映。就寝前と移動中の聴取が増加
ポッドキャストを聴くシチュエーションでは、前回は上位だった「家事中」や「趣味の作業中」が減少し、「就寝前」(29.7%)、「歩いている時」(23.5%)、「公共交通機関」(22.6%)、「車の運転中」(22.4%)などが上昇しました。
通勤やオフィス勤務を主軸としたコロナ禍以前の生活に戻りつつあることが、ポッドキャストの聴取シチュエーションにも影響していると考えられます。


■最も人気の番組ジャンルは、40代以上では「ニュース」、15〜39歳では「コメディ/お笑い」。年代で人気ジャンルが分かれる結果に
普段聴いているポッドキャスト番組のジャンルを挙げてもらったところ、全体では「ニュース」33.4%が1位、「コメディ/お笑い」30.4%が2位となり、特に高い傾向がみられました。
年代別では、40代・50代・60代ユーザーに最も人気なジャンルは「ニュース」、15〜29歳・30代ユーザーに最も人気なジャンルは「コメディ/お笑い」でした。
前回からの比較では、「音楽解説」「ビジネス」「アート」のポイントが上昇しています。

 

 

■「動画視聴と比較して疲労感を感じることがない」などのユーザーの声も
「ポッドキャストを聴いてよかったこと」についての自由回答では、「手が空いてなくても、耳で情報を得られる」「家事の時間を有効活用できる」など、音声ならではの「ながら聴き」の機能性を評価する声が多くありました。
また「動画視聴と比較して疲労感を感じることがない」「テレビを見て聴くよりも耳だけで聴くので、頭に入りやすいし、記憶に残る」など動画コンテンツと比較した意見もみられました。

全ての自由回答は下記のリンクからご覧いただけます。
https://otonal.co.jp/podcast-report-in-japan2022/voice

■ポッドキャストユーザーの13.5%がポッドキャスト配信経験者。30代以下が8割を占める
ポッドキャストユーザーにポッドキャストの配信経験を聞いたところ、13.5%(81人)が経験があると答えました。
そのうち15~29歳は63.7%、30代は18.4%となり、ポッドキャスト配信経験者の8割が30代以下のユーザーであることがわかりました。

 

 

■年代によって異なる、番組に対しての行動。20代以下は「番組のグッズを買う」「おたよりを送る」、30代・40代は「イベントに参加」
ポッドキャスト番組に対して行ったことのある、または今後行いたい行動について調査したところ、20代以下のユーザーでは、グッズの購入やおたよりなどに積極的な「推し活」のような行動の傾向がみられました。一方の30代ユーザーでは、イベントへの参加、リスナー間での交流や配信者とのSNS上や直接対面しての交流など、距離感の近さを求めている傾向があります。


■ポッドキャストの利用率がTikTokの利用率8.3%を上回る結果に
2022年に調査された他メディアの利用率データ**と比較すると、本調査のポッドキャストの利用率(15.7%)が、TikTok(8.3%)やmixi(3.2%)の利用率を超える結果となりました。

 

**NTTドコモ モバイル社会研究所「2022年一般向けモバイル 動向調査」(2022年1月調査)より

■YouTubeユーザーよりもポッドキャストユーザーのほうが15歳〜20代の若年層率が高い
10,000人を対象にした今回の調査で、YouTubeを月1回以上使用するユーザー(8,103人)に比べ、ポッドキャストユーザー(1,567人)は、15〜29歳の若年層の比率が高い傾向にあることがわかりました。
なお、情報感度や年収などのその他の比較は、本レポートのなかでご覧いただけます。

 


<調査概要>
実施時期:2022年12月16日(金)~12月17日(土)
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:15~69歳の男女、全体調査10,000人、ポッドキャストを月1回以上聴く人への調査600人(人口構成比に準じてウェイトバック集計を実施)

なお、掲載した情報はレポートの一部となります。
実際のレポートでは、

  • ポッドキャストユーザーの興味・関心
  • 聴く頻度と番組数
  • ポッドキャスト番組の探し方
  • 聴く目的(男女別、年代別)
  • ポッドキャスト番組に対しての行動
  • ポッドキャストユーザーの年収・使えるお金
  • 音声広告を聴いて感じること
  • YouTubeユーザーとのお金に関する比較
  • YouTubeユーザーとの情報感度に関する比較

などその他の調査結果についても記載しています。詳細なレポートは下記のページから閲覧が可能です。
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PODCAST REPORT IN JAPAN ポッドキャスト国内利用実態調査2022
https://otonal.co.jp/podcast-report-in-japan2022

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▼朝日新聞ポッドキャストの番組「MEDIA TALK」で、本調査の深掘り解説を音声配信中!(全3話)
第1話「ポッドキャストのリスナーは増えた? 最新情報をお伝えします 国内調査① #50-172」
https://bit.ly/m/mediatalk_podresearch2022

■株式会社オトナルについて
株式会社オトナルは、デジタル音声広告事業を展開する"オト"×アドテクノロジーの音声広告の会社です。
国内にデジタル音声の新しい市場を形成していくことをミッションに、広告主へのデジタル音声広告提案と、メディア企業向けにポッドキャストや音声配信の支援&音声広告枠の導入ソリューションを提供しています。
またポッドキャスト番組とリスナーの新しい出会いを創出するためのサービス運営や、ポッドキャストの広告メニューの提供も行っています。
▶ポッドキャストのランキングポータルサイト『ポッドキャストランキング』
https://podcastranking.jp/
▶ポッドキャスト神回の共有サイト『ポッドキャストペディア』
https://podcastpedia.net/
▶音声広告アドネットワーク『ポッドキャストオーディオアド』
https://otonal.co.jp/podcast-audio-ad/
▶ポッドキャスト配信者が読み上げる音声広告『ポッドキャスタープロモーション』
https://otonal.co.jp/audioad/podcasterpromotion/

■株式会社朝日新聞社/朝日新聞ポッドキャストについて
新聞事業を続けてきた私たちは、いま、ジャーナリズムを核とした「豊かな暮らしに役立つ総合メディア企業」への進化を目指しています。朝日新聞ポッドキャストは、事件、政治、経済、あらゆる分野でこれまでのニュースの枠を超えて、ファクトに迫ります。現在9つの番組を配信中。毎月250万回聴かれています。世界中を飛び回る記者たちの分厚い取材ノートから、とっておきの話題を、音声でしか伝えられない熱量や臨場感と共に伝えます。

▶朝日新聞ポッドキャスト・メディアガイドDL( https://mb-lp.asahi.com/download
▶朝日新聞デジタル ポッドキャスト特集( http://www.asahi.com/special/podcasts/
▶公式Twitter( https://twitter.com/AsahiPodcast
▶お問い合わせ先 : podcast@asahi.com

<会社概要>
【株式会社オトナル】
代表取締役:八木 太亮
所在地:東京都中央区入船3-9-2 佐久間ビル 4F
事業内容:デジタル音声広告の広告販売、音声パブリッシャー向けアドテクノロジー実装、データ開発支援、音声クリエイティブの制作
URL:https://otonal.co.jp/

【株式会社朝日新聞社】
代表取締役社長:中村 史郎
東京本社所在地:東京都中央区築地5-3-2
事業概要:日刊新聞の発行ほか
URL:https://www.asahi.com/corporate/

本調査の詳細なレポートはこちらからご覧ください。
https://otonal.co.jp/podcast-report-in-japan2022

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上場
未上場
資本金
2億166万円
設立
2013年09月