株式会社バイオーム、鉄道横断型社会実装コンソーシアム「JTOS」と共創 アプリ活用で沿線地域のネイチャーポジティブイベントを開催
~東京・神奈川・埼玉で大規模な生き物調査!昆虫や自然に向き合うクエスト企画「駅からはじまるいきもの探し いきものGO」を9月23日(土)正午より開始~
市民参加型による大規模な鉄道沿線の生物多様性調査を通して、生き物の価値を感じながら沿線やまちへの愛着を醸成する、新しいネイチャーポジティブアクションを創り上げていきます。
「生物多様性の保全を社会の当然に」をミッションに掲げるバイオームはこれまで、生物多様性の価値を社会に浸透させることを目指して、身の周りのいきものをカメラで撮影するだけで名前が判定でき、図鑑のようにコレクションしていける無料のスマートフォンアプリ「Biome(バイオーム)」の開発・運営を行ってきました。現在アプリのユーザー数はリリースから約4年間で84万人にのぼり、アプリ内で投稿されたデータは、生物多様性の基盤情報となるビッグデータとして活用されています。
また本年2月にはTNFDに対応するための本格的な生物調査支援ツール「BiomeSurvey」や生物多様性可視化サービス「BiomeViewer」をリリースするなど、更なるサービス拡充を続けています。社会の生物多様性への意識の高まりの中で、生物多様性に係るあらゆる課題の解決や、生物多様性に関連したコンテンツの企画・制作・運営、広域連携までをワンストップで提供できることを強みに、創業以来様々に事業を展開してきました。
今回、世界的な生物多様性保全の流れをさらに加速すべく、東日本旅客鉄道株式会社のグループ会社でベンチャーへの出資・協業を推進するCVCのJR東日本スタートアップ株式会社、東急株式会社、小田急電鉄株式会社、株式会社西武ホールディングスで構成される鉄道横断型社会実装コンソーシアム「JTOS(ジェイトス)」と共創し、アプリ「Biome」内において、各社合同でのネイチャーポジティブ(※)イベント「駅からはじまるいきもの探し いきものGO」を開催します。
参加者の皆様に本イベントを通じて鉄道沿線を巡りながら楽しく生き物のデータを集めていただき、集まったデータと各駅の所在地情報などと組み合わせて分析を行うことで、各沿線の垣根を越えた生物多様性の見える化を目指します。また取得されたデータを活用した環境保全の仕組みを構築していくことで、沿線地域の価値向上を目指します。
※ネイチャーポジティブ:企業・経済活動による環境への負荷を抑え「生物多様性を含めた自然資本を回復させる」ことを目指す取り組み。
「駅からはじまるいきもの探し いきものGO」の概要
実施期間:2023年9月23日(土)~2023年12月10日(日)
実施エリア:鉄道各社沿線
※ クエスト配信は、9月23日(土)12:00(正午)に公開予定
「駅からはじまるいきもの探し いきものGO」の開催期間中、アプリ「Biome」では、鉄道各社沿線エリアで生き物を探すクエスト(※)17個が同時に配信されます。参加者は、クエスト達成を目指して生き物探しに挑戦します。クエストをクリアした参加者には、抽選で各種賞品が贈呈されます。
※クエスト:アプリ「Biome」に実装されている独自のゲーム機能で、テーマに沿って選定された対象の生物種を見つけ、写真を撮影・投稿することで達成できます。
【参加方法】
(1)「Biome(バイオーム)」アプリをインストールする。
(2)ホーム画面で「駅からはじまるいきもの探し いきものGO」のバナーをタップする。
(3)「駅からはじまるいきもの探し いきものGO」に(アプリ内で)参加する。
(4)クエスト対象の生物を撮影してアプリに投稿する。
(5)クエストをクリアしてバッヂを獲得すると賞品に応募ができる。
※本イベントおよびキャンペーンは、Apple Inc.及びApple Japan Inc.とは一切関係ありません。
特設ページ ➡https://biome.co.jp/ikimono-go-2023/
共創の背景と経緯について
2022年12月に開催されたCOP15において、ネイチャー・ポジティブ実現のための世界目標が設定され、自然資本の社会的重要性がますます高まっています。一方で、地域の生物多様性の把握は十分とは言えず、自然共生を目指すまちづくりや企業の取り組みのボトルネックとなっています。
こうした地域課題を踏まえ、いきものコレクションアプリ「Biome」と各沿線の広大なフィールドを生かし多くの人々にアプリを使って、ゲーム感覚で生き物のデータを収集してもらうことで、沿線の生物多様性を明らかにすることができます。集積されたデータから沿線の生物の可視化を図り、環境保全の基盤情報として活用して、ネイチャーポジティブに向けた社会を推進するために、共創に至りました。
目的
(1)鉄道×「Biome」によるネイチャーポジティブの“未来の当たり前”を実現
・いきものコレクションアプリ「Biome」を通じて、参加者には鉄道沿線を回遊しながら生物データを収集してもらうことで、生き物の価値を感じながら沿線やまちへの愛着を醸成する、新しいネイチャーポジティブアクションを創り上げていきます。
・鉄道沿線の生物多様性の見える化をするとともに、取得したデータから環境保全の仕組みを構築することで、自然や生物多様性の損失に歯止めをかけ、ひいては環境にとってポジティブな社会の実現を目指していきます。
(2)自然資本の可視化による沿線価値向上
自然資本の魅力を正しく維持・発信していくことで、沿線の不動産や観光などの更なる価値向上につなげていきます。
鉄道横断型社会実装コンソーシアム「JTOS」とは
JTOSは、スタートアップ企業を取り巻く社会実装に向けたさまざまな障壁を乗り越えるために、各社が有する駅や鉄道、不動産などの経営資源、グループ事業における情報資源を掛け合わせた広大な実証実験フィールドを提供し、スタートアップ企業と共に未来の当たり前を創造していきます。JTOSの名称はオープンイノベーションの一環として挑戦者と社会変革を目指す集団であることを意味する「Japan Transformation and Open-innovation Supporters」の頭文字です。なお、本取り組みはJTOSが掲げる4つのテーマから、NATURE領域での共創です。
いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)とは
日本国内のほぼ全種(約10万種)の動植物を収録したいきものコレクションアプリです。最新の生物名前判定AIを備えているだけでなく、図鑑・地図・SNS・クエストなどいきものにまつわるさまざまな機能を備えています。誰でも無料で使用できることから、多種多様な生き物の情報収集・調査・研究への展開も行っています。
・iPhone版 https://apps.apple.com/jp/app/id1459658355
・Android版 https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.biome.biome&hl=ja
■会社概要
会社名 :JR東日本スタートアップ株式会社
所在地 :東京都港区高輪2-21-42 TokyoYard Building 7F
代表者 :代表取締役社長 柴田 裕
設立 :2018年2月
事業内容 :事業シーズや先端技術の調査・発掘、ベンチャー企業への出資及びJR東日本グループとの協業推進
会社名 :東急株式会社
所在地 :東京都渋谷区南平台町5-6
代表者 :取締役社長 堀江正博
設立 :1922年9月2日
事業内容 :不動産賃貸業、不動産販売業、その他事業
URL:https://www.tokyu.co.jp/index.html
会社名 :小田急電鉄株式会社
所在地 :東京都新宿区西新宿2-7-1 神奈川県海老名市めぐみ町 2-2 ViNA GARDENS OFFICE
代表者 :取締役社長 星野晃司
設立 :1948年6月1日(前身の小田原急行鉄道は1923年5月1日設立)
事業内容 :鉄道事業、不動産業、その他事業
会社名 :株式会社西武ホールディングス
所在地 :東京都豊島区南池袋1-16-15
代表者 :代表取締役社長兼COO 西山隆一郎
設立 :2006年2月3日
事業内容 :「都市交通・沿線事業」「ホテル・レジャー事業」「不動産事業」の3事業を中心に、スポーツ事業等「その他事業」を展開
URL:https://www.seibuholdings.co.jp/
会社名 :株式会社バイオーム
所在地 :京都府京都市下京区中堂寺南町134番ASTEMビル8階
代表者 :代表取締役 藤木 庄五郎
設立 :2017年5月31日
事業内容 :生物情報アプリ開発・運営、生物情報可視化システムの提供、環境コンサルティング
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