「第5回プラチナキャリア・アワード」 受賞者決定
社員一人ひとりのキャリア構築を促すリスキリング実践企業を表彰
1. プラチナキャリアとは
人生100年時代、「働く期間」の長期化が現実的になってきており、企業もその対応が求められています。2021年4月に70歳までの就業機会確保の努力義務が規定化されました。ICTやAIの進展、それらに伴う経済活動の激変もあり、企業が雇用者を全面的に育成していくことの難しさも指摘されています。また、SDGs達成が求められる中、さまざまな社会課題に視野を広げる人材育成の必要性も高まっています。
コロナ禍を経て日本企業の働き方は大きく変化しました。
プラチナキャリアは、ポストコロナ時代に必要となる新しい働き方として、企業側の積極的なサポートのもと、日本企業で働く多くの人に実践していただきたいキャリア像です。次の3点を特徴としています。
<プラチナキャリアの三つの特徴>
長期的視点 :年齢を問わず自律的に活躍できる
自律的な学び :自律的な学び、実践経験を通じて、スキルを磨く
社会課題解決 :SDGsにうたわれているような社会課題に関心を持ち、事業を通じて課題解決を目指す
2. プラチナキャリア・アワードの概要
プラチナキャリアの理念を社会に浸透させることを目的として、同キャリア構築を支援する企業を選定・表彰するものです。
https://platinumcareer.mri.co.jp/
本アワードは、厚生労働省、東京証券取引所の後援を得て実施しています。4月21日に有識者による審査委員会において、第5回の受賞企業を決定しました。
今回のキーワードは「リスキリング」です。特に『社員一人ひとりのライフスタイル、キャリア形成を考慮したリスキリング環境を会社として整備しているか』を重点評価項目として掲げ、次のような視点を設定しました。
○VUCAの時代において、社員にスキル向上の方向性をどのように示しているか。
〇社員が新しいスキルを獲得する際に、本人がモチベーションを高め、やる気をもって取り組める制度を導入しているか。
〇自律的にスキルを向上した社員に対して、エンゲージメントを高める施策があるか。
〇上記制度・施策が社員に浸透しているか。
■受賞企業
最優秀賞 :NECネッツエスアイ株式会社
優秀賞 :株式会社NTTドコモ、株式会社オカムラ、ソフトバンク株式会社、
SOMPOホールディングス株式会社、日清食品ホールディングス株式会社、
株式会社丸井グループ(五十音順)
■審査委員会
審査委員長:
株式会社三菱総合研究所 理事長 小宮山 宏
審査委員(五十音順):
株式会社イー・ウーマン 代表取締役社長 佐々木 かをり氏
デジタルハリウッド大学大学院 教授 学長補佐 佐藤 昌宏氏
東京大学大学院教育学研究科 教授 牧野 篤氏
オフィスモロホシ社会保険労務士法人 代表 (社会保険労務士・キャリアコンサルタント)諸星 裕美氏
3. プラチナキャリア・アワード表彰式および記念シンポジウム
同アワード受賞企業の表彰式および記念シンポジウムを、以下の要領で開催します。
■実施要領
日時:2023年6月20日(火) 13:30~17:15
場所:東証ホール
〒103-8224 東京都中央区日本橋兜町2番1号
東京証券取引所内(オンラインのライブ配信を実施)
【表彰式】
13:30 - 14:20 表彰式
【記念シンポジウム】
15:00 - 16:05 開会挨拶、後援挨拶、基調講演、表彰結果、記念講演
16:15 - 17:15 パネルディスカッション
17:15 閉会
基調講演には、本アワード審査委員長で三菱総合研究所理事長 小宮山 宏が登壇します。
記念講演には、東京藝術大学副学長 清水 泰博教授が登壇されます。
■後援
厚生労働省、東京証券取引所
※詳細はプラチナキャリア・アワード専用サイトをご覧ください
https://platinumcareer.mri.co.jp/
4. MRIの取り組み
MRIは、社会課題の解決策を多様なステークホルダーによるオープンイノベーションで共創・社会実装し、コレクティブインパクト※1を創出するプラットフォーム“未来共創イニシアティブ(以下 ICF)”を運営しています。
“プラチナキャリア”は、国際競争力の低下が懸念される日本で、企業およびそこで働く人々の活力と創造性を回復し、人生100年時代にふさわしい意識や価値観へ変革するための指針として、2019年にICFの前身である未来共創イノベーションネットワークが提唱した新しいコンセプトです。ICFでは当概念の普及を進めています。
ICFは、今後も会員企業と連携しながら、プラチナキャリアに関する取り組みを通じて、ポストコロナ時代にふさわしい新しい働き方の実践を推進します。
※1:さまざまなステークホルダー同士が共通の課題認識に対して、自律分散・協調型で課題解決に取り組み、全体で社会インパクトを創出すること
お問い合わせ先
株式会社三菱総合研究所
〒100-8141 東京都千代田区永田町二丁目10番3号
【内容に関するお問い合わせ】
未来共創本部 高橋、亀井、薮本
電話:03-6858-3557
メール:platinum_career@ml.mri.co.jp
【報道機関からのお問い合わせ】
広報部
メール:media@mri.co.jp