台湾ゴム・プラスチック加工用機械設備製造業の振り返りと今後の展望<ワイズ機械業界ジャーナル2021年4月第3週号発行>
〜台湾機械業界の動向が分かる〜
ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の4月第3週号を発行しました。今週号では、機械設備業界、金属製品業界、自動車部品メーカーの江興鍛圧工業、工作機械輸出入速報について紹介します。
<210415号内容>
1 | 台湾ゴム・プラスチック加工用機械設備製造業の振り返りと今後の展望 |
2 | 台湾金属製品製造業の特徴と発展戦略 |
3 | 自動車部品メーカー、江興鍛圧工業 |
4 | 台湾工作機械輸出入速報ー2020年通年 |
<台湾ゴム・プラスチック加工用機械設備製造業の 振り返りと今後の展望>(本文から一部抜粋)
- 産業概況
台湾市場については、自動車やプラスチック・ゴム製品など従来型産業からの需要は減少したものの、米中両国のハイテク冷戦の影響で電子産業が台湾投資を拡大したため、台湾当産業の需要は増加した。このため、2020年に入ってから台湾当産業の内需市場における販売額は成長傾向を維持した。総合すると、内需市場の販売額は増加したものの、輸出市場の受注減少と台湾元高のため、20年の台湾当産業の生産額は前年比7.01%減の219億9,700万台湾元、販売額は同6.84%減の218億5,300万台湾元となった。
電子産業の好調が続いており、自動車やプラスチック製品など各産業も景気回復の兆しを示したことから、2021年第1四半期の台湾当産業の内需市場は成長を維持できる見通しだ。また、製薬大手がワクチンを量産開始し、各国でワクチン接種が進んでおり、新型コロナウイルス感染症流行の影響は徐々に緩和するとみられる。とくに中国、米国及び日本からの受注が回復しつつあるため、21年第1四半期の台湾当産業の生産額と販売額はプラス成長となる見通しだ。
- カテゴリー別の販売状況
プラスチック・ゴム押出し成形機は輸出受注が大幅減少したものの、平均輸出価格の上昇と台湾市場の需要拡大を受けて、20年の販売額は30億7,700万台湾元で、同2.61%減の小幅減少にとどまった。
その他プラスチック・ゴム機械・部品は日本市場の需要が減少したものの、台湾市場の需要増加で相殺されたことに加えて、比較水準の昨年数値が低かったことから、20年の販売額は90億2,900万台湾元で、同1.41%減の小幅減少となった。
<ワイズ機械業界ジャーナルとは>
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【会社概要】
会社名:ワイズコンサルティング グループ
所在地:中華民国台北市襄陽路9號8F
代表者:吉本康志
設立:1996年11月
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