AI建物管理クラウドシステム「管理ロイド」が大幅アップデート~二次元バーコードスキャンによる点検業務効率化とフロア単位での業務管理を実現~

株式会社THIRD

不動産管理業務の労働生産性を改善する株式会社THIRD(本社:東京都新宿区、代表取締役:井上惇、以下、当社)は、AI建物管理クラウドシステム「管理ロイド」(https://kanri-roid.app/)の大幅アップデートを実施いたしました。今回のアップデートでは、点検対象の設備に貼り付けた二次元バーコードを撮影するだけで必要な点検項目をアプリ上に表示する機能と、フロア単位での業務管理機能を新たに実装しました。これにより、特に大規模物件における建物管理業務の大幅な効率化を実現します。

■開発背景

大規模物件の建物管理においては、数名から数十名のスタッフが常駐し、広大なフロアに点在する多数の設備を管理することが求められます。従来のシステムでは、点検アプリ内で該当の設備や点検項目を探すのに時間がかかる場合がありました。この課題を解決するため、設備ごとに二次元バーコードを貼り付け、スキャンするだけで関連する点検項目が即座に表示される機能を開発しました。これにより、アプリ上で設備を探す手間が省け、業務効率の大幅な向上が期待できます。

■新機能の詳細

二次元バーコードによる点検項目表示機能

  1. 各設備に二次元バーコードのシールを貼り付け、専用アプリでバーコードと設備を登録

  2. バーコードをスキャンすると、その設備に紐づくすべての点検業務が自動的に表示

  3. 1つの設備で複数の点検業務が必要な場合も、業務を横断して設備ごとに効率的に点検可能

3.における具体例

1つの給水ポンプに対して日常点検の「腐食、損傷、水漏れ等の有無チェック」と給排水ポンプ点検の「運転電流チェック」を行う場合、以前はそれぞれの業務をアプリ上に表示させる必要がありましたが、本アップデート後は給水ポンプに貼り付けたバーコードをスキャンするだけで、両方の点検項目が同時にアプリ上に表示されます。

フロア単位での業務管理機能

また、今回のアップデートによって、以前は業務単位で管理していた業務を、フロア単位でも管理できるようになり、大規模物件での効率的な業務計画立案と進捗管理を実現します。

具体例

以前は物件全体で一括管理していた「空調設備点検」を、「空調設備点検(1F~3F)」、「空調設備点検(4F~6F)」というようにフロア単位で業務を分割して管理できるようになりました。大規模物件では通常、フロアごとに巡回して複数の点検を一度に行うケースが多く、このアップデートによりフロア単位での年間計画策定や進捗管理が可能となります。

■期待される効果

本アップデートにより、特に大規模物件における建物管理業務の効率化が期待されます。二次元バーコードスキャン機能によって点検項目検索の手間が省かれ、フロア単位での業務管理機能によって計画的かつ効率的な業務遂行が可能になります。建物管理会社様の業務効率向上と、ひいては管理品質の向上にもつながることが期待されます。

■AI建物管理クラウドシステム「管理ロイド」

「管理ロイド」は不動産管理会社向けのAI-SaaSソフトウェアです。無料のアプリを使用して点検、検針、清掃報告などの入力を行えば、事務所への帰社後の報告書作成業務が不要になります。これにより、不動産管理実務のペーパーレス化、労働生産性の向上、遠隔確認などが実現できます。紙に起因する単純作業の削減により、労働生産性が向上するとともに、AIを活用した検針ミスの防止や履行管理の一元化により、業務リスクを軽減します。さらに、提出書類のダブルチェックなどをAIがサポートし、不動産管理の品質を向上させます。 

URL:https://kanri-roid.app/ 

また、中央監視装置や外付けセンサー等のデータを管理ロイドと連携することで、管理ロイド上で物件の遠隔監視を行い、設備管理業務に建物データを利活用することができ、低コストで既存物件をスマートビル化することができる新機能「遠隔監視オプション」もご提供しています。

「遠隔監視オプション」では、中央監視装置からの設備機器の発停情報、電流、電圧、圧力などの各種運転データ、警報発報の情報などが管理ロイドに連携されます。外付けセンサーからは漏水、振動、圧力、水位などのデータが瞬時に管理ロイドに送られ、遠隔監視や点検の効率化に活用することができます。 

具体的には、中央監視装置の運転データを点検数値へ自動変換し、必要な報告書の即時作成が可能となります。また、設備機器の警報発報情報が自動で不具合管理機能に起票されるため、設備機器の不具合に対して迅速に対応することができます。さらに、複数物件の一括監視と遠隔指示が可能になるため、日中・夜間の監視人員を削減することもできるなど、大幅な業務効率化を実現できます。 

株式会社THIRDについて  

会社名:株式会社THIRD(サード) 

設立:2015年10月 

URL:https://third-inc.co.jp/ 

所在地:〒160-0004 東京都新宿区四谷4-25-13 濱庄ビル2階 

代表取締役:井上 惇 

TEL:03-6274-8031 

会社概要: 

THIRDは、AI技術を強みとして、不動産業界や建築業界向けのDXを提供するスタートアップです。2015年にゼネコン出身の工事現場監督が集まり建築工事のコスト削減コンサルティングを主軸に創業しました。現在は現場監督の知見をAIに置き換え、不動産管理の労働生産性を改善するAI-SaaSソフトウェアの「管理ロイド」や、工事のコスト削減を実現する「工事ロイド」などを提供しています。 

また、不動産業界/建築業界向けおよび金融業界や製造業界向けのAIの受託開発を行うAIソリューション事業を展開しています。

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会社概要

株式会社THIRD

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URL
https://third-inc.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区四谷4-25-13 濱庄ビル2階
電話番号
03-6274-8031
代表者名
井上惇
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2015年10月