子どものオンライン診療アプリ「キッズドクター」でおねしょについて受診・相談できるようになりました

おねしょの診察を全国からオンラインで

株式会社ノーススター

2024年6月11日 11時24分

株式会社ノーススター（本社：東京都中央区、代表取締役社長：田北浩大、以下「ノーススター」）は、病院が近くにない、予約が取れないなどの理由で受診が難しい小児疾患を全国どこからでも受診できるよう、オンライン診療で専門的な領域の受診や相談ができる体制を構築していきたいと考えています。その一環として、2024年6月1日より「おねしょ」について受診・相談ができるようになりました。

7歳児の10%がおねしょの課題を抱えている

日本泌尿器学会によると、子どものおねしょ（夜尿症）は「5歳以上で、1ヶ月に1回以上の頻度で夜間睡眠中の尿失禁を認めるものが、3か月以上つづくもの」と定義されています。7歳児の夜尿症の有病率は10%程度で、その後は年間15%ずつ自然に治るとされますが、0.5～数％は夜尿が解消しないまま大人になるといわれています。

また夜尿症の子どもはそうでない子どもと比較して自尊心が低いとされており、海外では夜尿症が改善した子どもは自尊心の回復が見られたという報告もあります。

オンライン診療で通院に対する精神的な負担を軽減

こうした背景から日本泌尿器科学会は、小学校に入っても夜尿症が治らない場合、小児科や泌尿器科を受診するよう推奨しています。しかし夜尿はデリケートな悩みなので「夜尿症で通院をする」ということ自体に精神的な負担を感じるお子さんや保護者の方も多く、通院の継続が難しいケースが少なくありません。

その点オンライン診療なら、全国どこからでも人目を気にせず、プライバシーを守りながら継続して受診することができるため、対面での通院に比べて精神的な負荷を下げることができるのではないかと考えています。

キッズドクターは2022年7月よりオンライン診療やチャット相談を提供しており、これまで多くの患者様と対峙するなかで「おねしょ（夜尿症）」に関する相談が寄せられる場面も多くありました。今回、久留米大学病院の小児科専門医であり、腎臓・泌尿器のスペシャリストでもある田中征治医師協力のもと、オンラインで夜尿症を診察できる体制を構築することで、どこで受診したらいいかわからず悩んでいた方や、精神的な負担などから受診を控えていた方、定期通院のハードルなどが理由で治療を中断した方などを支援させていただきたいと考えています。

今後は夜尿に限らず、さまざまな小児専門領域のオンライン診療の裾野を広げることで、悩みや不安がありつつもなかなか医療機関に通うことができない方を支援しながら、専門医の地域偏差、医師・専門医不足といった医療課題の解消にも貢献していきたいと考えています。　

協力医師（久留米大学田中征治医師）コメント

おねしょ・夜尿症の患者様に対するオンライン診療は、特に思春期における定期的な通院の精神的な負担を軽減することで、継続した治療に繋がると思われます。少しでも多くの患者様が悩まなくても良い世の中になるよう、キッズドクターの取り組みに協力して参ります。

キッズドクターの「おねしょ」に関するオンライン診療詳細

診察時間

平日：6:00〜16:00／18:00〜24:00

土曜：10:00〜24:00

日祝：8:00〜24:00

※キッズドクターの通常のオンライン診療の診察時間に準ずる

対象

おねしょについて困っている方（年齢制限なし）
- おねしょがなかなか治らない
- 昼のおむつは外れたけど、夜はおねしょが続いている
- もうすぐお泊まりの行事があるけど、夜のおむつが外れないなど
おねしょについてすでに受診しているが、通院の負担が大きく治療の継続が難しい方（年齢制限なし）

受診方法

キッズドクターアプリ内の「オンライン診療」から受診を依頼してください。問診票の「症状について」で「おねしょ・夜尿症」を選択していただくと、オペレーターより夜尿症専用の問診票をお送りします。

詳しい受診方法などはこちらをご覧ください

オンライン診療を通して、全国の多くのご家族のお力になれますと幸いです。

キッズドクターについて

キッズドクター（https://kids-doctor.jp/）は、子どもの健康や病気についてご不安を抱える保護者の方に「医師とつながれる安心」を届けるために生まれた、子どものオンライン診療アプリです。早朝や夜間、休日でも、自宅からスマートフォンで医師の診察を受けることができます。オンライン診療の他に、看護師によるチャット健康相談もご利用いただけます。