日本触媒、ALGO ARTIS「Planium」を導入しバッチ生産における計画業務をDX化〜計画工数を約半減、全社的な業務効率化を加速
社会基盤を支えるあらゆる産業の高度な計画最適化を実現する株式会社 ALGO ARTIS(アルゴ・アーティス、本社:東京都港区、代表取締役社長:永田 健太郎、以下:ALGO ARTIS)は、株式会社日本触媒(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:野田 和宏、以下「日本触媒」) 姫路製造所 ファイン製造部における生産計画業務の効率化を目指し、化学業界に特化したSaaS型生産計画ソリューション「Planium(プラニウム)」の提供を開始しました。

Planium導入の背景|バッチ生産特有の計画業務における課題
少量多品種のバッチ生産※では、計画業務が複雑化しやすいという特有の課題があります。日本触媒 姫路製造所ファイン製造部においても、以下の点が主な課題として捉えられていました。
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多様な制約条件を踏まえた高度な計画策定業務に伴う属人化
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販売予定や生産状況の変更に伴う、日々の計画修正の煩雑さ
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各種計画と基幹システムとの連携における効率化の必要性
Planiumの特長と導入効果|年間50%を超える計画工数削減を見込む
Planiumは、業務特性や現場の制約条件を踏まえたうえで、直感的な操作性と高い柔軟性を備えた計画策定ソリューションです。
日本触媒 姫路製造所ファイン製造部での活用においては、以下の3つの特長が大きな効果を発揮しています。
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複雑な生産計画の草案自動作成とアラート可視化
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少量多品種のバッチ生産に特有の複雑な生産計画に対応し、計画草案を独自AI(アルゴリズム)で自動作成
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各工程の順序制約や装置の使用優先度などに違反した場合、アラートで可視化
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熟練者に依存していた抜け漏れの確認を、システムが可視化することでリスクを軽減
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直感的かつ柔軟な操作による計画修正
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日々発生する計画変更に対し、直感的な画面操作でスムーズに修正が可能
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在庫推移や納期回答などの関連情報も修正に応じて自動連動
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少ない手数での対応により、現場の負荷を軽減
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関連システムや周辺計画との柔軟な連携
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完成した計画を、基幹システムにそのまま取り込み可能な形式で出力
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生産計画に対応する原料購買計画も自動で作成
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周辺業務との連携を効率化することで、全体の業務負荷を軽減
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これらの特長により、年間で50%以上の計画工数削減に加え、業務の平準化やBCP(事業継続計画)への対応が可能となるなど、定性的な効果も見込んでいます。

株式会社日本触媒 ファイン製造部 清水様コメント
Planium導入にあたっては、ALGO ARTISの提案力を評価しました。できることだけでなく、できないことも正直に伝え、製造の要件を的確に捉えた提案が決め手となりました。
本プロジェクトでは、生産計画業務の標準化と共通言語化を進め、業務の見える化・効率化を目指しています。
将来的には、製造部と営業部門の情報連携にも活用を広げ、タイムリーな生産・販売活動を支える仕組みとして、中期経営計画2027に掲げるソリューションズ事業の利益拡大、スマートファクトリー化の実現に資するシステムに育て上げていきます。
今後もALGO ARTISは、業界特有の複雑な制約条件に向き合いながら、現場に根ざしたソリューションを通じて、製造業の計画業務の高度化と効率化を支援してまいります。
※バッチ生産:製品を一定の単位ごとに区切って製造する方式。製品ごとに必要な工程や条件が異なるため、計画業務が複雑になりやすい。
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