【オリィ研究所】「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」の期間限定地域キャラバンカフェ 広島・京都で開催が決定!
広島は2023年10月20日(金)から11月5日(日)「アンデルセンカフェ」 ひろぎんホールディングス本社ビル店にて開催~広島で外出困難者の遠隔雇用を推進~
広島開催は2023年10月20日(金)から11月5日(日)までの17 日間。会場はアンデルセンカフェ ひろぎんホールディングス本社ビル店(広島県広島市中区紙屋町1-3-8)で行います。広島の詳細と京都の開催については、公式サイト【 https://dawn2021.orylab.com/ 】で順次公開予定です。
オリィ研究所はこのキャラバンカフェを2022年11月に福岡、2023年2月に札幌で開催し、外出困難者が働ける事例を広く発信し就労環境を増やしてきました。今回の広島、京都においては世界屈指の観光名所を擁する都市で開催することで、観光で訪れる人々にも新しい分身ロボットでの働き方をご紹介します。さらに、この取り組みに関心を持つ地元の方々や、障害を持つ当事者や雇用側となる地元企業にも「遠隔就労の可能性」を知っていただくことで、外出困難者の就労問題に一石を投じる活動となることを狙っています。
今回もキャラバンカフェでは、バイオジェン・ジャパン株式会社の支援を受け、地元の特別支援学校の生徒が分身ロボットカフェで働く先輩達に教わりながら、接客の仕事の就労体験も行います。肢体不自由の特別支援学校高等部の卒業生の就職率は毎年5~10%と言われています。この取り組みを通じ、障害者就労を推進したい地元企業の視察も受け入れ、広島・中国地方エリアでの就労実績を広げていく計画です。また、引き続きこのキャラバンカフェをサポートし、障害者就労を推進したい地元企業の協賛も受け付けてます。
(協賛についてのお問い合わせ;担当 鈴木 meiza@orylab.com)
【分身ロボットカフェDAWN ver.β in Hiroshima】
アンデルセンカフェ ひろぎんホールディングス本社ビル店
<所在地> 広島県広島市中区紙屋町1-3-8
<アクセス> 広島電鉄紙屋町西駅すぐ
【オリィ研究所代表 吉藤オリィ コメント】
皆さんは家から出られず天井を眺め続ける生活を想像した事はあるでしょうか。
分身ロボットOriHimeはAIではなく、入院している人が社会とつながるためのもうひとつの身体、”心を運ぶ車椅子”として誕生しました。
2018年にはOriHimeを使った働き方の開拓を目的とし、10人の在宅・入院しているOriHime操作者が店員として働く10日間限定の「分身ロボットカフェ」を開催。その後も実験開催を重ね、2021年6月に東京・日本橋に「分身ロボットカフェDAWN ver.β」常設実験店をオープンし、様々な働き方を開発してきました。今ではカフェだけでなく、自治体や企業にも導入され、活躍できる場を拡げています。
2022年度以降は地方エリアにおける社会実装の加速を目指し、2022年に福岡と札幌で開催、地域の企業でも受け入れられ、OriHimeで移動困難者の就労事例を作る事ができました。今年は広島、そして京都にて開催し、就労できる場を開拓してまいります。
私達は皆、いつかは移動困難になります。将来私達が寝たきりになったとき、何もできず天井を眺めるのではなく、誰かの為に何かできる未来になっているでしょうか?
ぜひそんな目線で当カフェを楽しんでいただけると嬉しく思います。 オリィ研究所所長 吉藤オリィ
【分身ロボットカフェDAWN ver.β in Hiroshima】 協賛企業一覧(敬称略50音順)
【分身ロボットカフェDAWN ver.βとは】
分身ロボットカフェDAWNとは「人類の孤独を解消する」をミッションに掲げる株式会社オリィ研究所が運営する実験カフェです。重度肢体障害者・難病患者、海外在住者など外出・移動が困難な人々が、分身ロボットOriHime・OriHime-Dを遠隔操作し、オーダーや配膳、お客様との会話など接客を行っています。
この取り組みにより就労を諦めていた方たちが社会で働ける方法を開拓するため、2018年から4回の短期開催実績を経て2021年6月、東京日本橋に常設実験店を開店。OriHimeパイロットとして働くのはALSをはじめ難病や重度の障害、様々な事情で今まで就労の機会を得ることができなかった人々です。身体が動かなくても分身ロボットを活用することで自宅に居ながらにして社会に参加し、人と出会い、働くことができるという新しい働き方と、その為のリレーションテクノロジーを社会に提唱してきました。
この取り組みの中で「分身ロボットカフェ」でトレーニングを積んだOriHimeパイロットが企業就労を打診される事例が多く生まれたことから、オリィ研究所では2020年7月に分身ロボットを使ったテレワークのための人材紹介サービス「AVATAR GUILD(アバターギルド)」を開始し、2023年には、テレワークに特化した人材紹介サービス「FLEMEE」をリリースしました。
たとえ重度障害があっても自分らしく働きたい当事者、障害者法定雇用率を達成したいと考える企業、障害者雇用問題に悩む地方自治体などからの問い合わせが増え、実際に就労に繋がったパイロットは延べ50人を超えました。現在、日本電信電話株式会社の総合受付、モスバーガー原宿表参道店、 JR関内駅北口高架下「cafeツムギstation at Yokohama Kannai、アドベンチャーワールドなど全国各所で分身ロボットOriHimeを使った就労が行われています。
このプロジェクトを機に「分身ロボットを活用したテレワーク」という新たな社会参加の形をさらに広く社会実装するため、オリィ研究所は各協賛企業の支援を得て全国でのキャラバン形式のカフェ開催に踏み切りました。
(分身ロボットカフェ公式サイト https://dawn2021.orylab.com/)
【OriHimeパイロット】
2018年に実施した第一回分身ロボットカフェDAWNで、接客を担当したのは10名のOriHimeパイロットでした。期間限定の社会実験として開始された当プロジェクトも、お客様にあたたかく迎えていただきながら、仮説検証を繰り返し、仲間を徐々に増やしてきた。現在では約70名の公認パイロットが在籍しています。
【OriHimeを使った接客と研修の様子】
ご注文のドリンクをOriHime-DでOriHimeパイロットがお席までお持ちします。
※写真は東京日本橋店のもの
研修を受ける特別支援学校の生徒の様子(札幌)
先輩パイロットから、接客の研修を受ける特別支援学校のOriHimeパイロットの様子
【当プロジェクト受賞歴】
•2020年6月:D&AD awards 2020 ○デザイン・トランスフォーメーション部門ウッドペンシル、フューチャーインパクトペンシル(日本初受賞)
•2020年10月:ACC賞2020 ○クリエイティブイノベーション部門/総務大臣賞ACCグランプリ、デザイン部門/総務大臣賞ACCグランプリ、ブランデッドコミュニケーションC部門(PR)/ACCブロンズ
•2021年3月:第24回文化庁メディア芸術祭 ○エンタテイメント部門 ソーシャルインパクト賞
•2021年11月:2021年度グッドデザイン賞 ○グッドデザイン大賞
•2022年6月:S+T+ARTS Prize 2022 ○Honorary Mentions(入賞)受賞
•2022年7月:Prix Ars Electronica2022 ○デジタルコミュニティズ部門 ゴールデンニカ(最高賞受賞)受賞
他、国内外の賞を多数受賞
【株式会社オリィ研究所について】
「人類の孤独をリレーションテックで解決する」をミッションとし、コミュニケーションテクノロジーの研究開発、遠隔操作でありながら「その場にいる存在感」を共有できる分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」製造販売を行う。 OriHimeのほかに、テレワークでの肉体的社会参加を可能にする分身ロボット「OriHime-D(オリヒメディー)」、重度障害があっても目や指先などの僅かな動きだけでコミュニケーションを可能にする意志伝達装置「OriHime eye+Switch(オリヒメアイプラススイッチ)」などがある。 2021年6月に分身ロボットOriHimeがサービスする初の「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」常設実験店を日本橋にオープン。2023年には、テレワークに特化した障害がある方の人材紹介サービス「FLEMEE」を開始。
※「OriHime」「分身ロボットカフェ」「DAWN」は株式会社オリィ研究所の登録商標です。
公式HP: https://orylab.com/
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