QRコード決済の利用率が62%と過去最高を更新し、クレジットカードに次ぐキャッシュレス手段として定着　BNPLは、既存利用者の40%が利用増

インフキュリオン、「決済動向2022年12月調査」を発表

株式会社インフキュリオン（本社：東京都千代田区、代表取締役：丸山 弘毅）は、全国の16歳〜69歳男女5,000人を対象に「決済動向2022年12月調査」を実施しました。

QRコード決済の利用率は、全体で62％と、前回調査（2022年4月）に引き続きFeliCa型電子マネーを上回る結果となり、クレジットカードに次ぐキャッシュレス手段として定着してきていることが見てとれました。
BNPLの利用率は11%と横ばいでしたが、1年前と比べてサービスの利用が増加したと回答した人は40%に及び、既存利用者の利用回数が増えていることがわかりました。

※ BNPL（Buy Now Pay Later）
非クレジットカードの後払い決済サービス。近年、若年層を中心に国内外で利用が拡大している。

＜調査結果の詳細＞

• QRコード決済の利用は全体で62％と前回調査より5％増加。FeliCa型電子マネー（56%）を6％上回り、両者の差が明確に
• BNPLの利用率は全体で11%と横ばい
• BNPLは1年前と比べてサービスの利用が増加したと回答した人は40%に達し、既存利用者の利用回数が増加していることが見てとれる
• 現金利用したがキャッシュレスで支払いたい決済は、「医療機関」（63％）が最も多く、次いで「鉄道やバスの運賃」（62%）。一方で、「お小遣いやお祝い金」や「自治会などの集金」は引き続き現金のニーズが高い傾向

<各カテゴリーの利用率の推移 2015年3月〜2022年12月>
（複数回答；N=20,000; ※ 12月実施の回はN=5,000）

■  QRコード決済の利用率は62％と微増。BNPLは11%と横ばい

<1年前と比較した各カテゴリーの利用増減>
（各カテゴリーの利用者が回答）

■  QRコード決済は利用が増加したと回答した人は約50%。BNPLは40%
■  現金の利用が減少したと回答した人40%

<現金（紙幣、硬貨）に対する利用者の態度>
（複数回答；N=5,000）

■  手持ちの現金を持っていたい人が多い一方で、ATMに引き出しに行くのが面倒と回答している人が多数
■  「現金払いのほうが気持ちいい」（12％）「自分の周囲の人は現金派が多い」（12%）という普段から現金派の人は少数（12%）

<現金利用の場面>

■  現金利用したがキャッシュレスで支払いたい決済は、「医療機関」（63％）が最も多く、次いで「鉄道やバスの運賃」（62%）
■  自動販売機は現金利用が最も多い
■  一方で、「お小遣いやお祝い金」や「自治会などの集金」は引き続き現金の利用ニーズが高い

 ＜スマートフォンアプリで利用したサービス＞
（複数回答；N=5,000）

■  アプリでの利用が多かったのは「銀行口座の残高確認」（43％）のほか、「銀行振込」（19％）「証券取引き・FX取引き」などの金融機能の利用が目立った
■  「ネットショッピング」の利用は「音楽や動画の視聴」を上回る結果に

 
 ＜調査概要＞
調査手法：インターネット調査
調査地域：全国
対象者条件：16歳～69歳男女
対象人数：5,000人
調査期間：2022年12月13日(火)～2022年12月15日(木)