【福井県池田町】8月11日(月・祝)「能楽の郷 池田 葉月薪能」開催。人間国宝による能と狂言、輪島の御陣乗太鼓など多彩な伝統芸能を堪能!

夏の夜の風物詩「能楽の郷 池田 葉月薪能」を須波阿湏疑(すわあづき)神社境内にて開催いたします。人間国宝による能と狂言、池田町の田楽能舞、輪島の御陣乗太鼓など、多彩な伝統芸能をご堪能ください。

池田町役場

2025葉月薪能パンフレット表面
2025葉月薪能パンフレット中面

鎌倉時代から約800年続く「水海(みずうみ)の田楽・能舞」をはじめ、貴重な伝統文化を今に受け継ぐ福井県池田町。町内の各神社には歴史ある能面や衣装が大切に保管されており、また常時100面以上の能面を展示する「能面美術館」を有するなど、「能楽の郷」として知られています。

そんな能文化が根ざす池田町で、今年も8月11日(月・祝)に「葉月薪能」を開催します。夏の夜、舞台周辺にかがり火を焚いて、幻想的な空間の中で繰り広げられる多彩な伝統芸能をお楽しみください。

第一部の「民俗芸能交流会」では、池田町が誇る「水海の田楽・能舞」(国指定重要無形民俗文化財)の演目と、石川県輪島市名舟町に伝わる郷土芸能「御陣乗太鼓(ごじんじょだいこ)」をご覧いただきます。

第二部の「葉月薪能」では、京都から「シテ方 金剛流 二十六世宗家 金剛永謹(こんごうひさのり)師」と「狂言方 大蔵流 茂山七五三(しげやましめ)師」をお招きして、能と狂言をご披露いただきます。金剛永謹師と茂山七五三師は共に人間国宝に認定されており、当イベントは一流の能楽師たちの舞を一度に堪能できる貴重な機会となっております。

能狂言の舞台では、池田町が毎年主催している「全国能面公募展」の優秀作品の面が使用されます。現代の面打ち師にとって自分の制作した能面が舞台で使用されるのは大変貴重で名誉なことで、能面作家にとっても晴れの舞台となります。

当日は、田楽能舞の面装束を着装する「変身・能役者体験」や「創作能面展」なども開催します。また、食と物産でも「能楽の郷 池田」を感じていただける内容となっております。 

武生駅・越前たけふ駅・福井駅よりシャトルバスも運行予定です。この夏はぜひ、池田町に足をお運びください。


「能楽の郷 池田 葉月薪能」概要

【日時】

令和7年8月11日(月・祝)16:00開場(17:30開演、21:00頃終演予定)

【場所】

須波阿湏疑(すわあづき)神社境内(福井県今立郡池田町稲荷13-1)

※小雨決行・荒天中止。

荒天中止の場合は8月9日(土)正午までに https://www.e-ikeda.jp/event/p004609.html にて発表。

【演目】

  • 福井県池田町「水海の田楽・能舞」

  • 石川県輪島市「御陣乗太鼓(ごじんじょだいこ)」

  • 大蔵流狂言「蚊相撲(かずもう)」 出演 茂山七五三 茂山宗彦 ほか

  • 金剛流能 「車僧(くるまぞう)」 出演 金剛永謹 金剛龍謹 ほか

【料金】

S席:前売5,000円 A席:前売3,000円(当日3,500円)、B席:前売2,000円(当日2,500円)

※全席自由席です。(S席エリア・A席エリア・B席エリアに分かれております)

【前売券販売所】

■チケットぴあWEB【Pコード:535-247】※6/20(金)~販売開始

■福井県内プレイガイド ※6/27(金)~発売開始

  • 池田町(こってコテいけだ等)

  • 福井市(ベル)

  • 坂井市(アル・プラザアミ、ハートピア春江)

  • 大野市(ヴィオ)

  • 鯖江市(アル・プラザ鯖江)

  • 越前市(武生楽市、シピィ、いまだて芸術館)

【公共交通機関でのアクセス】

■大阪・名古屋方面から

(1)JR特急列車で敦賀駅へ、ハピラインふくいに乗り換えて武生駅へ、武生駅より車で約35分

(2)JR特急列車で敦賀駅へ、北陸新幹線に乗り換えて越前たけふ駅へ、越前たけふ駅より車で約30分

■東京・金沢方面から/北陸新幹線で福井駅へ、福井駅より車で約45分

※池田中学校(福井県今立郡池田町稲荷20-14)に無料駐車場あり

最寄駅からシャトルバスが運行します! 

※要予約(池田町教育委員会事務局 TEL:0778-44-8006)

*武生駅・越前たけふ駅⇔池田町(片道1,000円) *福井駅⇔池田町(片道1,000円)       

【主催】

福井県池田町/池田町教育委員会


「能楽の郷 池田 葉月薪能」の注目ポイント

★地域の民俗芸能と人間国宝が舞う能・狂言が共演!

延命息災や五穀豊穣への祈願や感謝を示す民俗芸能と、日本の伝統芸能の代表である能・狂言を共演することで、互いの芸能の特徴を比較することができる番組構成となっています。

能・狂言には、かつての越前の猿楽ともゆかりのある地、京都より、共に人間国宝である「狂言方 大蔵流 茂山七五三師」と「シテ方 金剛流 二十六世宗家 金剛永謹師」をお招きして舞を披露いただきます。

狂言方 大蔵流 茂山七五三師[人間国宝]
シテ方 金剛流 二十六世宗家 金剛永謹師[人間国宝]

 ★能・狂言には「全国能面公募展」の受賞作の面を使用!

池田町では平成9年度から「全国能面公募展」を定期的に開催しており、優秀作品は主要流派の舞台で使用されてきました。今回も過去の優秀作品の中から2面が選ばれ、8月11日に晴れの舞台を迎えます。

第22回全国能面公募展・写し面の部/審査員特別賞「空吹(うそぶき)」清水充子さん(京都府)作
第22回全国能面公募展・写し面の部/最優秀賞 「大癋見(おおべしみ)」田中徳平さん(福岡県)作

 演目解説

【第1部】民俗芸能交流会 17:30~18:30

福井県池田町 「水海の田楽・能舞」

 池田町に約800年受け継がれる「水海の田楽・能舞」は、鎌倉幕府第5代執権・北条時頼が雪で立ち往生した時、村人たちが「田楽」を舞い、お礼に時頼が「能舞」を教えたのが始まりとされています。毎年2月15日、古式に従って田楽四番と能舞五番を奉納しており、1つの祭礼において田楽と能舞の両方を奉納するこの神事は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。今回の舞台ではその中から、田楽と能舞を一番ずつご覧いただきます。

水海の田楽・能舞

石川県輪島市 「御陣乗太鼓(ごじんじょだいこ)」

輪島市名舟町に伝わる郷土芸能で、県指定無形民俗文化財。1577(天正5)年、上杉謙信の軍勢に攻め込まれた時に、鬼や亡霊の面をつけ、海藻の髪を振り乱しながら太鼓を打ち鳴らす奇襲を仕掛け、上杉軍を追い払ったのが始まりといわれています。毎年7月31日と8月1日に行われている「名舟大祭」で奉納打ちが披露されており、能登半島地震で甚大な被害を受けた昨年も、復興への願いを込めて力強い太鼓の音色を響かせました。

御陣乗太鼓

*第1部終了後、約30分の休憩があります

【第2部】葉月薪能 19:00~21:00

火入れ式

国の重要文化財に指定されている須波阿湏疑神社本殿から種火を受け取り、舞台のかがり火に灯りをともします。

火入れ式

 *火入れ式の後、能楽師より解説が入ります

大蔵流狂言「蚊相撲(かずもう)」 出演/茂山七五三(しげやましめ)、茂山宗彦(しげやまもとひこ)ほか

大名が新たな家臣を召し抱えようと思い立ち、唯一の家来(太郎冠者)を街道に向かわせます。太郎冠者が連れて帰ったのは、相撲が得意という不思議な顔立ちの男(実は人間の血を吸ってやろうと考えている「蚊の精」)。大名は自ら「蚊の精」を相手に相撲を取りますが、果たして勝つのは…?

人間と蚊が相撲を取るという奇想天外なストーリー、そして「蚊」をどのような扮装と動きで表現するのか、お楽しみください。

「蚊の精」の面には、第22回全国能面公募展・写し面の部で審査員特別賞に選ばれた狂言面「空吹(うそぶき)」(清水充子さん作)が使用されます。

大蔵流狂言「蚊相撲」

金剛流能「車僧(くるまぞう)」 出演/金剛永謹(こんごうひさのり)、金剛龍謹(こんごうたつのり) ほか

牛の引かない車を法力によって自在に乗りこなす「車僧」(ワキ)と言われる禅僧がいました。ある雪の日、車僧が嵯峨野で雪景色を眺めていると、一人の山伏が現れます。実はこの山伏は愛宕山の天狗が変装した者で、車僧を魔道に誘い込むため、禅問答をしかけてきたのです。

物語の後半、山伏は本来の「大天狗」(シテ)の姿となり、車僧に行比べを挑んできます。平然と落ち着いた車僧と自在に動き回る大天狗の対比が面白い演目です。

「大天狗」の面には、第22回全国能面公募展・写し面の部で最優秀賞に選ばれた能面「大癋見(おおべしみ)」(田中徳平さん作)が使用されます。

金剛流能「車僧」

関連催事・他

【変身・能役者体験】 場所:能面美術館

池田町の「水海の田楽・能舞」で実際に使われていた能装束と能面を着装、能面美術館内の舞台に立ち、地元保存会の方々の指導を仰ぎながら、所作体験と記念撮影ができます。能面を着けたときの視野の狭さや衣装の重さなどを体験することが出来る貴重な機会です。

  • 令和7年8月11日(月・祝)10:00~15:00

  • 定員10名、1人5,000円(約40分)

  • 事前予約優先〈(一財)いけだ農村観光公社 TEL:0778-44-8060〉

変身・能役者体験

【創作能面展】 場所:能面美術館

古面を写す(複製する)ことが常道とされる面打ちの世界で「創作能面」の分野を切り開いてきた池田町在住の面打ち師、桑田能忍・能守親子。両氏の代表作を含む約100点の能面を展示します。

  • 令和7年8月1日(金)~31日(日)10:00~16:00 ※火曜定休

  • 入場料1人300円、薪能チケット提示で入場無料

創作能面展

【飲食・物品販売】 場所:須波阿湏疑神社

会場内には池田町の特産品を使ったおやつや軽食を販売するテントやキッチンカーが出店します。また、Tシャツや風呂敷、キーホルダーなど、葉月薪能を記念したお土産品も販売します。

  • 令和7年8月11日(月・祝)16:00~21:00
    ※店舗により16:00~19:00の営業の場合あり

おやつや軽食を販売

【お茶席】 場所:須波阿湏疑神社

地元サークル「池田抹茶教室」のメンバーが境内でお抹茶を点てて振る舞います。神社という神聖な場所で、自然を愛でながら一服してください。

  • 令和7年8月11日(月・祝)15:00~17:00

  • 1杯500円(お茶菓子付き)

お茶席も用意

【エコキャンドル】 場所:須波阿湏疑神社

薪能からの帰り道、回収した廃油で作られたろうそく(エコキャンドル)が神社参道を照らします。池田町青年団を中心に、町民みんなで協力して作ったエコキャンドルの優しい光をお楽しみください。

  • 令和7年8月11日(月・祝)18:40~21:00

エコキャンドル

葉月薪能についての最新情報は https://www.e-ikeda.jp/event/p004609.html にて発表いたします。

■「あたりまえをたやさないまち」池田町

福井県池田町は人口約2,200人、森に囲まれた小さな町です。

心をいやす日本の原風景、作物をいつくしむ感謝の気持ち、人と人が思いやり、支えあって暮らす「あたりまえをたやさないまち」を目指しています。

池田町町長・杉本博文

「人々が共同して暮らす小さな社会だからこそ、人々が関わりあえる、相互扶助が生きるまちでありたいと願っています」

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会社概要

池田町役場

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URL
https://www.town.ikeda.fukui.jp
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
福井県今立郡池田町稲荷35-4
電話番号
0778-44-6000
代表者名
杉本博文
上場
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資本金
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設立
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