寺西優真が考える「生と死」とは？「僕の人生も一度きり、相手の人生も一度きり。だから共に無駄にできない」映画「SPELL」最新ポスタービジュアル解禁！

株式会社HumanPictures

2023年8月30日 15時51分

歌手の寺西優真、俳優の大村崑がW主演を務めるホラーミステリー映画「SPELL～呪われたら、終わり～」第１章（10月27日公開）、「SPELL～呪いは、終わらない～」第２章（11月10日）の最新ポスタービジュアルが解禁となり、寺西がインタビューに応じた。寺西は大村と共に本作で霊能者を演じており、幽体離脱して過去に戻ることができる特殊能力を持った主人公・馬飼野俊平を演じている。

■「過去」に戻ることができないからこそ「今」を一生懸命に生きる。

寺西：もし「過去」に戻れる能力を持って生まれたなら、果たして人はどんな人生になるのかな？そんなことを考えさせられる映画でした。霊能者として特殊な能力を持って生まれて、幽体離脱して「過去」に戻れる主人公・馬飼野俊介を演じたのですが、とにかく普通の人が出来ないことができてしまいます。でも、やっぱり人間はどんな理由があっても、過去に戻れる能力を持たない方がいいと演じて感じました。

■ 寺西優真さんが考える「生と死」とは？

寺西：過去に戻れたとしたら、絶対に過去を書き換えてしまう人が多いと思うから(笑)。今、生きているこの瞬間を大事に、一生懸命に生きれなくなってしまいそうで怖いですよね。「今」の積み重ねが「未来」を作る。失敗も成功もあっていいと思っています。それが「人間」なんだと思って。

■映画のストーリーの中で印象的なシーンは？

寺西：俊平が幽体離脱するときに、同じく霊能者の母・紀代子に「(呪いの)本の回収以外はしないで、世の中が変わってしまうわ。人の生き死にに関わってはダメ」と言われます。まさに、それがこの作品の「テーマ」だと感じました。人間は必ず生まれたら死にますし、それが宿命だと思っています。人が歩いて来たその道には、その人に寄り添って支えてくれた人が必ずいる。それが「人生」。僕の人生はこの世で一回きり。だから後悔しないように「今」を一生懸命生きています。でも、冷静に考えると、僕の周りにいる人たちの人生も「一回きり」なんだと言うことです。例えば、作品を作る上で、スタッフさんや共演者さん、そして、それを見に来てくれるお客様。僕をとりまくすべての人の人生も「一回きり」。だから、この作品に出演して、より一層、僕に関わってくれている方の人生も無駄にできない、と強く感じるようになったし責任を感じました。

僕の人生も一度きり、相手の人生も一度きり。だから共に無駄にできないですよね。この作品に出演出来て本当によかったと思っています。