大阪府河内長野市における「スマートスピーカーを活用した見守り機能による介護予防サービス事業」を受託

日本郵便株式会社（東京都千代田区、代表取締役社長　衣川 和秀／以下「日本郵便」）は、「スマートスピーカーを活用した郵便局のみまもりサービス」を活用し、大阪府河内長野市（市長　島田 智明／以下「河内長野市」）が実施する「スマートスピーカーを活用した見守り機能による介護予防サービス事業」におけるサービス提供を受託しました。
日本郵便は、地方公共団体と連携したこのような取り組みを通じて、地域が抱える高齢者見守りに関する課題解決に貢献してまいります。
さらに今後は高齢者向け住宅や不動産管理会社などの法人へのサービス提供を行い、高齢者見守りのほか介護予防や健康増進などの様々なニーズに応えるべくサービスを充実してまいります。

1　実証事業の概要
　　河内長野市が実施する実証事業の概要は、以下のとおりです。

事業名称	スマートスピーカーを活用した見守り機能による介護予防サービス事業
実施期間	2022年8月1日（月）～2023年3月31日（金）（予定）
対象	河内長野市内にお住まいの高齢者（河内長野市が指定する方）
目的	心身機能の低下などにより日常生活に支障が認められる高齢者に対し、スマートスピーカーを活用した見守り機能の技術を活かして、魅力的なコンテンツの配信および日常生活の状況（健康維持）を把握、データ集積を行うことで、健康維持を図り、介護予防につなげる。
内容	日本郵便で独自開発・管理するWebアプリケーションおよびAlexaスキル（注1）が、このサービスのご利用者（以下「利用者」）のご自宅に設置したスマートスピーカー（注2）を通じ、利用者の生活リズムにあわせて生活状況（食事、血圧、体重、歩数など）を確認します。また、利用者の健康維持を図り、介護予防につなげるため、Alexaスキルを通じて体操動画を配信します。河内長野市は、利用者同意の下、生活状況確認結果や体操動画の実施状況をWebアプリケーションのサービス管理画面により一覧で確認することができるほか、利用者などにWebアプリケーションを通じたメッセージの送信が可能です。 　利用者は、スマートスピーカー上で音声・ビデオ通話機能を利用することで、Alexaを利用する家族などと非対面・非接触によるコミュニケーションをとることが可能なほか、ニュースやラジオ情報など、Alexaを通じたエンターテインメント機能を利用することも可能となります。また、この通話機能を利用して、河内長野市などの担当者とも連絡をすることができるようになります。 　利用者の家族なども、家族のスマートフォンやタブレットなどを通じて利用者の生活状況確認結果を把握したり、写真・動画・メッセージを送信したりできるほか、Alexaに登録して利用者とビデオ通話をすることが可能です。 　また、利用者に対し、郵便局社員が訪問などを通じて、スマートスピーカーの利用促進などのフォローをします。

（注1）Amazonが提供する音声アシスタント、「Alexa」上で提供されるスキル
（注2）Amazonが製造・販売するスマートスピーカー「Amazon Echo Showシリーズ」

2　日本郵便の受託内容
　　スマートスピーカーを活用した見守りアプリケーション（高齢者の生活状況の確認、確認結果のご家族などへ　
　　の通知、ご家族や河内長野市などから高齢者へのお知らせの発信、体操動画の配信などが可能）を提供するほ
　　か、河内長野市内の郵便局において、郵便局社員によるスマートスピーカーの使用方法に関するフォローなど
　　を行います。

3　サービスイメージ　

4　その他
　　本事業は、内閣府が推進する「デジタル田園都市国家構想推進交付金 デジタル実装タイプ（TYPE1）」の対
　　象事業に採択されています。

（参考）報道発表（2021年12月24日）
　　「地方自治体向けの新サービス「スマートスピーカーを活用した郵便局のみまもりサービス」の開始」
　　　https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2021/00_honsha/1224_01.html