シーベジタブルが海藻界の香りの王様「すじ青のり」で、海藻の可能性を切りひらく「もっとおいしいすじ青のりプロジェクト」を始動
2025年6月5日(木)より、すじ青のりで食卓をつなぐフードムーブメントとして、小売・メーカー・飲食など様々な事業者の皆さんと共創事例をつくって発信

合同会社シーベジタブル(共同代表:蜂谷 潤、友廣 裕一、本社:高知県安芸市)は、海藻界の“香りの王様”と称されるすじ青のりから海藻全体の可能性を広げる「もっとおいしいすじ青のりプロジェクト」を始動します。小売・メーカー・飲食など様々な企業とのコラボレーションを通じて、海藻の新たな魅力を伝え、売上の一部は、海藻で海を豊かにする“養殖藻場”をつくる活動に還元されます。
取り組みの背景: 海藻の魅力を“すじ青のり”から再発見する
シーベジタブルは2016年の創業以来、海藻の可能性にひたむきに向き合い続けてきました。中でもすじ青のりは、香りの強さから“海藻界の香りの王様”とも呼ばれ、さらに、シーベジタブルが生産するものはさらに香り高く、料理人の間では“海のトリュフ”とも呼ばれるなど、シーベジタブルを代表する海藻です。創業当初より長年にわたり、研究と生産に取り組んできました。
近年では、様々な分野の料理人や企業との共創により、日本を代表するような百貨店からホテル、飲食店やコンビニまで多様な形ですじ青のりが食卓に広がりつつあります。こうした広がりを背景に、海藻の魅力をより多くの人へ届けることを目指し、新たに立ち上げたのが「もっとおいしいすじ青のりプロジェクト」です。
本プロジェクトは、香り豊かなすじ青のりを起点に、企業・飲食店・ブランドの皆さまとともに食品開発や限定メニューの展開、体験イベントやギフト商品の共同企画などを通じて、「海藻っておいしい!」「こんな食べ方があったなんて!」という驚きと共感を広げていく共創型プロジェクトです。これらを通じて海藻全体の可能性を切りひらいていきます。実施期間は2025年6月5日(木)〜9月30日(火)を予定し、参加企業の取り組みは、随時Webサイトで発信します。

海の再生にもつながる循環型の取り組み
本プロジェクトの売上の一部は、“養殖藻場(ようしょくもば)”と呼ばれる海のゆりかごのような役割を担う研究開発や環境づくりに還元されます。養殖藻場*とは、海藻を養殖によって人工的に形成する藻場のことで、魚や貝などの生きものが集まる豊かな藻場を再生・創出する取り組みです。
“もっとおいしくて、もっとすこやかな海の未来”の実現に向けて──
本プロジェクトは、食の楽しさと海の再生をつなぐ、フードムーブメントです。
*養殖藻場:一般社団法人グッドシーが提唱する「養殖藻場」が海の生態系に与える影響については、「GOOD SEA Future Report」で報告されています。養殖藻場は、海の生物多様性を高め、持続可能な水産業の実現に貢献する取り組みとして注目されています。

プロジェクト概要
実施期間:2025年6月5日(木)〜9月30日(火)
開催場所・展開チャネル:販売店、飲食店、ホテル、シーベジタブル公式オンラインストア、百貨店催事 など
【募集】プロジェクトへの参加企業/メディアからのご取材依頼
現在、本プロジェクトに賛同・参加いただける事業者・ブランドを募集しています。飲食店、食品メーカー、流通・小売、宿泊施設、イベント事業者などすじ青のりを使った取り組みに関心のある企業・ブランドの方々は、以下のGoogleフォームよりお問い合わせください。また、メディアからのご取材依頼も、以下のフォームよりお問い合わせください。
※Googleフォームがご利用いただけない方は、こちらからご連絡ください。

すじ青のりの生産背景
世界初となる地下海水をつかった青のり陸上栽培
近年、海水温の上昇が直接的な原因となることに加え、海藻を食べるアイゴなどの魚やウニの活性が高い時期が長期化しています。その結果、全国各地で食害(*1)が大きく発生し藻場が激減しています。そこでシーベジタブルは、絶滅の危機に瀕したり食文化が途絶えつつあるような海藻を採取して研究し、環境負荷の少ない陸上栽培と海面栽培によって蘇らせ、海藻の新しい食べ方の提案を行っています。
今すじ青のりは、かつての天然物の主産地であった高知県四万十川で、河口部の水温上昇に伴って収穫量が激減したとされ、2020年には出荷量が0kgなりました。
シーベジタブルは、世界初となる、地下海水(*2)を使用したすじ青のりの陸上栽培による量産を2016年に実現しました。陸上栽培は、異物混入が少なく清浄で温度も安定した地下海水を利用し、全国に拠点を構えています。障がいのある方や高齢の方々が中心に活躍し、通年で安定した栽培を行っています。
*1:食害:生き物が農作物などを食い荒らすこと。また、その被害。
*2:一部の養殖場では表層水を使用


シーベジタブルのすじ青のりの特徴
すじ青のりは、海藻界で“香りの王様”と呼ばれています。食材や料理における「香り」は、食事の味わいや楽しみを大きく左右する大切な要素です。「すじ青のり」「アオサ」「ヒトエグサ」には共通の香気成分が含まれており、この含有量が多いほど、豊かな磯の香りを味わうことができます。シーベジタブルのすじ青のりは、「アオサ」「ヒトエグサ」に比べて青のりらしさを感じさせる「香り」が最大3.82倍(*1)高いという結果が出ています。さらに、徳島県吉野川産養殖すじ青のりと比べて、香りの主成分(ジメチルスルフィド)が最大4.5倍高い(*2)という結果が出ています。
*1,2:「成分分析ブランディング」調べ


合同会社シーベジタブル
研究者から料理人まで各分野のスペシャリストが集まり、全国各地で海藻の基礎研究・種苗生産・陸上/海面栽培、さらには料理開発まで一貫した事業を行う。海藻が激減する海の生態系を豊かに育みながら、社内外の料理人たちと新たな海藻の食文化をつくることにも取り組んでいる。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 商品サービス
- ビジネスカテゴリ
- 食品・お菓子環境・エコ・リサイクル
- ダウンロード