ベルトレス方式(ダイレクトドライブ方式)の設備用パッケージエアコン室内ユニットを開発
高い省エネ性と省工事・省メンテナンス性を両立
日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社(本社:東京都港区)は、ベルトレス方式(ダイレクトドライブ方式)を採用した設備用パッケージエアコンの室内ユニットを開発し、2024年4月より出荷を開始します。
ベルトレス方式(ダイレクトドライブ方式)は、既存のプーリー・ベルト方式と比較して、作業効率とメンテナンス性に優れています。さらに本新製品では既存製品と比較してCOP(消費エネルギー効率)も向上しました。
工場、銀行、ドラッグストアやデパートなど、広い空間をダクトを通して空調するニーズに応えます。
なお、当社は本製品を、HVAC&R JAPAN 2024第43回 冷凍・空調・暖房展(会期:2024年1月30日(火) ~2月2日(金)、会場:東京ビッグサイト 東展示棟1, 2ホール)に出展します。
【製品特長】
ベルトレス方式(ダイレクトドライブ方式)は、ファンとファンモーターを直結した構成となっています。定期的に交換が必要なベルトを用いていないのでメンテナンス性に優れており、さらに、試運転時のプーリーとベルトの調整作業が不要なため作業の軽減が可能です。
風量や静圧に合わせ、ファン回転数調整を操作パネルから設定できるため、現場での作業効率を向上できます。
さらに、DCファンモーターを採用することで高い省エネ性を実現し、8馬力相当と10馬力相当の機種では、省エネルギー法2015年度基準値とグリーン購入法2020年度判断基準値をクリアしています。操作パネルは多機能リモコンを採用しており、簡単操作でさまざまな節電設定が可能です。
その他の特長
・ 高静圧対応
プーリー・ベルト方式の従来機では高静圧時にモーターアップの改造が必要でしたが、ベルトレス方式(ダイレクトドライブ方式)の本製品では標準モーターで高静圧対応を可能としました。
・ 外部入出力の標準対応範囲を拡大
新たに出力用端子を2つ標準装備しています。従来機では、現地にて補助リレーなどの準備が必要でしたが、端子取出しも標準対応し、操作パネルから簡単に出力設定できます。
・ 豊富なオプション
従来※まで特注対応にて本体に組込出荷していた各種ヒーターやスプレー加湿器、背面吸込用高性能フィルターなどをオプションとしてラインアップしました。吸込ダクトフランジ(新鮮空気取入口)および外部入出力キットも新たにオプションとしてラインアップしました。
※設備用セパレート型「RP-AP●●●CHVP1」
【機種一覧】
当社は今後も、設備用のニーズに応える製品開発に注力してまいります。
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