神戸発ベンチャー企業のT-ICUが遠隔ICU*1の基礎特許の範囲を拡張する新特許を取得
~支援対象を集中治療(ICU)領域以外の医療機関でも適応できる特許として認められました。
これにより、基本特許は遠隔での支援対象がICUの場合のみに限定されておりましたが、その対象を広く医療機関とし、ICU領域以外においてもカバーされる特許として認められることとなりました。
これは今後、当社がDoctor to Doctorの遠隔医療の領域を拡げるにあたっても、有効な特許となります。
当社は、引き続き本特許を用いた日本発の遠隔医療のシステム開発・研究をさらに加速するためのパートナー企業、研究機関を募集します。
*1:遠隔集中治療。遠隔医療の一つで、複数のICUと支援センターおよびデータセンターをネットワークにより連携して、遠隔地から診療支援を行うシステム。電子カルテ、生体情報モニタ、画像情報、ウェブ会議システム等を連携する。
関連ページ:T-ICUが遠隔集中治療に関する基本特許を取得 (https://www.t-icu.co.jp/news/press/497.html)
【分割出願の概要】
複数の医療機関*2内の患者に医療的な対応をすることが必要なことが検知された場合に、即座に、当該医療機関とは物理的に離れた位置にあるコンピュータ(例えば遠隔医療支援機関*3における専門医の端末)に、受信した測定データに基づいて患者への医療的な対応の必要性を判断してアラートを発して、患者の状況に応じた適切な医療的な処置や治療方針について、医療機関*2の医療従事者に対して迅速かつ適切な医療的アドバイスを行うことを可能にする、遠隔医療支援の技術を提供する。
*2: 基本特許では、「患者がICUにいる医療機関」
*3: 基本特許では、「専門医が所属する遠隔医療支援機関」
【コメント】
T-ICU代表取締役社長 / 医師 / 医学博士 中西 智之
2018年の基本特許の取得に加え、この度さらにその対象を広くするための新しい特許を取得しました。これは、昨今のICT技術の進化、医療ニーズの高まりを受けた社会の急速な変化に、柔軟に対応するための取り組みです。
当社は2016年の創業以来、ICUに関する遠隔相談サービスの提供やシステム開発を主に手掛けてきました。さらに、このような世の中の状況から、当社が医療系企業として社会へ貢献できる分野は広がっていると考え、ICUのみならず他領域も視野に入れた事業展開を目指しています。今年予定している当社の社名変更も、新たな分野へ挑戦する私たちの決意の強さを示すものです。今後も、引き続き専門性の高い医師や看護師を擁する当社ならではの強みを活かしながら、これまで以上に多様な場面で、日本だけでなく世界中の患者、医療従事者、関わる人々の願いがかなう環境づくりへと尽力します。「世界中の人々に、最高の医療を Anywhere, we care.」の実現に向けて、今回の新特許取得を我々の力として、遠隔医療の普及を加速させる一翼を担えられるよう邁進していきます。
【提供サービスについて】
【株式会社T-ICU】
事業内容:集中治療支援・医療情報提供サービス・医療コンサルティング等
代表取締役社長/医師/医学博士:中西 智之
所在地:〒651-0085 兵庫県神戸市中央区八幡通3丁目2-5 IN東洋ビル605
URL: https://www.t-icu.co.jp/
◆2023年、社名を「株式会社Vitaars (ヴィターズ)」に変更します◆
関連プレスリリース:https://www.t-icu.co.jp/news/press/2805.html
代表取締役社長/医師/医学博士 中西 智之 経歴:
2001年 京都府立医科大学 医学部 卒業
2003年 熊本赤十字病院 心臓血管外科
2007年 大和市立病院 麻酔科
2009年 武蔵野赤十字病院 救急救命センター
2013年 守口生野記念病院 救急科
2019年 聖マリアンナ医科大学 非常勤講師(救急医学)
2021年 東京医科歯科大学 客員准教授
2021年 Marine City Medical College&Hospital 国際客員准教授
集中治療専門医・救急科専門医・麻酔科専門医 等
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