テクノロジーで視覚障がい者の移動を楽しく
TechGALA主催のハッカソンにて視覚障がい者の街歩きを楽しくするアプリ「よりみちガイド」が優勝しました
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株式会社ニデック(本社:愛知県蒲郡市、代表取締役社長:小澤素生)の社員3名は2月6日(木)にSTATION Aiにて開催された地球の未来を拓くテクノロジーの祭典「TechGALA JAPAN」主催のハッカソン「Hack GALA」に参加し、研究開発センターに所属する社員1名が参加するチーム「よりみちガイド」が優勝いたしました。
視覚障がい者にとって移動は大きな課題であり、不安がつきものです。サポートするアプリやデバイスは存在しますが「楽しさが足りない」という当事者の声に着目し、アプリ「よりみちガイド」は開発されました。このアプリは対話型でリアルタイムに風景を音声で説明し、骨伝導イヤホンと振動デバイスを用いて直観的にナビゲートします。「近くにおいしいコロッケ屋さんがあるよ」「最近、芸能人が訪れたよ」といった情報を知ることで、視覚障がい者でも街を歩く楽しさを感じられる未来を目指したものです。
審査員から受賞の理由の一つとして「当事者に寄り添った圧倒的な感覚」が一番に挙げられました。当社の社員の祖母は緑内障により若くして視力を失っています。その苦労を目の当たりにした経験から、視覚障がい者のために役立ちたい考え、当社に入社し18年間研究を続けています。暗いトンネルの中を通るような移動に「楽しさ」を組み込むこと、AI時代における人間らしさの追求、「よりみち」という名称の良さ、さらには超高齢化社会を迎えた日本において求められる大きなスケールなどが評価されました。
また他の社員2名が参画したチーム「ビジョンコード」では、視覚障がいを持つ当社の社員がプレゼンターを務めました。限定的なIT教育機会と就職という視覚障がい者の社会的課題を解決するため、晴眼者のエンジニアとペアプログラミングできるプラットフォームの提供を目指しています。ITエンジニアを目指す視覚障がい者が希望を持ってスタートラインに立ち、社会へ羽ばたく未来を目指し開発されました。当事者からは「今まで難しかった関数が理解できて感動した」という声が上がり、審査員からは「大事なことなので、晴眼者のエンジニアにインセンティブを与え、それに加えてAIの活用領域をしっかりと検討し、サステナブルに続く仕組みをITエンジニアの観点から発展させていって欲しい」というエールが寄せられました。
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当社は「見えないものを見えるようにする」という目的のもと設立され、人工網膜の開発にも引き続き取り組んでいます。今後も「みる」喜びと健康を技術で支え、変わらない安心を世界に届けるために存続し、社員ひとりひとりがその想いを受け継ついでいくよう努めてまいります。
TechGALA ハッカソン公式サイト
https://techgala.jp/hackathon/
ニデックサステナビリティに関する情報
https://www.nidek.co.jp/sustainability/
※本記事の企画は当社社員が参加したハッカソンによるもので、当社事業としておこなっているものではありません。
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