MG-DX、スマート薬局の実運用で、 幅広い年代での受容性と補助なし操作完了率の向上を確認
〜大阪大学、サイバーエージェントAI Labとともに、日本調剤の協力のもと無人受付・薬局内遠隔服薬指導の運用評価に関する論文を公開〜

株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山内隆裕、東証プライム市場 証券コード4751)の連結子会社である医療AIカンパニー、株式会社MG-DX(本社:東京都渋谷区、代表取締役:堂前紀郎、以下「当社」)は、大阪大学大学院基礎工学研究科およびサイバーエージェントのAI研究組織「AI Lab」との共同研究として、日本調剤株式会社(本社所在地:東京都港区芝、代表取締役社長:小城 和紀、以下「日本調剤」)の協力のもと、調剤薬局における無人受付および薬局内遠隔服薬指導の実運用を対象とした研究論文「スマート薬局での無人受付・薬局内遠隔服薬指導の運用評価 ― 患者・従業員評価に基づく長期的混合研究 ―」を公開しました。
なお、調剤薬局におけるアバター/CGエージェント等を活用した無人受付の実運用評価に関する研究論文は国内初※となります。
※2026年5月時点、当社調べ。CiNii Research、J-STAGE、Jxiv、PubMed等を対象に、日本語および英語の論文・プレプリントを調査。調剤薬局内での受付業務を対象とした、アバター/CGエージェント等を活用する無人受付の実運用評価研究として。
本研究では、日本調剤の薬局で実施された「スマート薬局」実証プロジェクトを対象に、患者アンケート、来局時のサポート状況の観察、従業員インタビューを通じて、無人受付と薬局内遠隔服薬指導の「導入効果」と「今後の運用課題」を多角的に検証しました。

◾️論文情報

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論文タイトル |
スマート薬局での無人受付・薬局内遠隔服薬指導の運用評価 |
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著者 |
岡藤 勇希、宋 思超、三澤 佳祐、紫牟田 莉帆、石黒 浩 |
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所属 |
CyberAgent AI Lab、大阪大学大学院基礎工学研究科、株式会社MG-DX |
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公開先 |
Jxiv |
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公開日 |
2026年4月23日 |
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論文URL |
◾️調査結果のサマリー
本研究では、調剤薬局における患者体験の向上に向け、無人受付と薬局内遠隔服薬指導の導入効果に加え、実運用で定着させるためのポイントが明らかになりました。

導入効果
1. 高齢層を含む幅広い年代で受け入れられ、患者評価は良好
無人受付・薬局内遠隔服薬指導ともに、導入後期にかけて利便性や満足度などの評価が向上し、高齢層になるにつれ評価は低くなる傾向がありますが、中点以上と幅広い患者層で一定の受容性が確認されました。無人受付では「待たずに受付できる」点、薬局内遠隔服薬指導では「対面と遜色ない」「自分のペースで説明を受けられる」点が評価され、継続利用への前向きな意向が示されました。
2. 無人受付・遠隔服薬指導ともに、スタッフによるサポートなしでの操作完了率が向上
操作への慣れや運用改善により、患者自身で操作を完了できる場面が増加しました。スタッフが操作を補助する「物理サポート」が不要だった割合は、無人受付では51.5%から85.7%へ、遠隔服薬指導では高齢層でのサポートが一定程度残るものの、全利用者平均では12.5%から63.2%へ向上しました。これにより薬局スタッフのサポート負担軽減に寄与する可能性が示されました。
3. 遠隔服薬指導により、店舗薬剤師が調剤業務に集中しやすい体制へ
運用体制を十分に整えることで、店舗側の薬剤師が調剤業務等に集中できる環境が整い、店舗の業務負担軽減や人員配置の最適化につながる可能性が示されました。遠隔服薬指導を担当した薬剤師からは「対面よりも対応しやすい」というポジティブな意見も確認されました。
実運用で定着させるためのポイント
1. 周辺タスクも見据えた柔軟な運用体制
高齢者や機器操作に不慣れな患者さんに対しては、導入後期でもスタッフによる補助が必要な場面がありました。サービス導入は「業務を完全になくすもの」ではなく、操作サポートや書類確認、例外対応など、店舗側に残る業務や新たに発生する周辺タスクがあります。そのため、こうしたタスクの再配分を前提に、必要な場面で柔軟に対応できる運用設計を行うことが重要です。
2. プライバシーや利用環境への配慮
無人受付時の個人情報表示への不安や、遠隔服薬指導時の音声環境、周囲への配慮など、より安心して利用できる環境設計に関する改善点が確認されました。
3. 店舗内と遠隔側における明確な運用ルールの整備
遠隔服薬指導の導入時も、他拠点の薬剤師が服薬指導を担う一方で、患者案内や機器操作の補助など店舗側に残る業務があります。円滑な運用には、双方の役割分担の明確化が重要です。
◾️今後の展望
当社は今後も、本研究で得られた知見を活かし、実際の薬局現場で使いやすいUI改善、運用設計、店舗間連携の支援を進めてまいります。
薬局スタッフが専門性の高い業務に集中できる環境づくりと、患者が安心して利用できる新しい薬局体験の実現を目指し、薬局DXの社会実装に貢献してまいります。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社MG-DX 広報担当 pr@mg-dx.co.jp
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