FinTechスタートアップ企業と新潟大学が連携、次世代のデータサイエンティスト育成を推進

会計バンク株式会社

2025年6月4日 10時00分

　「新たな信用基盤で、フリーランスが活躍できる社会をつくる。」をミッションに、フリーランス/個人事業主や副業者向けスマホアプリ「FinFin」を提供する会計バンク株式会社（新潟県新潟市、代表取締役社長：反町秀樹、以下「会計バンク」）は、2025年5月30日（金）に新潟大学にて「データサイエンス概論」の特別講義を行いました。当日は、会計バンクのデータサイエンティストである武田光氏が登壇し、データサイエンスの意義や重要性について語りました。

■背景・目的

　近年、あらゆる産業でデータの利活用が進む中、データサイエンスの専門知識を持つ人材の育成が急務となっています。しかしながら、大学におけるデータサイエンス教育は、理論やアルゴリズムといった概念的な学びに重点が置かれ、実際のビジネスの現場で求められるスキルやノウハウを十分にカリキュラムに組み込むことは難しいのが現状です。

　こうした背景から、企業と連携した実践的な学びの場はますます重要性を増しており、会計バンクでも自社が培ってきた実践的なデータ活用のノウハウを地域の学生へ還元することを目的に、今回の講義を実施いたしました。会計バンクが提供するスマホ会計アプリ「FinFin」では、ユーザーの行動データや会計データをもとに、利用者の信用力を可視化・支援する仕組みを構築しており、データサイエンスは事業の中核に位置づけられています。

　本講義では、会計バンクが直面した課題や実際のデータ活用事例を交えながら、「社会に役立つデータサイエンスとは何か」について、実践的な視点で学生に伝える内容となりました。

■講義の概要

講義名	データサイエンス概論
実施日	2025年5月30日（金）16:30～18:00
場所	新潟大学五十嵐キャンパス中央図書館ライブラリーホール
対象	新潟大学の学生約130名
登壇者	会計バンク株式会社データサイエンティスト武田光（たけだ・こう）
講義内容	会計バンクが保有するデータについて会計バンクにおけるデータサイエンス事例紹介その他データサイエンス業務紹介会計バンクのデータサイエンティストキャリア

■今後の展望

　本講義を皮切りに、会計バンクは今後も新潟大学をはじめとする地域の教育機関と連携し、実社会で活躍できるデータ人材の育成に貢献していく方針です。データサイエンスはもはや一部の専門職だけでなく、社会のあらゆる分野で必要とされる基盤スキルとなりつつあります。こうした背景を受け、当社はスタートアップとしての柔軟性と実践知を活かし、地域に根ざしたデータサイエンティストの育成に取り組んでまいります。

新潟大学理学部理学科教授コメント｜早坂圭司氏

「社会に役立つデータサイエンスとは何か」という話題は学生のみなさんからも非常に需要が高いものとなっております。社会における実践により裏打ちされた経験を学生のみなさんに伝えるというのは大学教育では難しい課題の一つであり、実社会でデータサイエンティストとして活躍されていらっしゃる企業の方のお話を伺うというのは大変貴重な機会でした。受講された学生のみなさんが実社会で活躍できる人材としてジャンプアップする、よい機会となったと期待しております。

登壇者コメント｜武田光氏

実際の現場では、どのようなデータを使ってモデル開発やデータ分析を行い、課題解決に結びつけているか、具体例を交えて紹介しました。学生の皆さんがデータサイエンスの持つ可能性を感じ、自分なりのキャリアのヒントを得てもらえたら嬉しいです。

■会計バンク株式会社