北海道弟子屈町とステラーグリーンがカーボンニュートラルの実現に向けて連携協定を締結

～地域内の森林資源を活用した、持続可能なまちづくりを目指して～

　北海道弟子屈町（町長：德永 哲雄、以下「弟子屈町」）と森林カーボンクレジット創出の支援事業を展開する株式会社ステラーグリーン（本社：東京都中央区、代表取締役社長 兼 CEO：中村 彰徳、以下「ステラーグリーン」）は、2025年1月17日（金）に「カーボンニュートラルの実現に向けた連携協定」を締結しました。

　弟子屈町とステラーグリーンは、本連携協定により、地域森林資源の可視化・価値化を通じたカーボンニュートラルの実現と、新たな環境価値創出に向けた取り組みを進めます。具体的には、森林資源を活用したカーボンクレジットの創出や再生可能エネルギーの導入、地域資源の有効活用など、多岐にわたる活動を展開する予定です。

■連携協定の概要

1.   締結日
2025年1月17日（金）

2.   目的

弟子屈町とステラーグリーンが連携することで、カーボンニュートラルの実現および新たな環境価値の創出に向けた取り組みを推進します。

3.   連携事項
（１）脱炭素社会の実現に向けた取り組みに関すること

（２）地域資源の活用に関すること

（３）森林カーボンクレジットの創出にかかる実証事業に関すること

（４）持続可能な一次産業（農林畜水産業等）の推進に関すること

（５）地域資源を活用した事業の推進に関すること

（６）その他地域活性化に関すること

■連携協定締結の背景

　弟子屈町は北海道の東部に位置し、阿寒摩周国立公園に属する日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖、世界有数の透明度を誇る摩周湖などの壮大な自然景観が広がる地域です。この美しい環境を未来に向けて守り、持続可能な地域社会を実現するため、弟子屈町では多岐にわたる取り組みを行っています。

　地域エネルギー資源の利活用例として、公共施設や家庭における温泉熱、雪氷冷熱、地中熱を活用した暖房・冷房設備の推進があります。また、農業分野、観光分野においてもさまざまな取り組みを図っています。農業分野では温泉熱を活用した温室栽培、バイオエネルギー発電、観光分野では脱炭素を目指した電気自動車やバイオディーゼル燃料を使用したバスの運行、摩周湖での環境保護実験など、環境に配慮した活動に取り組んでまいりました。

　それらを推進するなか、2021年12月10日に「てしかがゼロカーボンシティ」を宣言し、地域全体で2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指しています。

　この度、弟子屈町が保有する森林資源（町有林）を活用し、カーボンニュートラルの実現を加速させることを目的に、弟子屈町とステラーグリーンとの間で連携協定を締結する運びとなりました。今後、最新のテクノロジー等を活用して、地域の豊かな自然資源の価値をさらに高め、持続可能な地域社会の実現に向け貢献してまいります。一層進めてまいります。

■弟子屈町町長よりコメント

北海道弟子屈町 町長　德永 哲雄

弟子屈町は豊かな自然に恵まれ、これら自然資源を活用、自然と共存しながら、耕畜連携による循環型地域農業の促進など、様々な取り組みを進めてまいりました。この度のJ－クレジット制度の活用によるCO2排出削減への取り組みは、持続可能な地域社会の実現へ向けた取り組みを加速、また厚くするものと考えています。

株式会社ステラーグリーンとの連携協定締結を機に、永続的な森林環境価値の創出に邁進してまいります。

■ステラーグリーン代表よりコメント

株式会社ステラーグリーン 代表取締役社長 兼 CEO　中村 彰徳

弟子屈町の豊かな自然を活かし、新たな環境価値を創出するという思いから、この度連携協定を締結させていただくこととなりました。本取り組みにお力添えできることを非常に嬉しく思います。弟子屈町の豊かな森林によるカーボンクレジットの創出を通じて、さらなる持続可能なまちづくりを共に築いていけるよう、取り組みを進めてまいります。

■北海道弟子屈町について

弟子屈町は、ひがし北海道の中央に位置し、阿寒摩周国立公園の雄大な自然が広がるまちです。町名は、アイヌ語の「岩盤（テシカ）の上（ガ）」に由来するといわれています。東京23区よりも広い弟子屈町内には、日本一の透明度を誇る摩周湖、日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖、今なお噴気を上げる硫黄山があり、その麓に広がる特異な自然や温泉などの美しい景勝地が魅力です。

北海道弟子屈町：https://www.town.teshikaga.hokkaido.jp/kurashi/index.html

摩周湖観光協会：https://masyuko.or.jp/about/

■株式会社ステラーグリーンについて

 ステラーグリーンは「自然の価値に、輝く道を。」を経営理念に、生物多様性を保全しつつ、最新のテクノロジーを活用して地域の自然資源を価値あるものに変換することで、持続可能な地域社会の構築を実現することを目指しています。

ステラーグリーンは森林カーボンクレジットの生成から販売まで、成功報酬型のワンストップサービスを提供しています。また、専門性が求められる森林データの収集や申請書作成にも対応しており、森林カーボンクレジットの生成から販売まで多角的にサポートします。

 株式会社ステラーグリーン：https://www.stellargreen.co.jp

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