女性の活躍やジェンダーダイバーシティに取り組むユニリーバ、3月8日(木)国際女性デーに第2回HeForSheセミナーを開催
マインドセット・チェンジをテーマにジェンダー×年齢・業界の視点で、官民学の各ゲストが登壇。ユニリーバCEO ポール・ポールマン、ジェンダー平等やマインドセット・チェンジの重要性を提言
ユニリーバ・ジャパン(以下、ユニリーバ)は、PwC Japanグループ、文京区、UN Women日本事務所(五十音順)とともに、3月8日(木)の「International Women’s Day(国際女性デー)」に、女性の活躍、ジェンダーダイバーシティを考える「HeForSheセミナー マインドセットは自分で決める ~あなたはどんな生き方・働き方を選びますか~」を、文京区シビックホールにて開催しました。
ユニリーバにとってジェンダー平等やダイバーシティは、世界や日本の課題であると同時に重要な経営戦略の一つです。「すべての女性が社会規範やステレオタイプに縛られることなく、自分が望む人生を選び、リードすることができる世界をつくりたい」という考えの下、成長戦略「ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン」の一環として、また各ブランドのパーパスを通して世界中で女性活躍の機会を広げてきました。日本でも、世界共通の公平な人事評価制度や、働く場所・時間を社員が選べる「WAA」のような柔軟で多様な働き方の推進により、ジェンダーを問わず、社員が自分らしく活躍しています。その結果、女性管理職比率は世界で46%、日本では37%となっています(2017年1月現在)。(日本企業は平均6.9%/2017年帝国データバンク調べ)
ユニリーバは、UN Womenによるジェンダー平等のための連帯運動「HeForShe」に発足時から世界各国で賛同しています。2016年には、HeforSheの活動の一つとして立ち上げられた「IMPACT10x10x10」において、ジェンダー平等に向けてトップから変革をリードする各国首脳10名、世界的企業のCEO10名、大学学長10名のうち1名にユニリーバCEOであるポール・ポールマンが選出されました。
日本でも、2017年3月、PwC Japanグループ、文京区とともに、第1回HeForSheセミナーを開催。また、キャリアと家庭の両立など現代の⼥性が直⾯しがちな8つのジレンマをテーマに、現在の課題や⾃分から変えられること、企業・政府への提⾔について話し合うワークショップ「Project WOMEN」も、複数回にわたり実施しました。
今回、第2回HeForSheセミナーでは、“マインドセット・チェンジ”をテーマに、官民学のセクターを超え、様々な分野で変化を起こしているリーダーをゲストスピーカーにお招きし、ジェンダー、年齢、業界、そして自分自身の思い込みに気づくことを目指し、様々な提言を行いました。
冒頭には、スペシャルゲストとして内閣総理大臣夫人 安倍昭恵氏が登壇し、個人が輝ける生き方や、働き方についてメッセージをいただき、会場は大いに盛り上がりました。基調講演では、19歳で七大陸最高峰を制覇した南谷真鈴氏が、「自分の人生は自分で決める」をキーワードにご自身のエピソードを語り、夢に向かって常に笑顔で挑戦し続ける姿に、会場からは大きな拍手が起きました。
さらに「マインドセット・チェンジ」を軸とした3つの対談を通じて、ジェンダーや年齢、業界や組織、地域などの違いに関係なく、誰もが自分らしくいきいきと生き、働ける未来への道を探りました。
クロージングでは、IMPACT Championであるユニリーバ CEOのポール・ポールマンも駆け付け、ジェンダー平等をどのように捉え、世界や日本でどのような活動を行ってきたのか、そしてマインドセット・チェンジがいかに重要であるかについて、日本で初めて提言しました。
聴講者は、企業の経営陣やマネジメント層から学生まで幅広い世代、総勢636人が集まり、会場は盛況裏に終了しました。
【セミナーハイライト】
まず初めにUN Women日本事務所長 石川雅恵氏が「今日は国連が定めた、国際女性デーです。今年のテーマは『今こそ行動を、女性の生活を向上させるため農山漁村、および都市部で活躍する活動家たち』。去年からハリウッドのセクハラ問題など、世界中で女性が、差別や暴力に対し抗議の声を上げるニュースが続いているが、だからといって、皆さんがハリウッドの女優になっていけないということではありません。一人ひとりの日常の行動が、必ず私たちの社会を変えます。」と話しました。
PwC Japan梅木氏、文京区長 成澤氏、ユニリーバ・ジャパン 島田から、それぞれ、「今日のセミナーのテーマはマインドセット・チェンジですが、今日、皆さんたちのマインドセットに1ミリでも変化があれば、皆さんの職場、同僚、友人多くの人たちに、自分で決め、行動する力を広める大きな動きになる」と語り、セミナー開会の挨拶としました。
初めに「Mindset Change – Gender & Age」というテーマのもと、文京区長 成澤廣修氏、株式会社people first代表取締役 八木洋介氏、モデレーターとしてPwCコンサルティング合同会社パートナー 佐々木亮輔氏が登場。GenderとAgeの観点から、“日本のおじさん”は変わらない、変えられない?といったトークを繰り広げました。
成澤氏は「企業の成長の観点からは、バブルを経験し、頑張っただけ成果をもらった世代の人たちの気持ちの変化が重要でしょう。私はその少し下の世代になりますが、地方自治体首長として初の育休を取り、育児に積極的に関わっている経験から、“働き方改革”では、早朝保育・延長保育ではなく、全員が9-17時で保育時間が終わる社会を目指したいと考えています。また、家族の役割分担ももっと柔軟であっていいと感じています。」と語りました。
坪内氏は、たまたま移り住んだ山口県の大島で 、2011 年に立ち上げた新しい漁業ビジネスモデル「萩大島船団丸」についての事業内容を説明。漁師が獲った魚を漁業協同組合に通さず、料理店などに直送、しかも漁協にも利益を共有する形で事業を軌道にのせるなど、画期的な取り組みの一端を紹介しました。しかし、そこまでの道のりは平たんではなく、漁師の方の理解を得、自分を受け入れてもらうまで、最初の2年間はとにかく根気よく話し合いを繰り返したとも語り、学びとして、プロセスが大事であること、さらに「良い話を聞いて良いな、と思う人は全体の10分の2、行動を起こす人はその中の10分の2、さらに結果を出せる人はその10分の2しかいない、自分がその10分の2になるのが大事」であることを強調しました。
さらに、「収入源の大部分を“漁業”に頼っている“大島”のような地方は、産業が衰退する事=地元の衰退へ直結する」とし、地方創生のためには、街が持つ特性を活かしながら、地方の伸びしろを上手に引き出していくことが大切」と訴えました。
まず初めに、ハンター氏が客席に向けた実験として、子供が写ったある1枚の写真について、好きか嫌いか、どのようなストーリーが頭に浮かんだか、どのような気持ちになったかを問いかけました。会場では、好き嫌いが分かれ、それぞれの頭に浮かんだストーリーや気持ちについて、隣の席の人と活発に意見を交わす中で、同じ写真についても人によって見方が全く異なることに気づき驚く様子が見られました。ハンター氏は、この実験を通して、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)を紹介し、「人は1秒で無意識に約1,100万の情報を受け取っているが、その内意識しているのは約40に過ぎない。ジェンダーや年齢の違いによる思い込みや偏見を持っていることに気づいていないのです。」と語りました。特に、リーダーは思い込みを手放すことができない傾向がある、と指摘しました。
木村氏は「人間は一人では強くないですし、できることも限られていますが、ちょっとした勇気で自分を変え、さらに社会を変える存在にもなり得ます。HeForShe の取り組みは、「彼 vs 彼女」の枠をこえ、互いに勇気を与えあう活動だと思っています。今日のセミナーから皆さんが勇気をもらい、少しでも自分を変えるきっかけをつかんでいただけたら、主催者としてこれ以上の喜びはありません。」と語りました。
ユニリーバにとってジェンダー平等やダイバーシティは、世界や日本の課題であると同時に重要な経営戦略の一つです。「すべての女性が社会規範やステレオタイプに縛られることなく、自分が望む人生を選び、リードすることができる世界をつくりたい」という考えの下、成長戦略「ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン」の一環として、また各ブランドのパーパスを通して世界中で女性活躍の機会を広げてきました。日本でも、世界共通の公平な人事評価制度や、働く場所・時間を社員が選べる「WAA」のような柔軟で多様な働き方の推進により、ジェンダーを問わず、社員が自分らしく活躍しています。その結果、女性管理職比率は世界で46%、日本では37%となっています(2017年1月現在)。(日本企業は平均6.9%/2017年帝国データバンク調べ)
ユニリーバは、UN Womenによるジェンダー平等のための連帯運動「HeForShe」に発足時から世界各国で賛同しています。2016年には、HeforSheの活動の一つとして立ち上げられた「IMPACT10x10x10」において、ジェンダー平等に向けてトップから変革をリードする各国首脳10名、世界的企業のCEO10名、大学学長10名のうち1名にユニリーバCEOであるポール・ポールマンが選出されました。
日本でも、2017年3月、PwC Japanグループ、文京区とともに、第1回HeForSheセミナーを開催。また、キャリアと家庭の両立など現代の⼥性が直⾯しがちな8つのジレンマをテーマに、現在の課題や⾃分から変えられること、企業・政府への提⾔について話し合うワークショップ「Project WOMEN」も、複数回にわたり実施しました。
今回、第2回HeForSheセミナーでは、“マインドセット・チェンジ”をテーマに、官民学のセクターを超え、様々な分野で変化を起こしているリーダーをゲストスピーカーにお招きし、ジェンダー、年齢、業界、そして自分自身の思い込みに気づくことを目指し、様々な提言を行いました。
冒頭には、スペシャルゲストとして内閣総理大臣夫人 安倍昭恵氏が登壇し、個人が輝ける生き方や、働き方についてメッセージをいただき、会場は大いに盛り上がりました。基調講演では、19歳で七大陸最高峰を制覇した南谷真鈴氏が、「自分の人生は自分で決める」をキーワードにご自身のエピソードを語り、夢に向かって常に笑顔で挑戦し続ける姿に、会場からは大きな拍手が起きました。
さらに「マインドセット・チェンジ」を軸とした3つの対談を通じて、ジェンダーや年齢、業界や組織、地域などの違いに関係なく、誰もが自分らしくいきいきと生き、働ける未来への道を探りました。
クロージングでは、IMPACT Championであるユニリーバ CEOのポール・ポールマンも駆け付け、ジェンダー平等をどのように捉え、世界や日本でどのような活動を行ってきたのか、そしてマインドセット・チェンジがいかに重要であるかについて、日本で初めて提言しました。
聴講者は、企業の経営陣やマネジメント層から学生まで幅広い世代、総勢636人が集まり、会場は盛況裏に終了しました。
セミナー登壇者
フルヴィオ・グアルネリ、ポール・ポールマン
【セミナーハイライト】
- イントロダクション「HeForSheが創る未来」
まず初めにUN Women日本事務所長 石川雅恵氏が「今日は国連が定めた、国際女性デーです。今年のテーマは『今こそ行動を、女性の生活を向上させるため農山漁村、および都市部で活躍する活動家たち』。去年からハリウッドのセクハラ問題など、世界中で女性が、差別や暴力に対し抗議の声を上げるニュースが続いているが、だからといって、皆さんがハリウッドの女優になっていけないということではありません。一人ひとりの日常の行動が、必ず私たちの社会を変えます。」と話しました。
PwC Japan梅木氏、文京区長 成澤氏、ユニリーバ・ジャパン 島田から、それぞれ、「今日のセミナーのテーマはマインドセット・チェンジですが、今日、皆さんたちのマインドセットに1ミリでも変化があれば、皆さんの職場、同僚、友人多くの人たちに、自分で決め、行動する力を広める大きな動きになる」と語り、セミナー開会の挨拶としました。
島田由香
石川氏、成澤氏、梅木氏、島田
石川雅恵氏
池田親生氏
- スペシャルゲストトーク
安倍昭恵氏
- 基調講演
南谷真鈴氏
- 対談①「Mindset Change – Gender & Age」
初めに「Mindset Change – Gender & Age」というテーマのもと、文京区長 成澤廣修氏、株式会社people first代表取締役 八木洋介氏、モデレーターとしてPwCコンサルティング合同会社パートナー 佐々木亮輔氏が登場。GenderとAgeの観点から、“日本のおじさん”は変わらない、変えられない?といったトークを繰り広げました。
成澤氏は「企業の成長の観点からは、バブルを経験し、頑張っただけ成果をもらった世代の人たちの気持ちの変化が重要でしょう。私はその少し下の世代になりますが、地方自治体首長として初の育休を取り、育児に積極的に関わっている経験から、“働き方改革”では、早朝保育・延長保育ではなく、全員が9-17時で保育時間が終わる社会を目指したいと考えています。また、家族の役割分担ももっと柔軟であっていいと感じています。」と語りました。
成澤廣修氏
八木洋介氏
- 対談②「Mindset Change – Gender & Industry」
坪内氏は、たまたま移り住んだ山口県の大島で 、2011 年に立ち上げた新しい漁業ビジネスモデル「萩大島船団丸」についての事業内容を説明。漁師が獲った魚を漁業協同組合に通さず、料理店などに直送、しかも漁協にも利益を共有する形で事業を軌道にのせるなど、画期的な取り組みの一端を紹介しました。しかし、そこまでの道のりは平たんではなく、漁師の方の理解を得、自分を受け入れてもらうまで、最初の2年間はとにかく根気よく話し合いを繰り返したとも語り、学びとして、プロセスが大事であること、さらに「良い話を聞いて良いな、と思う人は全体の10分の2、行動を起こす人はその中の10分の2、さらに結果を出せる人はその10分の2しかいない、自分がその10分の2になるのが大事」であることを強調しました。
さらに、「収入源の大部分を“漁業”に頼っている“大島”のような地方は、産業が衰退する事=地元の衰退へ直結する」とし、地方創生のためには、街が持つ特性を活かしながら、地方の伸びしろを上手に引き出していくことが大切」と訴えました。
坪内知佳氏
脇雅昭氏
梅木氏、坪内氏、脇氏
- 対談③「Mindset Change – Self」
まず初めに、ハンター氏が客席に向けた実験として、子供が写ったある1枚の写真について、好きか嫌いか、どのようなストーリーが頭に浮かんだか、どのような気持ちになったかを問いかけました。会場では、好き嫌いが分かれ、それぞれの頭に浮かんだストーリーや気持ちについて、隣の席の人と活発に意見を交わす中で、同じ写真についても人によって見方が全く異なることに気づき驚く様子が見られました。ハンター氏は、この実験を通して、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)を紹介し、「人は1秒で無意識に約1,100万の情報を受け取っているが、その内意識しているのは約40に過ぎない。ジェンダーや年齢の違いによる思い込みや偏見を持っていることに気づいていないのです。」と語りました。特に、リーダーは思い込みを手放すことができない傾向がある、と指摘しました。
ジェレミー・ハンター氏
高津尚志氏
島田、高津氏、ハンター氏
- 閉会挨拶
木村氏は「人間は一人では強くないですし、できることも限られていますが、ちょっとした勇気で自分を変え、さらに社会を変える存在にもなり得ます。HeForShe の取り組みは、「彼 vs 彼女」の枠をこえ、互いに勇気を与えあう活動だと思っています。今日のセミナーから皆さんが勇気をもらい、少しでも自分を変えるきっかけをつかんでいただけたら、主催者としてこれ以上の喜びはありません。」と語りました。
木村浩一郎氏
フルヴィオ・グアルネリ
ポール・ポールマン
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