OpenText、マルチクラウド環境に対応する「OpenText Cloud Editions 24.4」を発表
「OpenText World 2024」において、クラウド・セキュリティ・AI統合型の次世代イノベーションを発表
※本リリースは、OpenText Corporationが2024年11月19日(北米時間)に発表したリリースの抄訳です。
OpenText(NASDAQ:OTEX、TSX:OTEX、日本法人:東京都千代田区、代表取締役社長:三浦デニース)は本日、「OpenText Cloud Editions 24.4(CE 24.4)」を発表しました。本リリースは、ビジネスクラウド、AI、テクノロジーの分野における革新的な進展を通じ、AIドリブンなナレッジワークの未来を支えるバージョンアップです。今回のアップデートにより、データ接続の強化、ワークフローの効率化、セキュアにAI統合されたソリューションが提供され、マルチクラウド環境への対応に取り組む先進的なCIOやビジネスリーダーのニーズに応えることができます。
マルチクラウド戦略が標準的な手法となる中、企業は柔軟性の向上、ベンダー・ロックイン(囲い込み)の回避、回復力の強化を目指し、マルチクラウドを活用しています。企業のクラウド・エコシステム全体でシームレスなデータフローを実現することは、データのアクセシビリティ、情報に基づく意思決定、そして業務の継続において、不可欠な要素です。OpenText Cloud Editions 24.4は、複雑なマルチクラウドの設定におけるコンプライアンスを維持し、リスクを軽減しながら、複数のプラットフォームを横断するセキュアかつ効率的なデータ移動をサポートする理想的な基盤を提供します。
OpenTextのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼最高製品責任者であるMuhi Majzoubは、次のように述べています。「OpenText Cloud Editions 24.4は、AIとセキュアでシームレスなデータ接続を融合させ、今日のナレッジドリブンな労働力を支援するために設計されています。AIが社内の重要なアシスタントとなる中、今回のリリースは、CIOとビジネスリーダーに、業務の持続的な拡張と、競争上の優位性の推進、将来に向けた成果の達成に欠かせない機能を提供します。OpenTextポートフォリオ全体にAIソリューションを統合することで、今後、先進的な企業にワークフローの効率化、データの利用の最適化、マルチクラウド環境全体における新たな価値をもたらすツール群を提供します。」
Dobeles Dzirnavnieks社のデジタル化担当リーダーのJuris Mosans氏は、次のように述べています。「バルト地方を代表する穀物加工業者の1つであり、北欧最大級のパスタメーカーでもあるDobeles Dzirnavnieksは、複数の買収案件を経て、急速に成長を遂げており、対象地域と製品ポートフォリオの両方を拡大することで、欧州全域で、貴重な機会を切り開いています。こうした成長に伴い、ワークフローの標準化と効率化を目指し、時代遅れのプロセスを合理化する必要があります。そのため、情報管理・クラウド・AIの分野で専門知識を有するOpenTextはまさに自然な選択肢でした。当社はこれまで、数千件に上る請求書、サプライヤー文書、社内文書を処理するために、紙ベースの労働集約型プロセスに依存していました。OpenTextのおかげで、今では一元化されたセキュアなプラットフォームを確立し、従業員は必要な情報に瞬時にアクセスできるようになりました。また、紙の使用量も80%削減しました。今回のパートナーシップは、当社のデジタルトランスフォーメーションの始まりであり、OpenTextの革新的なソリューションが、今後の業務のさらなる効率化と将来的な成長の促進において重要な役割を果たすでしょう。」
OpenTextはTitanium Xロードマップの完成を受け、ビジネスクラウド、ビジネスAI、ビジネステクノロジーのソリューションスイートを通じて新たな機会を開拓し、デジタルトランスフォーメーションの取り組みを先導しています。こうしたビジョンは、企業がAIの力を十分に活用して未来の業務を再構築する中で、新時代の成長とイノベーションを提唱するものです。
CE 24.4リリースには、以下の重要な新製品が導入されています。
ビジネスクラウド:知識と堅牢なセキュリティの組み合わせは、現代の職場環境とビジネスエコシステムを採用する企業にとって、競争上の強力な優位性となっています。OpenText Business Cloudソリューションは、エンジニアからITチームまで、あらゆるユーザーを対象に、統合型のセキュアなテクノロジーを提供することで、業務の大幅な簡素化と効率化を推し進めます。
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OpenText™ Experience Cloud:コミュニケーション/メッセージング、顧客データ/ジャーニー、セキュアなFAXのソリューションの高度な機能により、企業内の対話や、顧客とのやり取りの再構築をより効果的に支援します。その一例を以下に紹介します。
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OpenText™ Communications(Exstream™):OpenTextの業界をリードする主要なカスタマーコミュニケーション管理プラットフォームには、クラウドへの移行を簡素化するための進化した移行ツールと設計アクセラレーター、そして大容量の通信に対応するアップグレードされたジョブ管理機能が含まれています。
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OpenText™ Core Messaging:パーソナライズされたコミュニケーションを実現する包括的なクラウドベース・プラットフォームの構成要素として、電子メール、WhatsApp、SMS、Web、モバイル、印刷物などのRCS(リッチコミュニケーションサービス)をサポートします。
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OpenText™ Customer DataとOpenText™ Core Journey:リアルタイムでのプリファレンス管理など、統合型の顧客データ管理機能を向上・拡大することで、シームレスなパーソナライゼーションに基づき、よりカスタマイズされた効果的な顧客体験を実現します。
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OpenText™ Core FaxとOpenText™ Fax(RightFax):プライベートクラウドで提供され、企業はITを中断することなく、オンプレミスのFAXサーバーからセキュアなクラウドベースのサブスクリプションモデルへと移行できます。本ソリューションは、多機能プリンター、電子カルテ(EMR)、WebexやMicrosoft Teamsなどのプラットフォームとの連携機能に対応しているため、ヘルスケア、金融サービス、法務、官公庁など、機密データを頻繁に取り扱う業界に最適です。
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OpenText™ Core Cloud Network Observability:OpenText™ Infrastructure ObservabilityやOpenText™ Core Application Observabilityと並び、OpenText™ ITOM Observabilityが、ソリューションスイートに新たに追加されたことで、開発者に、インフラ、アプリ、ネットワークに関わらず、クラウドのパフォーマンス問題を検知・解決する上で不可欠なツールを提供します。インフラストラクチャ、ネットワーク、アプリケーション全体でこうした可観測性が強化されたことで、クラウド環境が最適化され、ビジネスの成長を促進することができます。
ビジネスAI:今日、データのガバナンス、コンプライアンス、認証は不可欠です。OpenTextのビジネスAIソリューションは、生成AIを活用することで、企業が自社の知的財産の価値を最大限に高められるよう支援します。大規模なプライベート・データセット全体でAIドリブンなアシスタントを実現することで、適切なユーザーが適切な情報にシームレスにアクセスできるようになります。
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OpenText™ Content Aviator with OpenText™ Information Archive(OpenText™ InfoArchive):ITデータ管理者は、インテリジェントなLLM(大規模言語モデル)チャット・インターフェイスを通じ、レガシーコンテンツやアーカイブ化されたコンテツから洞察を引き出すことができます。自然言語クエリを使用すると、ユーザーはアーカイブ化されたコンテンツへのアクセス、要約、参照を迅速に行うことができるため、機密データを保護するための組織の厳格なセキュリティプロトコルに準拠しながら生産性を向上することができます。
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OpenText™ DevOps Aviator:AIとLLMを使用してビデオ録画から手動テストと欠陥再現シーケンスへの変換を自動化することで、コーディング作業が不要になります。このイノベーションにより、開発者とテスターは、何時間ものビデオ映像から数分で手動テストを生成し、プロジェクトのタイムラインを短縮できます。また、AI支援型のチャットでは、OpenText™ Software Delivery Platform(OpenText™ ValueEdge)を使用して実用的なユーザーストーリーを迅速に作成し、ワークフローを合理化してエラーリスクを軽減することもできます。
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OpenText™ Intelligence Aviator:LLMを活用し、自然言語の会話に基づくビジネスインテリジェンス・データへのアクセス・分析・可視化の機能を企業ユーザーに提供することで、データドリブンな文化を促進し、より直感的でユーザーフレンドリーな意思決定を実現します。
ビジネステクノロジー:ワークロードのクラウドへの移行が進む中、接続されたデータは前提条件であり、必須条件でもあります。OpenText Business Technologyソリューションは、プライベートクラウド、パブリッククラウド、APIなどを通じて、あらゆる環境に導入できるエンタープライズグレードのデータ・プラットフォームを提供するよう設計されており、お客様の柔軟性と拡張性を保証します。
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OpenText™ Information Intelligence - Thrust API:OpenText™ Intelligent ClassificationとOpenText™ Knowledge Discovery(IDOL)の機能を単一のインテリジェントなソリューションに統合することで、独立系ソフトウェアベンダーが社内外の機密情報をより効果的に管理、コントロール、共有を阻止できるよう支援します。これはヘルスケア、官公庁、金融サービスなど、厳格な個人情報に関する規則やコンプライアンス規制の遵守を求められる業界にとって、重要な資産となります。
提供時期
四半期毎に行うOpenText Cloud Editionsのリリースの一環として、お客様は90日毎に最新のAI機能を利用することができます。提供時期および将来のイノベーションに向けたベータプログラムの参加については、OpenTextまでお問い合わせください。
追加情報:
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「OpenText World 2024」の基調講演は、こちらでご覧いただけます。
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最新のリリースの詳細については、最高製品責任者のブログ記事をご覧ください。
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OpenTextのAI戦略の詳細については、こちらをご覧ください。
OpenTextについて
OpenText™ は、情報管理ソフトウェアおよびサービスのグローバル・リーディングカンパニーです。ビジネスクラウド、ビジネスAI、ビジネステクノロジーの包括的なスイートを提供し、企業が複雑化するグローバルな問題を解決できるよう支援しています。 OpenText(NASDAQ/TSX: OTEX)の詳細については、https://www.opentext.comをご覧ください。
【オープンテキスト株式会社について】
オープンテキスト株式会社は、情報活用の変革を促す「企業情報DX」の推進に向けて、ビジネスに不可欠な情報やプロセスを自動化するビジネスコンテンツ&プロセス管理をはじめ、企業間取引の情報を可視化しコントロールするB2B/EDI連携・サプライチェーン統合やFAXソリューション、Web&デジタルメディア管理、データ保護やサイバーセキュリティ、フォレンジックツール、AIを用いた各種の分析・可視化ツールなど、多種多様な業界・業種のお客様へ最適なソリューションを提供しています。https://www.opentext.com/ja-jp
【OpenTextのセキュリティソリューションについて】
OpenText Cybersecurityは、あらゆる規模の企業やパートナーに包括的なセキュリティソリューションを提供します。予防、検知、対応から復旧、調査、コンプライアンスまで、統合されたエンドツーエンドプラットフォームにより、総合的なセキュリティポートフォリオを通じて、お客様のサイバーレジリエンスを構築します。OpenText Cybersecurityのお客様は、リアルタイムかつ文脈的な脅威インテリジェンスから得られる実用的な洞察により、高い有効性を持つ製品、コンプライアンスに対応した体験、ビジネスリスクの管理を支援する簡素化されたセキュリティ体験が可能となります。
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