ヨックモックミュージアム、初の《アートナビゲーターと巡る展覧会》第3弾を2023年8月18日(金)に開催
~「ピカソと遊ぼう!」をテーマにピカソのセラミック作品と戯れるように対話する鑑賞会~
「ピカソ」は、みなさんにとってどんなイメージですか?“天才画家!” 、“みんな知ってる!” 、“めちゃくちゃな絵?” などなど色んな感想がありますよね。
美術に関する幅広い知識・情報をもとに、より深い作品の理解へ導くアートナビゲーターが、「キュビスム」や「メタモルフォーズ」など当企画展における解説用語も簡単に抑えつつ、美術の知識に関係なく、その場で感じた感情や感覚を参加者同士で共有することで、より深く考え、新たな気付きを得る鑑賞会です。 この夏、ヨックモックミュージアムで脳も心も喜ぶ刺激的なアート体験をしてみませんか?
開催日時:8月18日(金) ①10:30~11:30 / ②13:00~14:00
※事前ご予約の方が優先となります。
参加費:入場料に準ずる(一般1,200円、学生800円、小学生以下無料)
※年齢制限はありませんが未就学児の場合、保護者の方とのご参加をお願いいたします。
※事前オンラインチケット購入(100円引き)でも参加可能ですが、事前にお申し込みをされた方が優先となりますので、別途事前にご予約されることをお勧めいただいます。
※空きがあれば当日参加も可能です。
※障がい者手帳をご提示の場合、ご本人と付き添いの方1名は無料。
※学生の方は学生証等の在籍が確認できるものをご提示ください。
※「ボーダー割」は、ボーダーシャツを着て当館受付で当日チケットをご購入の方へのキャンペーンです。他割引との併用はできません。
会場:ヨックモックミュージアム
集合場所:ヨックモックミュージアム受付
定員:10名
◎申込み方法:info@yokumokumuseum.com
上記アドレスにタイトル欄「8月18日イベント」とご記入いただき、本文に①代表者お名前②参加人数(一般〇名、学生〇名、小学生以下〇名と表記お願いします。※学生、お子様の場合はご年齢または学年もお願いします)③連絡先(携帯番号)④午前時間希望/午後時間希望 を記載してメールをお送りください。頂いたアドレスに平日3日以内にご返信いたします。※当館からの確約の返信をもって予約完了といたたします。
■講師プロフィール
深津優希(ふかつ ゆうき)氏
美術館学芸員として勤務ののち、現在は美術館ガイドとして都内複数の館に所属。カルチャースクールの美術鑑賞講座や、TikTok等の動画で作品紹介、アートの出てくる映画を紹介するコラム執筆など、アートと見る人をつなぐ活動をしている。
■ 「美術検定」とは
一般社団法人美術検定協会が企画運営している民間検定試験です。美術の知識と知見を高め「みる力」を養うプログラムとして、4級(初級)〜1級(最上級)までの4レベルを設けています。https://www.bijutsukentei.com/
■アートナビゲーターとは
美術検定1級合格者。美術に関する幅広い知識・情報をもとに、他者に対し、より深い作品の理解へ導くための、ナビゲート(道案内)の方法や手段を考え、伝えることができます。
■現在開催中の展覧会
「ピカソのセラミックーモダンに触れる」
開催中~2023年9月24日(日)
監修:河本真理(日本女子大学教授)
開館時間:10:00-17:00 *入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜(祝日の場合は開館)、年末年始
当館受付でのチケット(税込):一般 1,200円/学生 800円/ 小学生以下 無料
後援:港区教育委員会
特別協力:株式会社ヨックモック
会場:ヨックモックミュージアム https://yokumokumuseum.com/
【概要】
ヨックモック・コレクションをさまざまな視点からご紹介する展覧会の第3弾として、「ピカソのセラミック-モダンに触れる」展を開催いたします。ピカソと20世紀美術の代表的な研究者である河本真理氏(日本女子大学教授)を監修者にお迎えし、ピカソのセラミックの世界を、いま改めて「モダン」――言い換えれば「クラシック」と融合する「モダン」――の視点から読み解く、刺激的な展覧会です。
ピカソが第二次世界大戦後に傾倒したセラミックは、当館のこれまでの展覧会「ピカソ コート・ダジュールの生活」(2020-2021)や「地中海人ピカソー神話的世界に遊ぶ」(2021-2022)でもご紹介したように、地中海世界の神話や古代美術への接近、陶芸の伝統との関わりといった観点から語られることが多いといえます。これは確かに、ピカソのセラミックの重要な特徴をなしています。
その⼀⽅でピカソは、セラミックにおいてもキュビスム的な静物や顔をデザインし、コラージュやオブジェのように、現実と虚構の狭間を戯れてみせました。ピカソが若かりし頃に創造したキュビスムは、ピカソのセラミックにおいてもずっと⽣き続けていたのです。
ピカソはまた、「壺の中の壺」を作ってみたり、メタモルフォーズの⼒で、壺を⼥性にも(抽象的な)⿃にも変容させてみたり……さらには、どちらかといえば、どっしりとしたイメージの強いセラミックで、ダンスなどの軽やかな動きを表そうとします。美術におけるダンス/運動の表現は、もちろん古代からあり、古くて新しいテーマといえますが、ピカソは踊り子を極度に単純化・記号化するなど、彼独自のモダンな再解釈を際立たせています。
このように、ピカソのセラミックには、モダンなものが底流として流れており、古典的なものもモダンなやり⽅で再解釈しているのです。
本展では、ヨックモック・コレクション所蔵のピカソのセラミックを、20世紀美術の中に位置づけながら、その新しい⾒⽅をご紹介します。遊び⼼に満ちた、多彩なピカソ芸術の世界に触れてください。
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