【名称を変更】災害時危機管理体制強化サービス「Smart:DR」は、「respon:sum」へ

医療事業継続を常に支援

株式会社Smart119

千葉大学発医療スタートアップ企業である株式会社Smart119(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長/CEO:中田孝明)は、医療機関向け災害時危機管理体制強化システム「Smart:DR」(特許番号:特許6166114号)の名称を「respon:sum」(レスポンサム)へ変更したことを発表します。これは、新型コロナウイルス感染者入院調整支援システム「COVI-CO Covid-19 Coordination Powered by Smart:DR」の開発、機能追加に伴い、災害時はもとより、平常時にも医療機関の事業継続支援が可能なシステムへのアップグレードを実施したことを意味します。

株式会社Smart119は、災害発生時の医療機関の機能不全を防ぎ、罹災地域の「医療事業継続」(*)を支援し、傷病者救護の迅速化を図る目的で開発された災害時危機管理体制強化サービスを2015年3月に提供開始しました。そして、新型コロナ感染症拡大をきっかけに、医療機関が直面する、災害を含めたあらゆる局面において医療事業継続をサポートするシステム「respon:sum」(レスポンサム)へと進化させました。

*全国の医療機関で策定が求められている災害時の事業継続計画(Business continuity planning, BCP)に準拠。

◆コロナ禍を「災害」として捉えた医療機関、自治体の要望に応えて

2020年3月からの新型コロナウイルス感染症の拡大は、医療機関で「災害」と認識され、治療体制の変革を促しました。本システムは医療機関において、「医療崩壊」を防ぐために積極的に活用されています。しかしながら、コロナ禍における目まぐるしい状況変化(急激な入院患者の増加、病院職員の感染リスクの高まり、未知の変異株出現)による「医療崩壊」の恐れ、また医療従事者のワクチン接種開始などもあり、本システムに対し機能追加の要望が寄せられました。

また、千葉県では本年8月、新型コロナウィルスに感染した妊婦の救急搬送先が見つからず、新生児が死亡するという痛ましい問題が発生しました。県の要請を受けて、千葉県および千葉内周産期センターへ、新型コロナウイルス感染妊産婦の入院調整支援、感染重症患者の入院、転院の調整支援を行う「COVI-CO Covid-19 Coordination Powered by Smart:DR」が導入されています。

【コロナ禍における機能追加】
 第3波 2020年10月〜21年2月
 2020年12月       職員健康管理機能
         [目的]院内クラスター抑止

 第4波 2021年3〜6月
 2021年3月         ワクチン接種後職員健康管理機能
         [目的]医療従事者ワクチン接種後の副反応管理
      6月         掲示板機能
         [目的]デルタ株出現による治療、予防対策への知見集約
      7月         デジタル端末対応アプリリリース
         [目的]職員使用促進、訪問看護など遠隔対応

 第5波 2021年6〜9月
      9月         配置部署機能
         [目的]組織的災害医療活動支援
      9月         母体搬入・入院調整機能
         [目的]感染症妊婦搬入困難の解決

健在な医療体制へ寄与する機能が、コロナ禍を動機として開発・実装されました。災害時はむろんのこと、平常時にも、医療事業継続を支援するシステムにアップグレードしました。

ICTを活用した本システムは、「発信、応答確認」「情報共有」「集約」「要約」をコンセプトに設計されています。また「未曾有の災害」を想定した開発によって、臨機応変な機能追加を可能としています。あらゆる局面で、健在な医療体制を支援するシステムとして、「respon:sum」は、進化し続け、地域医療の強化に邁進していきます。

◆新名称「respon:sum」(レスポンサム)について
 ①ラテン語で「応答」という意味
 ②レスポンス+合計(SUM)になっている
 ③SUMはSummary(サマリー)の略でもある(管理者は結果を要約する)

◆respon:sumの特徴
・スタッフへの緊急連絡、安否確認
・緊急時の集合状況をリアルタイムに把握でき、最適な人員配置を支援
・医学的見地に基づいた健康管理情報を自動集計
・返信は、ワンクリックで完了でき、ログインが不要
・掲示板機能を有し、平時においても活用できる
・母体搬入・入院調整
・デジタル端末(スマートフォン、タブレット)で活用するアプリ版提供

◆導入実績
・千葉大学医学部附属病院(千葉県千葉市)
・地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪急性期・総合医療センター(大阪府大阪市)
・地方独立行政法人 りんくう総合医療センター(大阪府泉佐野市)
・島根大学医学部附属病院(島根県出雲市)
・さくらがわ地域医療センター(茨城県桜川市)
・医療法人協和会(兵庫県川西市)

◆respon:sumウェブサイト
https://smart119.biz/dr/

◆関連プレスリリース
2021年9月7日 【災害訓練で実証】「配置部署図機能」を追加した「Smart:DR」が、組織的な災害医療に貢献
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000056624.html

2021年7月15日 医療機関・医療従事者用災害対策システム「Smart:DR」スマートフォンアプリをリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000056624.html

2021年6月9日 【機能向上】災害時危機管理体制強化サービスSmart:DRに、「掲示板機能」を追加
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000056624.html

2021年3月11日 りんくう総合医療センターが新型コロナ・ワクチン接種後の副反応チェック・健康管理システムを利用開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000056624.html

2020年12月25日 【新型コロナの病院内クラスターを防ぐ】医療機関用災害対策システム「Smart:DR」に「職員健康管理機能」を追加
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000056624.html

<株式会社Smart119について>
株式会社Smart119は「現役救急医が設立した、千葉大学医学部発スタートアップ企業」です。
『今の「119」を変える』ため、音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」を開発・運用。
千葉市において、日本医療研究開発機構 (AMED) の救急医療に関する研究開発事業を実施。
緊急時医師集合要請システム「ACES」、災害時の病院初期対応を「respon:sum」の開発・運用を行なっています。Smart119は「安心できる未来医療を創造する」を目指します。
 

会社名: 株式会社Smart119
住所: 千葉県千葉市中央区中央2丁目5-1千葉中央ツインビル2号館 7階
設立: 2018年5月
代表者: 中田 孝明
事業内容: 
音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」の開発・運用
緊急時医師集合要請システム「ACES」の開発・運用
医療事業継続支援システム「respon:sum」の開発・運用
URL: https://smart119.biz
Twitter: https://twitter.com/Smart119_jp
メールアドレス: press@smart119.biz (担当:中村)

 

 

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会社概要

株式会社Smart119

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URL
https://smart119.biz/
業種
医療・福祉
本社所在地
千葉県千葉市中央区中央2丁目5-1 千葉中央ツインビル2号館 7階
電話番号
-
代表者名
中田 孝明
上場
未上場
資本金
-
設立
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